一戸建ての維持費の目安は?維持費の内訳や節約できるポイント

夢のマイホームを手に入れるために努力している人も多いでしょう。一戸建てを建てるための費用を捻出するために働くことは目標に向かって前進するための活力にもなります。
ただ現実問題、マイホームを建てるということは建築費用以外に維持費が必要になってくるということも理解しておく必要があります。資金計画を立てる際には建築費用だけでなく維持費も計算に入れた中長期的な計画を立てることがおすすめです。
この記事では一戸建ての維持費の目安について解説します。維持費の内訳や節約ポイントについても紹介しますので参考にしてください。

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一戸建てにかかる維持費

一戸建ての維持にはさまざまな費用が必要です。税金・修繕費用・保険料・自治会費など考慮しておくべき維持費はさまざまあります。それぞれについて詳しく解説します。

税金

まずは一戸建てに課税される税金について解説します。一戸建てに課税される税金は固定資産税と都市計画税の2種類です。それぞれの特徴について解説します。

固定資産税

固定資産税は不動産を所有している人すべてに課税される税金です。建物・土地など条件に関係なく課税されます。一戸建てに課税される年間の固定資産税はおおよそ6万〜10万円が相場です。
実際にはさまざまな条件が加味されて決定されるためあくまでも目安として考えましょう。たとえば築年数やエリア・建築資材なども固定資産税に影響します。また地価が変動すると固定資産税も変動することは覚えておきましょう。
具体的には次の計算式で算出されます。
固定資産税評価額×1.4%
土地の場合は特例によって税金が軽減されることもありますが戸建ての場合は上記の計算式で算出された額を支払う必要があります。

都市計画税

都市計画税は市街化区域にある土地や建物にかかる税金です。市街化区域は都市計画法によってすでに市街地を形成しているエリアとおおよそ10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべきエリアと定められている地域になります。
このエリアに一戸建てを建築する場合には都市計画事業や都市区画整備事業の費用にあてるために税金が課税されることを理解しておきましょう。都市計画税の算出方法は次のとおりです。
課税標準額×税率
税率については最高で0.3%までと定められているためそれ以上高くなることはありません。

修繕費用

新築で購入したタイミングから考えておいたほうがよいのが修繕費用です。住宅は築年数を重ねることで必ず修繕が必要となります。修繕費用は場所にもよりますが高額になるケースが大半です。
そのため維持費のひとつとして積み立てをしておくなど長期的に資金を用意しておくことをおすすめします。
修繕が必要となりやすい箇所としては外壁・屋根・壁紙・床などがあげられるでしょう。外壁や屋根はおおよそ10年ほどで修繕が必要となることが多くあります。外壁や屋根は色あせやクラックなどで見た目に問題が生じることもあるでしょう。
見た目の問題だけでなく耐久性や耐震性の問題が起こることもあるため築10年ほどで診断を受けることもおすすめです。その際にかかる費用についても考慮しておきましょう。
外観や内装だけでなく設備に関しても交換や改装が必要になることもあります。トイレやお風呂などの水回りはとくに交換が必要になりやすい箇所です。これらについても高額な費用を必要とするケースが多いためしっかりと計画しておきましょう。
具体的には建物価格の1%程度を修繕費として毎年貯蓄しておくことができれば安心とされています。10年で100万円、30年で500万円が目安とされていることも覚えておくとよいでしょう。
具体的には次の表にまとめます。

水回りの整備と修繕100万〜200万円
外壁修理と塗装60万〜300万円
屋根修理と塗装40万〜200万円
シロアリ対策15万〜20万円
床材の張り替え(1畳あたり)1万〜6万円

各種保険料

一戸建てを建築した場合には各種保険に加入するのが一般的です。火災保険・地震保険・家財保険などの費用も維持費のひとつになります。火災保険については住宅ローンを利用している場合には借入条件のひとつとしてあげられることがほとんどです。
そのため住宅ローンを利用している場合は火災保険料は必ず支払わなくてはなりません。保険料については加入するタイプや特約の有無などによって保険料が変動します。おおよその相場としては10年で10万〜20万円とされています。
地震保険については火災保険のセットとして加入すると割安になるケースが多くあるためどのようなタイプの保険に加入するかも慎重に選択することがおすすめです。

自治会費

一戸建てに住むということはそのエリアの自治会に入会する必要も生じるということです。住む場所によっては自治会への加入を求められることがあります。加入については自治会費の支払いが義務付けられているケースが大半です。
年間2,400〜24,000円が相場とされています。月にすれば少額ですがそこに住んでいる限りずっと支払う必要があると考えるとかなりの費用が必要になることがわかるでしょう。
また子どもがいる家庭の場合は子ども会への入会を求められることもあります。子ども会についても加入に際しては会費の支払いが義務付けられていることが大半です。子ども会費も毎年支払う必要がある維持費のひとつと考えておきましょう。

マンションとの維持費の違い

家の購入では戸建とマンションで悩む人も多いでしょう。戸建てとマンションでは維持費にも違いがあります。マンションとの維持費の違いについて解説します。

管理費

戸建てにはない維持費として管理費があげられます。管理費はマンションの住人が日々安全に安心して過ごすことができるようにするために使われる費用です。エレベーターや自動ドアのメンテナンス費用も管理費でまかなわれるのが通常になります。
マンションには共有部分があるためその部分を快適に維持するための費用としても使われると考えておきましょう。たとえば管理人の人件費も管理費から支払われています。共有部分の保険料にも使われることがあるでしょう。
管理費の相場はファミリータイプのマンションでおおよそ1万〜2万円といわれています。

駐車場や駐輪代

一戸建ての特徴として車を自分の敷地に停められるように建築できるという点があげられます。これに対してマンションは駐車場を利用するのに費用を支払う必要がある点が特徴です。場合によっては自転車の駐輪場を利用するのにも費用が必要なケースもあります。
駐車場に関しては機械式の場合には、駐車場の維持管理費や修繕費用を徴収されることもあるでしょう。基本的には修繕積立金からまかなわれますが足りない場合には一時金が求められる点には注意が必要です。
マンションの駐車場代はエリアによって異なりますが月5,000〜30,000円が相場とされています。

修繕積立金

修繕積立金は管理費とは異なる費用で毎月支払う必要がある費用です。管理費は日常生活で必要となる管理に使われる費用になります。これに対して修繕積立金は何年かに1度行われる大規模な建物の修理工事費として積立を行う費用です。
つまり将来の修繕のためにマンション住民が毎月支払う積立金になります。たとえば屋上の塗り替えや外壁の塗装などに使われることもあるでしょう。マンションが老朽化することで生活に支障が出ることがないように修繕は欠かせないメンテナンスです。
マンションの修繕はかなりの大金が必要となるため毎月積み立てることで将来的にも安心して快適な暮らしが保証されるということになります。
ただし新築当初の計画にはなかった急な修繕が必要となった場合には毎月の支払いとは別に一時金が求められることもある点は注意しておきましょう。また将来的に値上がりする可能性がある点も覚えておくことをおすすめします。

生涯にかかるコストを比較

マンションと戸建てでは同様にかかるコストもある反面でマンションにのみかかる維持費もあります。これはマンションはさまざまな面で管理人に管理してもらえる点で手間を省くことができるという特徴があるからと考えましょう。
手間を誰かに委託するには費用がかかるのは当然です。そのためマンションのほうが維持費が多くかかる可能性が高くなると考えられます。
ただし広さなどから考えると税金や保険料は戸建てのほうが高くなる点には注目です。戸建てはマンションと違い駐車場代や管理費などが必要ない分、税金や保険料が高額になると考えておきましょう。
比較すると一般的にはマンションよりも戸建てのほうが維持費は少なくてすむといえるでしょう。

一戸建ての維持費を抑える工夫

マンションよりも維持費が少なくて済むのが戸建ての特徴です。とはいえ維持費はゼロではありません。そのためできるだけ維持費を節約できる工夫をしながら生活することも大切になってきます。一戸建ての維持費を抑える工夫について解説します。

耐久性を重視して家を建てる

新築の一戸建てを建築する場合には長い目で見て維持費を考える必要があります。メンテナンスにかかる費用を考えると耐久性のある素材で建築しておくことが維持費の節約につながるでしょう。
外観にこだわって耐久性の低い素材で建築してしまうと数年ごとにメンテナンスが必要になるケースもあります。常に維持費を支払い続けられるだけの余裕があれば問題ありませんがそうでない場合には外観よりもランニングコストを優先することがおすすめです。
ランニングコストがかかりにくい設備や素材を選択することで維持費を節約しましょう。またローコスト住宅の場合はケースによって耐久性の低い素材で建てられることもあります。そのためローコスト建築では使用される建材をしっかりと確認しましょう。
耐久性の低い建材である場合には中長期的に考えてどのくらいのメンテナンス費用が必要になるのかも計算した上での建築が重要となります。
新築の建築となるどうしてもデザイン性などのこだわりに注目してしまいがちですが長くよい家に住むためには耐久性も外せないポイントであることは覚えておきましょう。

省エネ対策を行う

修繕費用とは少し異なりますが日々の生活にかかるコストを節約するという点で省エネ対策は注目ポイントです。たとえば太陽光発電の設置は長期的な電気代の節約につながるでしょう。余剰電力を売却することで電気代を支払うのではなく電気会社から電気料金をもらうこともできます。
また断熱性や気密性の高い家づくりをしておくことで光熱費の節約につながるという考え方もできるでしょう。一戸建てはマンションなどと比較すると部屋数が多くそれぞれの部屋に空調が必要になります。
そう考えると電気代がかなりかさむことになるでしょう。太陽光パネルの設置には100まん〜200万円のコストがかかるとされています。ただ長い目で見れば10〜15年で費用回収は可能です。
省エネ対策で余裕ができた分をほかの修繕費として預金しておくというのも計画的な住宅維持のための工夫といえます。

自分でできることは自分でする

住宅の修繕はすべてプロに依頼しているとかなりの費用が必要となります。自分でできることがあるのであれば自分でしたほうが費用を安く抑えることができるということも覚えておきましょう。外壁の塗装は業者に依頼すると100万円単位で費用がかかります。
これを自分で塗装すれば道具の購入費だけですむためおおよそ20万円までコストダウンすることが可能です。DIYの流行でホームセンターなどでは素人でも簡単に利用できる道具がそろっているケースが多くあります。
これらをうまく活用して自分でできる修繕は自分で行うことで節約につなげましょう。ただし高所作業など危険をともなう場所の修繕は十分に気を付ける必要があるため無理をせず頼むべきところとは業者に依頼するという考え方も必要です。

傷んだところは早めに直す

新築戸建ての修繕は10年が目安とされています。耐久性の低い建材の場合はもう少しスパンが短い可能性もありますが、10年が来る前に定期的に家のチェックをしておくことがおすすめです。
早い段階で修繕しておけばローコストで改善できる可能性が高いからです。気になりながらも放置していると劣化はどんどん進みます。手の施しようがなくなった状態で修繕を開始すると高額な費用が必要になるケースが大半です。
早めに修繕すれば劣化を防止することもできさらにコストをかけずに修繕できることを覚えておくとよいでしょう。そのためにもこまめに家の状態をチェックすることがおすすめです。

アフターサービスのある業者にする

新築の建築を行う場合には建築費用がローコストであったりデザイン性が高かったりという点に注目しやすくなるでしょう。ただ、家を建てるということはそこから何年もかけて家を維持していく必要があるという点は理解しておく必要があります。
そのため家を維持するための方法やコストも計算に入れて業者を選択することも必要です。建てただけであとは何もしないという業者もいます。その反面、定期的なメンテナンスを行ってくれる業者もあるでしょう。
業者を選ぶ際には建築後のアフターケアの内容についても確認してから選択することをおすすめします。業者によっては独自に保証内容や期間を設けているところもあるためしっかりと確認することが必要です。

庭造りは凝りすぎない

住宅の維持費を抑えて生活したいと考えている場合のポイントは庭です。家の外観を重視すると庭を凝った造りにしたくなる人が多いようです。しかし庭木の剪定には高額な費用がかかるだけでなく短期的なメンテナンスも必要です。
さらに庭木の枯れ葉が近隣に飛ぶことによるトラブルなども考えられます。庭木を選ぶ際にも葉が散りにくいものを選んだり自分で剪定できそうなものを選んだりすることがおすすめです。
ガーデニングが趣味で自分ですべて管理できる自信がある場合には庭を凝ったデザインにしても問題ないでしょう。ただ見た目重視で庭のデザインをしてしまうと庭木の剪定だけでなく肥料代、害虫駆除、花壇やコンクリートの囲い、柵の劣化などを修繕する費用がかかります。
庭が整っていないといくら豪華な家でも見た目が悪くなってしまうでしょう。日頃のメンテナンスに時間がかかるような庭にして困るようでは本末転倒です。大切なのは家は建てた瞬間から劣化がはじまるということを理解しておくことになります。
常にメンテナンスができる体制でない、庭の維持に費用をかける余裕がない場合には手入れが簡単な庭にしておくほうが節約になるということです。

一戸建ての維持費で注意したいポイント

一戸建ての維持費についてさまざま解説してきました。戸建ての維持をするためにはそれなりのコストが必要であることがわかったと思います。ここまで解説してきたうえでさらに注意しておきたいポイントについて解説します。

固定資産税の軽減措置が終わると課税額が上がる

一戸建てを新築した場合、条件を満たしていると3年間は固定資産税が軽減されます。課税標準額の軽減措置や税金負担の調整措置が行われることによる措置です。
とはいえ期限は3年です。4年目からはこの措置がなくなるため本来の税額に戻る点には注意が必要です。このことを理解していないと4年目から急に税額が上がったと焦ることになるでしょう。
新築の場合は3年間は建物の税額が2分の1になるからです。これが4年目から通常課税額になると急に倍の請求がくることになります。そのため措置がいつなくなるかは資産計画に入れておくことをおすすめします。

維持費はどんどんかさんでいく

一戸建ての維持費については年数が経つごとに増えていくと考えておく必要があります。住宅は年数が経つほどに老朽化が進むからです。修繕のタイミングを見落として放置していると老朽化が一気に進み修繕額も一気に高額になると考えておきましょう。
少しずつ手入れをしておけばコストを抑えることができます。これを長年放置しておくとさまざまな箇所が一気に老朽化して修繕費用がまとめてかかることになるでしょう。一カ所の老朽化を放置したことで別の箇所に影響が出る可能性もあります。
たとえば外装の劣化を放置しているとシロアリの被害が出たり雨漏りが起こったりすることもあるでしょう。こうなると外壁の修繕だけでなくシロアリ駆除の費用や雨漏り修繕の費用もプラスされることになります。
新築1年目よりも築年数が進行した20年目の住宅のほうが当然維持費用が高額になることは理解しておきましょう。たとえば築30年間、何も修繕せずに放置していた住宅では修繕だけで500万円以上の費用が必要になることも少なくありません。

一戸建ての維持費の内訳と金額をよく知り節約ポイントを探そう

一戸建ては建築段階から維持費についても資金計画に練り込んでおくことをおすすめします。築年数にあわせたメンテナンスを行い、その都度修繕費を支払う必要があるでしょう。修繕の必要がある箇所を放置しているとその分、修繕費がかさんでしまうことは理解しておきたいポイントです。
自宅のメンテナンスをアフターフォローとして行っている業者もあります。建築の段階でアフターフォローがある業者を選んでおくと維持費の節約にもつながるでしょう。
よい業者をみつけるにはすまいステップの活用がおすすめです。すまいステップでは独自の基準で全国の不動産会社から優良な業者を選別して登録しています。そのため安心して利用することができるでしょう。
維持費の節約のためには手間をかけることも重要です。建てるだけ建ててあとは放置したままでいると最終的には数百万円単位の修繕費用が必要になることもあることはよく理解しておきましょう。
優良な業者と契約することで快適で安全な状態での暮らしをキープすることができます。

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