プレゼン資料のデザイン、ポイントとは?
プレゼン資料の位置づけとは?
これまでこのテーマに触れてこなかったのは、私自身の考えとして「プレゼン資料よりも、話し手のトークのほうが何倍も大切」という思いが強いから。
ですがそれを前提としていてもなお、お話しするべきことは多いんじゃないかと思い、このテーマを持ってきました。ぜひ、お付き合いください。
わき役は主役を押しのけてはいけない
プレゼン資料は話し手のトークに対してわき役の役割でしかないと考えています。もしプレゼン資料が主役なのであれば、それはわざわざプレゼンの場を設定するまでもない。資料だけ配って終わりにすれば良いわけだから。プレゼンの醍醐味はライブであること。だから話し手が主役なわけです。
さて、プレゼンでの主役が話し手であるとしたら、プレゼン資料については何を気をつけなければならないのか? ズバリ、主役の邪魔をしないことでしょう。
主役には主役の役割があり、わき役はわき役の役割があります。そして、わき役が引き立つのは、その役割を全うしたときであり、決して出過ぎたときではないのです。
美しさと見やすさ
では、「プレゼン資料が出過ぎる」というのはどういうことを指すのでしょうか?大きく2つあると思います。
・文字が多すぎて、資料を読み込む必要がある
・アニメーションが多すぎるなど、資料にばかり目がいく
まず1つめからいきましょう。
1スライドあたりの文字数は50文字以内が望ましいでしょう。あるコンサルタントが「1スライドあたりの文字数は100文字以内」と書籍で言っていましたが、100文字は明らかに多すぎです。
50文字についても、文章としてベタ書きで並べたのでは、見づらいでしょう。四角でキーワードを囲ってみたり、極力見やすくする工夫が必要です。
2つめについても同様です。元来「動くもの」というのはどうしても注目してしまいがち。ムダにアニメーションの多いプレゼンは、気が散るだけです。アニメーションや派手な装飾等は、ここぞという場所に限りましょう。
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