お風呂の掃除手順を解説! キレイなお風呂でゆっくり過ごすには
綺麗なお湯の中で、じんわり過ごしたい……
でも忙しさにかまけて、あまり浴槽に湯を張ることのなかった風呂釜や、しみじみ眺める時間のなかった浴室全体。知らず知らずのうちに汚れが溜まっているかもしれません。冷え性などで半身浴が好きな方も多いと思いますが、この際、お風呂全体のデトックスにも着手してみませんか?
今回ご紹介するのは、手軽な市販グッズを使った、“頑張り過ぎず、でも「しっかりキレイ」にデキちゃう”お掃除術です!
<目次>
注意すること
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩)主体の洗浄剤は、他のあらゆる洗剤と一緒に使ったり、決して混ぜたりしないこと
- 洗浄剤の飛まつが目に入らないよう充分注意すること
ちょっぴり心がけること
- 「イッキにキレイに」は、しようとしないこと。欲張らない!
- でも、掃除自体は短時間で、手早く終えること。サクっと!
用意するもの
- 風呂釜用洗浄剤(ジャバなど)
- カビ取り洗浄剤(カビキラーなど)
- ゴム手袋
- マスク
- 保護メガネ(ゴーグル)
ステップ1:風呂釜の奥の雑菌ごとお掃除、除菌しましょう!
一つ穴タイプは配管が長いため、雑菌が繁殖しやすい
ガイド宅では、給湯一切、マンション玄関脇にある「屋外設置型壁掛け式ガス給湯器」が担っています。ここからキッチンや洗面所、浴室のお湯が出、かつ、リビング床暖房もこの温水で行われています。
浴槽には「1つ穴」が空いており、ここから綺麗なお湯が給湯されてお風呂が沸きます。さらにこの1つ穴から先、二股に分かれたパイプを通して、お湯は「強制循環」され、「追い焚き」されるシステムになっています。
「強制循環」されるタイプの風呂釜は、比較的汚れが付きにくいとされています。でも構造的に、入浴後、汚れた湯は長いパイプ内に一部残留してしまいます。
このパイプ内の残り湯に、数多の雑菌(主に、大腸菌やブドウ球菌など)が繁殖してしまいがちなのです。それでも毎日お風呂を沸かしているならいいのですが、真夏など数ヶ月そのままである場合も……。この残り湯をそのまま浴槽に給湯してしまうとなると……ちょっと気持ちのいい話ではありませんよね。
そこで、「風呂釜用洗浄剤」の登場となるわけです。
強制循環式(1つ穴)風呂釜掃除の手順
残り湯があればそれでも可能です
一箇所にダマにならないように注意
ガイド宅の場合は「あつく」ボタンで追い焚きです
泡立っています
このプロセスはちょっと時間がかかりますので、他の家事などと並行して、気楽に取り組みましょう
- 浴槽に、「1つ穴」より約5cm上まで水を溜めます(残り湯でもOK)
- 「風呂釜用洗浄剤」を、まんべんなく、全量振り入れます(すぐに発泡開始します)
- 「追い焚き」ボタンを押し、約3分間運転します(今回は念の為、約8分追い焚きしました)
- 10分ほど放置します
- 排水し、再度「1つ穴」より約5センチ上まで、水を溜め、「追い焚き」します(濯ぎです)
- 排水して終了です
ガイド宅では、特段目に見える汚れは見られませんでしたが、目に見える汚ればかりではありません! 毎日お風呂を沸かし始めても月に一度程度、この雑菌処理は施しておくことで気持ちよく追い焚きできそうです。
ところで、風呂釜には大きくもう一種類、「自然循環式(2つ穴)」があります。これは、浴槽に「2つ」開いた下の穴から冷たい水が入り、風呂釜で温められてから、上の穴より出てくる仕組みになっています。
この風呂釜には、直接風呂釜に働きかける「2つ穴用」の「風呂釜用洗浄剤」を使って掃除しましょう。
ステップ2:浴室の隅のカビ、ヌメヌメ、まるごとお掃除しましょう!
浴室掃除って、念入りにやると案外結構な大仕事。でも今回のシッカリ掃除の合言葉は、「放置」⁉ そう、実作業はほんのチョッピリです。浴室まるごとデトックス掃除の手順
何かと増えていく小物類は、前もってどけておきましょう
泡で汚れた部分をシッカリ覆います
隅っこの、このカビが…
すっきり消えています
- 石けんやシャンプーなど、浴室内の小物はとりあえず別の場所に撤去します
- 壁や目地、排水溝などの気になる黒カビや、赤茶色いヌメヌメ汚れに、「カビ取り洗浄剤」をスプレーします。このとき、ちまちまと弱くスプレーすると、垂れやすいので注意。思い切りよく「シュッ!」とシッカリ吹き切ると、硬く泡立ち、カビや汚れにピッタリ付着します
- 泡のまま5分~10分ほど放置します
- シャワーなどであまり水はねしないよう注意しながら、泡をしっかり濯ぎます
あれこれこすったりほじったりせず、「シュッ!」これだけ。カビ取りは、「今日は排水口だけ」のように、ピンポイントで毎日「シュッ!」で、済ませてしまえそうです。
また、シッカリ硬く出した泡はクリームデコレーションの要領で「延ばす」ことができます。洗剤分をよく濯いで絞った風呂掃除用のスポンジなどを使い、壁や洗い場の床などには延ばして塗布しましょう。こうすることで、少量でも「大腸菌」や「緑膿菌」といったバイ菌を殺菌する効果が期待できますし、経済的!
いずれも、全然がんばってないのに、見えないところまでしっかりキレイにできるお掃除。思い立ったら吉日のごとく、是非試してみてくださいね!
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