素のリノベーション［世田谷フラット］(2ページ目)

大壁が仕切るLDK

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1. リビングの窓を背にして玄関方向を見る。 2. 南側に大きな窓のあるリビング。苅部さんと猪熊さんのデザインしたダイニングテーブルが置かれている。 3. 部屋の幅いっぱいに伸びるキッチンカウンターと壁から直に張り出す飾り棚が平行に並ぶ。愛用の電子レンジやトースターやケトルなど秀逸なデザインが並ぶ。 4. 業務用の冷蔵庫と冷凍庫は、キッチンカウンターの下にスッキリと収納されている。 5. フレキシブルボードを使ってデザインされたキッチン収納。 6. 個性的な仕上げの大壁が2つの部屋を仕切る。開口は高さ1.9m、幅1.8m。 7. 壁紙を剥いで現れたモルタルのパテしごきに、ムラの感じを生かすためパテを上塗りしてクリア塗装を施した。 8.改修前の広いリビング。

ここで最も広いLDKは約16畳もあります。南側の既存の窓を残し、西側の壁一杯にキッチンカウンターが伸びています。改装前は隣の部屋がダイニング・キッチンでしたが、思い切ってこの位置に移しています。壁で仕切られ暗かったキッチンが、明るく機能的なオープンキッチンに生まれ変わりました。躯体になっていて撤去できなかった隣室を仕切る大壁は、まるで抽象絵画のようなパテしごき仕上げによって、コンクリートの空間を柔らかくする効果を生んでいます。

◆建築データと建築家プロフィール