アミノ酸

化学名:
アミノ酸
英語名:
amino acid

概要

アミノ酸は、タンパク質を構成する成分です。タンパク質が加水分解されることで生じます。筋肉や消化管、内臓、髪や皮膚のコラーゲン、ヘモグロビンなど、体の重要な組織を構成し、エネルギーを生み出したり、健康を維持したりする働きがあるため、必要不可欠な成分です。自然界には500種類ものアミノ酸が存在しますが、人間に必要なタンパク質を構成しているのアミノ酸は20種類のみです。そのうち、体内で合成できない9種類(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファン)を必須アミノ酸、体内で合成できる11種類のアミノ酸(グリシン、アラニン、セリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン、アルギニン、システイン、チロシン、プロリン)を非必須アミノ酸と言います。

体内での働き

筋肉やコラーゲン、髪、爪などを構成する

筋肉、内臓、皮膚、髪、爪などを構成するタンパク質は、アミノ酸が複雑・多様に組み合わさり作られています。

酵素の材料となる

体内の様々な反応を司る酵素はタンパク質からなり、アミノ酸が原料となっています。

エネルギー源となる

体内の糖が少なくなった場合、筋肉を構成するタンパク質からアミノ酸(アラニン、グリシン、セリン、スレオニン、システイン)が分解され、そのアミノ酸代謝産物からピルビン酸が生成されてエネルギーに変換されます。

筋肉疲労を予防・回復する

アミノ酸には疲労の原因となる乳酸の発生を抑える効果があります。特にBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)には筋肉疲労を予防し、回復する効果があるといわれています。

肌や髪を美しく保つ

アミノ酸は肌細胞の新陳代謝を促し、角質の天然保湿成分を生み出すことで、肌の水分量を保ち、保湿する働きがあります。また、髪の潤いが保たれているのも、アミノ酸がキューティクルの保湿成分であるためです。

欠乏または過剰に摂取した場合

アミノ酸が欠乏すると、スタミナがなくなる、免疫力が弱くなる、脳の働きが鈍る、血管壁が弱くなる、貧血になる、発育不良が起こる、爪が脆くなる、髪が抜ける、といった症状が現れます。一方、アミノ酸を過剰摂取しても、ほとんどの場合、問題はありません。ただし、余分なアミノ酸は体外に排出されるため、その際に肝臓や腎臓に負担がかかることがあります。

摂取により改善が見込まれる悩み(症状・病気)

多く含まれる食品

  • 肉類
  • 魚類
  • 卵類
  • 豆類

参考文献

  • 食べ物と健康(同文書院)
  • タンパク質・アミノ酸の新栄養学(講談社)
  • タンパク質・アミノ酸の科学(工業調査会)
  • 基礎栄養学(南江堂)
  • 管理栄養士国家試験受験必修キーワード集第4版(女子栄養大学出版部)
  • 標準食品学総論第2部(医歯薬出版)
  • サプリ・トクホ相談Q&A(静岡県薬剤師会)
  • ナチュラルメディシン・データベース(Jahfic)

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