秋に植える野菜(9月、10月に植える野菜)でおすすめの種類は?
■秋植え野菜の種類秋植え野菜(9月、10月に植える野菜)でおすすめなのは玉ねぎとイチゴ
■秋植え野菜で家庭菜園におすすめの種類
玉ねぎとイチゴは初心者にも育てやすい
秋植えにおすすめ・タマネギの育て方
5月頃のタマネギ |
種からはじめる場合は育苗床といって、苗を育てるための専用のスペースを用意し、種をまいてから2カ月程度で上記のサイズに育ったら、畑へ移植します。
苗は15cmくらいの間隔で畑へ植え付けます。この状態で、収穫期の6月まで育てます。ここで冬を越すことになるので、霜で根が持ち上がってしまったりすることもあります。寒さ除けとして、黒いビニール製のマルチを使うと春先の雑草除けにもなり、一石二鳥。6月に入り、長ネギのようにピンと立っていた茎が倒れ出し、その葉が枯れ始めたら収穫期です。
狭いスペースでも育てることができるタマネギ
ここまで読んで、「秋の終わりに定植して収穫期は6月なんて、約半年もの間、畑を占領してしまうではないか?」と思われる方も多いでしょう。でも、大丈夫。タマネギは密植(株間を詰めて植えること)のほうが、出来がいいといわれています。他の作物と作物の間や、畑と通路の間などの細いスペースを利用してつくることができるのです。また、タマネギには畑の病害虫を防ぐ効果があり、特にニンジンやキャベツと相性の良いコンパニオンプランツとして知られています。あえて、畑のすき間や空いたスペースを利用して植えておくと良い作物なのです。
秋植えにおすすめ・イチゴの育て方
イチゴの花 |
苗を手に入れたら、たい肥をたっぷりとすき込んだ土にボカシ肥か鶏ふんを入れ、30cmくらいの株間で植え付けます。ここの状態から春になるまでの間は、地上部にほとんど変化は見られませんが、冬の間、寒さにさらすことでしっかりとした株に育てます。
私たちが日頃食べているハウス栽培のイチゴは、1月~2月頃に旬を迎えますね。でも、露地栽培では5月下旬以降が旬。ハウス栽培のものが市場に出回らなくなっても、畑ではなかなか実が色づかないという状態が続きます。初めて育てると、本来の旬とハウスものの旬の違いを実感することでしょう。
収穫が終わっても抜いてしまわずにそのままおおきく育てます。夏~秋にかけて、株元からランナーという細い茎が伸びて、その先端に子株が育ちます。秋になったら、その子株を切り離して、新しい畑に植えるというようにして、毎年育てていくことができます。
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