引っ越し先の戸建てで後悔する理由とは?リスク回避や対処法を解説

戸建てを購入しての引っ越しは賃貸や小さなマンションに住んでいる多くの方にとって大きな夢でしょう。戸建てを購入するためには多額の頭金を用意しても、10年を超える長期間のローンを組まなければならないので、その準備が整うまでに何年もかかってしまいがちです。
しかし、ようやく戸建てを買えるようになって、念願の一軒家に引っ越したのに、なぜか引っ越し後に後悔する方が後を絶ちません。実は、後悔する理由を分析してみると、それぞれ全く違うようで、一定のパターンがあることがわかります。
この記事では、これから戸建てを購入して引っ越しする予定の方に向けて、一生に一度の買い物である戸建ての購入を後悔しないように、よくある後悔のリスクを避けるためのコツについて解説します。
また、すでに現在住んでいる戸建てに後悔している方に向けて、今からできる対処法もお伝えします。

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戸建てに引っ越しをして後悔する6つの理由

まずは、戸建てに引っ越しをしての後悔する方に特によく見られる6つの理由を見ていきましょう。それぞれ、事情は大きく異なりますが、後悔する内容を分析してみると次の6つに大きく大別できます。

  • ご近所付き合い
  • 騒音
  • マンションよりも快適でなかった
  • 通勤通学に不便な立地
  • 戸建てに引っ越し後の転勤命令
  • 家族構成の変化

それぞれ具体的に解説します。

近所の人と折り合いがつかない

大きなマンションにも自治会がありますが、戸建てに引っ越しをすると必ず町内会があります。地域によっては町内会の役員がなかなか決まらずにお互いに押しつけ合うような場面が見られます。特に、事情をよく知らない引っ越してきたばかりの人が押しつけられることもあり、町内のことを把握する間もないまま、役員をやらざるを得なくなってしまったということも起きています。
また、都市部では隣近所の人間関係はかなりドライですが、田舎へ引っ越すと、まだまだ昔ながらの濃密な人間関係が続いている地域もあります。玄関に鍵をかけておかなければ、無断でドアを開けて中に入ってくるのは当たり前。平日の昼間に在宅勤務をしていると、どうして会社に行かないのか詮索される様なこともあります。
地域ならではの人間関係やご近所付き合いに馴染めずに後悔するという方もたくさんいます。

生活に支障がでるほどの騒音

内覧をしたときには全く気がつかなかったのに、引っ越して24時間ずっと家にいるようになると、思っていたよりもうるさい環境で騒音に悩まされて後悔するという方もいます。
隣近所に、休日になると大音量で音楽をかけたり、楽器やカラオケの練習をする人がいる、近くの幹線道路が週末の夜には暴走族が走り回る道だった、暴走族でなくても深夜にはトラックが多く走り騒音で眠れない、といったことで悩む方が少なくありません。
戸建ての購入を決める前には、休日や深夜の生活環境がどのような感じなのかも、チェックしておいた方が良いでしょう。

マンションより快適性に欠ける

マンションから引っ越した方の中には、一戸建ての方が広くて快適な生活が送れると思っていたのに、思ったよりも快適ではなかったことに気がついてしまった方もいます。また、維持管理が大変なことに気がついて後悔しているという方もいます。
マンションは気密性が高く断熱性に優れているので、季節を問わずエアコン一台で快適な室温に保てます。また、隣に高層ビルが建っていない限り、1階でもそこそこの日当たりを確保できる物件がほとんどです。また、各部屋に階段のあるマンションは少ないので、生活のほとんどは平面移動だけですんでしまいます。
しかし、一戸建ては立地によっては日当たりが悪いこともあります。また、冷暖房は各部屋ごとになるので、冬にはトイレに行くのに廊下に出るだけで寒い思いをしなければいけません。また、2階建て、3階建ての戸建てに引っ越しすると日常生活に階段の上り下りの手間が増えて、足腰に不具合を抱えている方には不便になります。
維持管理も、マンションの時には管理組合に修繕積み立て費を支払うだけで自分で考える必要はありませんでした。戸建ては自分ですべて考えて計画し、外壁塗装や水回りの修繕や交換の費用も計画的に積み立てなければいけません。住宅ローン以外にも、維持管理に手間や出費がかかることを後から理解して後悔する方も後を絶ちません。

立地が通勤や通学に向かない

最寄りの駅やバス停までの所要時間は、物件情報に記載されています。このくらいなら、通勤通学に支障はないだろうと踏んで購入したら、実際には、想像以上に不便な立地で、通勤通学が大変になってしまうこともよくあります。
子どもの入学や進学を機に戸建てを購入して引っ越しする方も多いのですが、引っ越したことで子どもの通学がとても不便になってしまうこともあります。
購入を決める前には、通学路を実際に子どもと一緒に歩いてみる、会社までの経路を自分の足で確かめてみる、ということも大切です。

戸建てに引っ越した後に突然の転勤辞令

戸建てを購入して引っ越した後で突然転勤辞令を出されてしまい、戸建ての購入を後悔した、という方も少なくありません。戸建ての購入後に転勤辞令が出されてしまった場合には、多くの場合には子どもの学校などを考えて、単身赴任を選びます。
しかし、せっかく購入した戸建てに父親だけが住むことができずに、家族が離れて暮らすことになります。単身赴任では、2世帯生活となるので生活費もかさみます。ある程度の手当は出ますが、やはり生活費からの持ち出しは避けられません。そこに住宅ローンの負担ものしかかります。
転勤辞令が下りることがわかっていれば、戸建てを購入せずに、家族みんなで赴任先の賃貸へ引っ越すこともできたのに、という恨み節も多く聞かれます。
企業によっては住宅ローンの負担があるので、住宅を購入した社員は簡単に辞められないということで、転勤辞令を積極的に出す企業もあります。そうした企業に働いていれば、会社の方針はあらかじめわかるはずなので、家族のライフプランとしてどうするのか、事前によく話し合っておくことも大切です。

家族構成が変わり戸建ての扱いに困る

戸建てといっても、大きさや部屋数は物件によって大きく異なります。通勤には少し不便ですが郊外に購入すれば、3LDKや4LDKの戸建てがお手頃価格で購入できるでしょう。一方で、都市部などに一般の会社員家庭が購入しようとすると、狭い土地に建てた部屋数の少ない戸建てになってしまうこともあります。
しかし、必要な家のサイズは各家庭それぞれ違うので、購入時にはそのときに最適なサイズの家を購入します。しかし、家族構成は年を経ると変わるので、必要な部屋数や家の広さも変わってきます。家族構成が変化したときに戸建てでは、どうしようもないと後悔する方も少なくありません。
子どものことを考えて子ども部屋を作れる戸建てを購入しても、子どもが大きくなって独立すると家は広くなりすぎます。離婚で家族の人数が減ってしまうこともあります。
また、逆に子どもがいない夫婦が2人だけの生活のために小さな戸建てを購入したのに、介護が必要になった親を引き取らなければいけなくなり、部屋数が足りなくなることもあります。
賃貸や売りやすいマンションであれば、家族のサイズの変化に合わせて柔軟に引っ越しができますが、戸建てでは家族構成が変化してもなかなか住み替えも難しいのが現状です。

戸建てへの引っ越し前にリスクを回避するコツ

これから戸建ての購入を考えているのであれば、上記のような後悔はできるだけ避けられる家を購入したいものです。6つの後悔のリスクを回避するためには、購入前に次の3つのポイントを抑えて、購入する戸建てを選びましょう。

  • 生活様式のシミレーションをする
  • 家族で話し合いをする
  • 重要事項説明書の徹底的な確認と質問

それぞれ具体的に解説します。

将来まで考えた戸建てでの生活様式のシミュレーション

戸建てを購入するときには、家族の現在の状況を一番に考えます。現在の状況とともに、将来変わる家族構成の変化まで見越して、徹底的に生活様式をシミレーションしてみましょう
子どもの学校や勤務先までの経路を実際に自分の足で確かめてみる、スーパーやドラッグストア、病院など生活に必要な施設を実際に回ってみる、といったことは大切です。また、内覧時以外にも、夜や週末の状況も確認しておくと安心です。
また、将来必ず起こるであろう、子どもの独立や親の介護といった家族構成の変化に、どのように対応するのかも、購入前から考えておくと、いざというときに後悔する可能性が少なくなるでしょう。

理想の条件を家族で納得できるまで話し合う

家族一人一人が自分の理想の家を思い描いています。全員の希望を100%かなえることは無理ですが、事前に徹底的に話し合いをすることで、購入後の後悔を減らすことはできます。
それぞれの希望をまずは出し尽くして、その中の絶対に譲れないものから優先順をつけていきます。すると、最初は家族それぞれが100%の希望を譲れないものだと思っていたのが、徐々に整理されていき、妥協点が見えてきます。
よく話し合って、譲れない部分と妥協できる点をあらかじめ明確にしておくことで、より後悔の少ない戸建てへの引っ越しが可能になります。

重要事項説明書で気になることは全て聞く

購入を決めたとしても、契約書にサインをしなければ契約しなくても構いません。購入しようとしていた戸建ての重要事項説明書の内容を、契約の前によく確認して、納得できない点があればよく質問するようにしましょう
重要事項説明書とは、不動産取引するときに宅地建物取引業法で必ず売主から買主に渡すことが義務づけられている書類です。不動産取引に詳しくない買主が、購入後に不利にならないように、売買する物件の状態について、仲介する不動産会社の宅地建物取引士がわかりやすく説明して渡す書類です。
購入する一戸建てに何らかの不具合がある場合には、必ずこの重要事項説明書に記載されています。特に、「その他」や「承認事項」とされている項目に記載されているポイントをチェックしましょう。
納得できない点について質問して、腑に落ちない点が少しでも残る場合には、売買契約を結ばないことが、戸建ての購入で後悔しないためには必要です。
また、重要事項説明書がいつ渡されるのかも、事前に確認しておきましょう。理想は、売買契約の数日前です。数日前なら契約日までにしっかりと読み込んで内容を理解して、質問する余裕もあります。
売買契約の当日でなければ渡せないと言われた場合には、重要事項説明書に、細かく確認して欲しくない事柄が書かれている可能性を考えた方が良いでしょう。

後悔した時の2つの対処法

ここまでは、これから戸建てを購入する方が後悔しないための対処法でしたが、この記事を読んでいる方の中には、すでに所有している戸建てに後悔してしまっている方もいることでしょう。戸建てへ引っ越し後に後悔した場合の対処法を2つお伝えします。

近所トラブルは専門家に相談

ご近所トラブルに悩んでいるようであれば、第三者や専門家に相談しましょう。
相談できるようであれば自治会に相談してみましょう。自治会では埒があかないようなら、それぞれの市町村役場が開設している生活相談センターに相談してみることをおすすめします。
実際に嫌がらせをされる、生活を続けていくのに支障をきたす、といった実害が出てしまった場合には、警察や弁護士に相談しましょう。
なお、住宅街では戸建てでも家が密集しているので、気付かないうちに自分自身が隣近所に迷惑をかけていることもあります。自分自身が迷惑をかける側にならないように配慮することも大切です。

戸建ての快適性を上げるならリフォーム

家が寒すぎる、家族構成に合わない間取りで困っている、といった場合にはリフォームを検討しましょう。間取りを変更することで、家族構成に合わせた家にすることができます。断熱性や防音性を上げることで、寒さや騒音に悩まされることがなくなります。

現状を我慢できないなら戸建てから引っ越し

戸建てに引っ越し後に、上記のような対応を取っても、解決しきれない場合もあります。特に、ご近所トラブルは、自分だけではなく、相手もいることなので、そこに住み続ける限りトラブルが続く可能性が高いでしょう。
後悔するような状態が続くようであれば、引っ越しを検討せざるを得なくなります。トラブルのある戸建てからの引っ越しについて解説します。

ローンが残っていても戸建ての売却はできる

住宅ローンが残っている家は売却が難しいと考えて、引っ越しをためらってしまう方も多いようです。実は、住宅ローンが残っていても、戸建てを売却することはできます。住宅ローンが残っている家が売れない理由は、金融機関が家に設定している抵当権を外せないためです。
しかし、売却と同時にローンを完済できれば、抵当権を抹消して売却することは可能です。住宅ローンが残っている戸建てを売却して抵当権を抹消する方法には次の2つの方法があります。
・売却したお金か預貯金で完済
抵当権は住宅ローンを完済できれば問題なく外してもらえます。売却金額か預貯金などの自己資金を使って完済できるのなら、抵当権を外して売却できます。
・住み替えローンを利用する
預貯金などの自己資金がなく、戸建てを売却しても、完済できる金額には足りないこともあります。そのような場合には、住み替えローンを利用すると良いでしょう。住み替えローンとは、次に購入する家の住宅ローンに、完済できなかった前の家の住宅ローンの残債を上乗せするものです。
返済総額も1ヶ月あたりの返済額もどちらも、通常の住宅ローンよりも高額になるので審査が厳しくなり、取り扱っている金融機関もあまりありません。しかし、住み替えローンの審査に通れば、住宅ローンを完済できない家でも売却可能です。

売却してから引っ越すならかかる費用の節約

戸建てを売却して引っ越すためには、多額の費用がかかります。新しく住む家を用意する費用と、引っ越し費用がかかります。子育て世代で出費が多い場合には、経済的な負担が大きくのしかかります。
できる限り費用を節約して、余計な出費がないように心がけましょう。特に活用したいのが税金の控除です。自宅を売却して利益が出た場合には、譲渡所得税がかかりますが、自宅を売却して引っ越しするのなら、確定申告することで控除を受けられます。
自宅の売却で受けられる主な控除は3,000万円の控除があります。自宅の売却で得た利益の3,000万円までは控除されるというものです。この他にも、10年超所有軽減税率の特例や特定の居住用財産の買換え特例等も利用できます。
最も有利になる控除はどれか、よく調べて確定申告で申告しましょう。

戸建ての売却は一括査定を活用

トラブルが多く、引っ越したことを後悔する戸建てからさらなる引っ越しでできるのかどうかは、今住んでいる戸建てがいくらで売れるのかにかかっているという方も多いことでしょう。
とりあえず、今住んでいる家がいくらで売れそうか知りたいときには、一括査定を利用すると良いでしょう。不動産一括査定サイトでは、物件情報を入力して送信すると、サイト側が最寄りの不動産会社の数社に査定を依頼してくれます。その結果は直接依頼主に届くので、その地域での売却相場や、不動産会社を比較できます。
すまいステップというサイトなら、悪徳業者を排除しているので、良心的な不動産会社と出会える可能性が高まります。また、すまいステップからの査定依頼には、5年以上の実績があり宅地建物取引士の資格を持っている経験豊富なスタッフが当たるので、仲介を依頼するときでも安心してお任せできます。
一括査定は無料でできるので、ぜひ一度すまいステップへ査定依頼を出してみましょう。

一括査定から戸建てを引き渡すまでの流れ

一括査定サイトのすまいステップを利用した場合の、戸建てを売却して引き渡すまでの流れは次のように進みます。

  1. すまいステップに査定依頼
  2. 不動産会社から机上査定の結果が届く
  3. 訪問査定を依頼する不動産会社を選んで訪問査定
  4. 仲介を依頼する不動産会社を選んで媒介契約締結
  5. 売却活動
  6. 売買契約
  7. 決済と引渡し

この期間は短くて3ヶ月程度、長ければ1年くらいかかります。引っ越し前には時間がかかるので、売却するのであれば早めに決断して動き始めましょう。

後悔した戸建てから引っ越す注意点

トラブルや住みにくさなどで後悔ばかりする家から、再度の引っ越しをしても、また後悔する方もいます。再びの後悔を招かないためには、引っ越し前に注意した方が良い点があります。その注意点について解説します。

戸建てを賃貸にしても空室でローン滞納

せっかく購入した戸建てを、資産として活用しようと、売却せずに賃貸に出す方もいます。賃貸経営した場合に、長い期間、確実に入居者が入り続けてくれれば問題ありませんが、入居者が入らない場合に空室リスクもあることを理解しておきましょう。
戸建ての維持には、固定資産税と外壁塗装や水回りの修繕等で多額の費用がかかります。住宅ローンを完済していない場合には、毎月の返済もあります。
空室になってしまうと、これらの支払いが苦しくなる可能性があります。特に、ご近所トラブルで引っ越した場合には、なかなか次の借り手が見つからないこともあります。

築浅でも資産価値は購入時より低い

住宅ローンを組むときに、頭金をほとんど入れずにフルローンで購入してしまったのなら、残債が多く残っているはずです。築浅の戸建てであれば、高額売却できるので、ローンを余裕で完済できると思っていたら、予想よりも安い価格でしか売れないことがわかった、という方もいます。
戸建ては、新築でも引っ越した瞬間に価格が下がります。詳しいデータはありませんが、登記しただけでも1割価格が下がるという噂もあります。数ヶ月でも住んでしまった家は、購入した時と同じ価格では売れません。また、購入直後の売却では、何か問題があると思われてしまい、買い叩かれてしまう可能性もあります。
頭金を多く入れて、ローンの残債を減らしている場合には、売却したお金で完済も可能かもしれません。しかし、築浅物件だからといって売却したお金で住宅ローンを完済できるとは限らないので、資金計画の見通しには注意しましょう
まずは、実際にどのくらいの価格で売れるのかすまいステップで一括査定して見ることをおすすめします。

戸建てからの引っ越しまで視野に入れて対処を始めよう

戸建ての購入は多くの方にとっては一生に一度の買い物になります。せっかく購入した戸建てで、後悔するようなトラブルに見舞われてしまったら、とても悲しいものです。購入する前には、この記事で紹介した、戸建て購入で後悔する6つの理由をよく理解した上で、あらかじめトラブルを避けるためにできることを対処しておきましょう
すでに購入して引っ越した戸建てで後悔するような事態になってしまったら、最終的には引っ越しまで視野に入れて対処しなければいけません。トラブルをできるだけ遠ざけるためにも、資金繰りや、どのような控除を利用できるかなど、いろいろと調べて準備を進めていくことをおすすめします。

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