家の寿命はどれくらい?長く住むためにできる6つの対策とは

家の購入や売却をする際には、家の寿命を正しく把握しておくことが大切です。家の寿命はどれくらいなのか、長持ちさせるためにできることはあるのかなどは知っておく必要があります。

家は対策次第で長く住むこともでき、きれいな状態が維持できていると好条件で売却しやすいです。家の寿命についての理解を深め、購入や売却の際に役立てましょう。

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家の寿命の基礎知識

家についての理解を深めるには、家の寿命についての基礎知識を身につけておくことが大切です。家の寿命とはどのように決まるのか、また構造によって違いがあるのかなどは、知っておきたいポイントです。寿命とは別に耐用年数という言葉もあるため、この違いも含めて基礎知識を身につけていきましょう。

家の寿命の決まり方

家の寿命とは、簡単にいえば建築してから取り壊すまでの期間を指します。そのため、新しい物件でも取り壊してしまえばその時点が寿命となり、極端に言えば寿命が1年の家も存在します。

反対に老朽化が進んでいたとしても、取り壊さずに残っているなら家の寿命は続いているといえるでしょう。実際に古民家やお寺、神社など、古くから残っているものには、築100年を超えているものもあります。老朽化したから家の寿命が来たと考えるのではなく、取り壊した瞬間が寿命になると考えましょう。

家の構造別の寿命

実際にその家に住めるかどうかで考えるなら、家の寿命は構造によって異なります。構造の種類はさまざまありますが、家だと次の3つが主流です。

  • 木造
  • 鉄筋コンクリート造
  • レンガやブロック造

それぞれどのような違いがあるのかを知り、構造別の家の寿命について理解を深めていきましょう。

木造の家の場合

木造住宅の寿命は、約30年です。木造の家は木が使用されているため、取り壊しをしなくても木が腐って倒壊してしまう危険性もあります。

もちろん、メンテナンスをして木の状態を保っているなら、30年以上経過しても問題なく住めることもあります。場合によっては50年以上住めることもあるため、実際の寿命はメンテナンス状況によって変わると考えましょう。

鉄筋コンクリート造の家の場合

マンションは鉄筋コンクリート造が主流であり、この寿命は約70年です。鉄筋コンクリートは丈夫な造りになっており、木造住宅よりも長持ちしやすいです。ただし、住宅のすべての部分の寿命が70年というわけではありません。

外壁や屋根など、雨風にさらされている部分は、さらに寿命が短いことが普通です。そのため、部分的に見るなら70年の寿命があるとは言い切れず、30~50年程度で寿命が来ることもあります。

レンガやブロックの家の場合

レンガやブロック造りの家は、約60年が寿命です。鉄筋コンクリート造とそれほど寿命は変わらず、レンガやブロックそのものは長持ちします。

しかし、他の部分の寿命が60年持つとは限りません。他の部材の寿命が先に来てしまうこともあり、部分的な寿命は60年未満になってしまうことも多いです。

家の寿命と耐用年数の違い

寿命とは別に耐用年数という言葉もあり、これは寿命とは全く別の考え方です。家の寿命は取り壊すまでの期間や実際に住めるかどうかが基準ですが、耐用年数は法律で定められた資産としての価値基準です。耐用年数は構造によって異なります。

構造耐用年数
木造22年
軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm以下)19年
軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm超4mm以下)27年
重量鉄骨造(骨格材肉厚4mm超)34年
鉄筋コンクリート造47年

耐用年数を迎えたからといって、その時点で家が壊れるわけではありません。あくまで資産価値がなくなったとみなされるだけであり、耐用年数を超過した後も住み続けることは可能です。

ただし、耐用年数を過ぎていると老朽化が進んでいることも多く、実際の物件状態から見ても寿命が来ているケースもあります。

家の寿命を延ばす6つの対策

時間の経過によって家は老朽化するため、いつまでも住み続けられるわけではありません。しかし、対策次第で寿命を延ばし、長く住み続けることは可能です。

  • 新築の家は寿命の長い構造や工法で建てる
  • 穏やかな自然環境の土地に家を建てる
  • こまめに家の掃除をする
  • 定期的に屋根や外壁のメンテナンス
  • 害虫駆除は早期に専門家に依頼
  • 古い家はリフォーム

これら6つの対策を意識して、家の寿命を少しでも延ばしましょう。

新築の家は寿命の長い構造や工法で建てる

新築の家を建てるなら、寿命の長い構造や工法を選ぶことが大切です。構造で考えるなら鉄筋コンクリート造がもっとも寿命が長く、長期間住み続けても劣化が少ないです。

また、気密性や断熱性を高める工法を選ぶと、寿命は長持ちしやすくなります。住んでいる地域の気候に合わせることも重要であり、寒い地域では寒冷地に合った工法を選ぶことでも寿命の長さは違ってきます。

これは新築で家を建てる場合だけではなく、建て替えをする際も同じです。建築時点で丈夫な構造、工法を選んでおくと、同じ家に長く住み続けることができます。

穏やかな自然環境の土地に家を建てる

どこに家を建てるかも、寿命には影響します。できるだけ穏やかな自然環境の土地で、災害リスクが少ないところに家を建てることがおすすめです。丈夫な家を建てたとしても、地震被害が及びやすい地域だと、災害によって倒壊する危険性が高いです。

また、寒い地域では積雪によって家が傷みやすかったり、海の近くだと塩害によってさびやすかったりもします。風の強い地域も家は損傷しやすく、場合によっては飛来物によって損壊する可能性もあります。

構造や工法によって寿命を長くすることはもちろん、外的な要因で劣化する可能性が低い土地を選ぶことも大切です。温暖な気候で地震災害の少ないエリアを選ぶと、外的な要因による家の破損や劣化は防ぎやすいです。

家を購入するときには、地域の不動産会社に相談して、そのエリアごとの特徴を確認してから購入場所を選ぶとよいでしょう。

こまめに家の掃除をする

家の掃除をこまめにすることも重要であり、特に水回りは念入りに清掃しておきましょう。水回りは放置すると汚れて劣化するだけではなく、さびや腐食が発生してしまい、構造自体にも悪影響を及ぼしてしまうことがあります。

また、故障を招きやすい箇所としては雨どいもあげられ、ここが詰まっていると雨どいが外れるだけではなく、ベランダや天井などの雨漏り被害を引き起こすこともあるため、注意しなければなりません。

こまめに掃除をしておくことで、構造への悪影響を防げるだけではなく、故障や劣化のある箇所にも気づきやすくなります。不具合のある箇所を素早く発見できることで、その後の対応がしやすい点も、こまめに掃除をしておくことの重要性であるといえます。

定期的に屋根や外壁のメンテナンス

構造自体の寿命が来ていないとしても、屋根や外壁、ベランダなど別の部位が劣化することは多いです。箇所によってメンテナンスが必要な時期は異なるため、それぞれのタイミングに合わせて手入れをしましょう。

  • 外壁の塗り替え:10年ごと
  • 屋根の葺き替え30年ごと
  • ベランダの防水:10年ごと

また、屋根は30年で葺き替えるだけではなく、10年程度で塗り替えをしたり、重ね葺きをするなど、こまめなメンテナンスをすることが大切です。完全に故障してからのメンテナンスだと、費用や時間がかかったり、場合によっては修理ができないこともあります。

壊れる前のメンテナンスが基本となるため、外壁や屋根などの部分の劣化状況も年に1度はチェックしておき、必要なタイミングで素早く修理を依頼しましょう。

害虫駆除は早期に専門家に依頼

家の寿命を長持ちさせるためには、害虫の駆除をすることも大切です。害虫駆除は素早く行うことが大切であり、被害が進行しないうちに対処しなければなりません。

特にシロアリは建物構造の重要な部分を損傷させる危険性があるため、被害が発覚したならすぐに対処する必要があります。床下や屋根裏など、普段の生活ではあまり目にしない部分で被害が広がっている可能性があるため、不安な場合は駆除業者に連絡して、状態を確認してもらうことが大切です。

古い家はリフォーム

築年数が経過した古い家は、リフォームをすることで寿命を延ばすことができます。新しい工法を取り入れたり、長持ちしやすい建材を使用したりすることで、老朽化の進行は抑えやすいです。

また、耐震工事をすることもおすすめであり、耐震性が高まることで、地震による倒壊や損壊のリスクも軽減できます。リフォームの規模によっては壊れた設備を修理するだけではなく、間取りを変更することも可能です。

古くて住みづらさを感じる家でも、リフォームをすることで生まれ変わり、生活環境が改善されることは多いです。建て替えや買い替えよりも費用は安く済むため、低コストで生活環境を変え、寿命を長持ちさせたい場合におすすめでしょう。

家の寿命はインスペクションで判断

家の寿命は明確に数値で表されるものではなく、個人の主観によってもいつまでを寿命とするかは異なります。

そのため、わかりやすい基準を持つためには、インスペクションで家の状態を診断しておくことがおすすめです。インスペクションとはどのようなものか、メリットやデメリットも含めて理解を深めていきましょう。

家のインスペクションとは

インスペクションは家の状態をチェックする検査であり、建物構造の耐久性に問題がないかや、細かな部分に劣化や故障がないかを調べるものです。インスペクションは目視や器具を使った計測によって行うものであり、主に次の部分をチェックします。

  • 基礎
  • 床組
  • 土台
  • 屋根
  • 外壁
  • 屋外に面したサッシなど
  • 天井
  • 内壁

業者の担当者が家を目視で調査し、結果のレポートを提出してもらえます。家の詳細な状態を把握することができ、普段は見えない部分の状況も確認できるため、家の状態を細部まで知りたいならインスペクションの実施がおすすめです。

家のインスペクションを受けるメリットデメリット

インスペクションを行うメリットとデメリットは、次の通りです。

メリットデメリット
  • 家の耐久性に問題がないかをチェックできる
  • 売却時の信頼度が上がる
  • 売却後の設備不備などのトラブルを回避できる
  • 費用がかかる
  • 建物の状態次第では売却で不利になる

設備の劣化や故障がないかを確認し、耐久性に問題がないかをチェックできる点はインスペクションを実施するメリットです。また、インスペクション済みの物件なら、耐久性に関する信頼度が高く、買主に好印象を与えやすくなります。

事前に家の状態が明らかになっていることで、売却後に設備不備が見つかり、トラブルが起きる心配もありません。

デメリットは費用がかかることであり、インスペクションの検査費用だけでも5万~15万円程度かかります。また、インスペクションによって故障箇所が見つかった場合は、その修理費用もかかってしまいます。

もしインスペクションによって重大な欠陥が見つかった場合は、売却時にその情報を提示することになり、買主の購入意欲を下げてしまう可能性もゼロではありません。デメリットも複数ありますが、基本的にはメリットとなることが多いため、インスペクションを実施しておくことはおすすめです。

家のインスペクションの受け方

インスペクションを実施する流れは、次の通りです。

  1. 業者にインスペクションの申し込みをする
  2. スケジュールを調整してインスペクションを受ける
  3. 後日結果を受け取る

インスペクションを申し込み、スケジュールの調整をして検査を実施します。後日郵送などで結果が送られてくるため、それを確認しましょう。

業者によっては無料でアフターフォローをしてくれることもあります。依頼先によってアフターフォローの内容や対応期間は異なるため、依頼先を選ぶ際の参考にしましょう。

寿命が近い家を売却するポイント

寿命が近い家でも、工夫することで売却は可能です。寿命の近い老朽化した家を売却する際のポイントは、次の通りです。

  • 最新の家の相場を一括査定で調べる
  • 売却を依頼する不動産会社は担当との相性も確認
  • 買取保証付きで短期間での売却

細かい点まで意識して、スムーズに家を売却しましょう。

最新の家の相場を一括査定で調べる

家を売るためには不動産会社から査定を受け、いくらくらいで売却できるのか相場価格を把握しておくことが大切です。不動産会社によって査定額は異なり、最初の1社だけで判断すると適切な相場がわからない可能性があるため、複数社から査定を受けるようにしましょう。

複数社から効率的に査定を受けるには、一括査定サイトの利用がおすすめです。一括査定サイトのすまいステップは、ネットで物件情報を登録すると、一度に複数社から査定を受けられます。査定額から相場価格を調べ、いくらで売却できるかの目安を把握しておきましょう。

売却を依頼する不動産会社は担当との相性も確認

売却を依頼する不動産会社は、査定額だけではなく担当者との相性も確認しておくことが大切です。不動産会社によっては自社で売ってもらうために、相場以上の査定額を提示することがあります。

そのため、査定額を鵜呑みにして売却を依頼すると、実際の売却価格が大幅に下がり、想定していた金額が手元に残らないことも多いです。

売却を成功させるには、担当者とコミュニケーションを取り、信頼できるかをチェックすることが大切です。売却に関する質問に丁寧に答えてくれる、素早く連絡が取れるなどは信頼度を判断する重要なポイントといえます。このとき売却の実績も確認しておき、個人の家の売却実績が高いかもチェックしておきましょう。

また、売主の利益を優先した売却プランを提示してくれるかどうかも大切です。自社の利益ばかりを追求する業者だと、売却しても損をする可能性があるため、注意しなければなりません。もし合わないと感じるなら、別の不動産会社に売却を依頼し、信頼できるパートナーを見つけましょう。

買取保証付きで短期間での売却

寿命が近い家は資産価値が減少しており、仲介での売却が難しいこともあります。そのため、確実に売却し、かつ少しでも高値で売れる可能性を試したいなら、買取保証付きで売却する方法もおすすめです。

買取保証付きとは、買取サービスの一種であり、一定期間仲介による売却活動をした後、売れ残った場合に不動産会社が家を買い取るというものです。最終的には不動産会社が買い取ってくれるという保証があるため、寿命が近い家でも確実に手放すことができます。

また、不動産会社による買取と仲介による売却では、仲介のほうが売却価格は高いです。買取の場合は不動産会社が利益を上乗せして再販することを前提としているため、仲介による売却相場の70~90%程度になります。

最初から不動産会社に買取を依頼することも可能ですが、少しでも高値で売れる可能性を捨てたくないなら、買取保証付きで売り出すとよいでしょう。

家の寿命は専門家に判断してもらい高く売却をしよう

家の寿命は建築してから取り壊すまでの期間という考え方や、住めないと感じたときのように非常にあいまいなものです。そのため、明確な寿命を個人で判断することは難しく、いつが寿命かは不動産会社などの専門家に相談して確認することがおすすめです。

寿命が近い家でも、こまめにメンテナンスをしたり、リフォームをしたりすることで長く住み続けることはできます。また、売却方法を工夫すれば、買主が見つかることもあります。寿命が近いからといって売却を断念せず、専門家と相談して売り方を工夫し、少しでも高値での売却を目指しましょう。

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