イソロイシン

化学名:
イソロイシン
英語名:
isoleucine

概要

イソロイシンは必須アミノ酸(体内で合成できないアミノ酸)の一種です。体の成長を促進し、神経の働きを高める事で判断力や反射速度などの向上が期待されるほか、血管を拡張させ肝臓機能の強化や筋肉強化などに効果が期待されます。また、バリン、ロイシンとともに、分岐鎖アミノ酸(BCAA)に分類されます。筋肉を構成する必須アミノ酸の約35~40%はBCAAからできており、筋肉の活動時にはエネルギー源となります。高い疲労回復効果があり、特に運動時に摂取するのがよいと言われていることから、スポーツサプリメントなどに配合されています。

体内での働き

肝機能を高める

肝機能を向上させてグリコーゲンの合成を促し、疲労を回復させる効果があります。

筋肉を強化する

筋肉を強化し、筋肉の分解を抑制する効果があります。また、インスリンの分泌を増加させる作用もあるため、ブドウ糖をエネルギーとして筋肉の細胞に取り込むのを助けます。

ストレスを緩和する

ロイシンには、脳内麻薬とも呼ばれる神経伝達物質、エンドルフィンと同様の効果があるため、ストレスを緩和する効果があります。

育毛を促す

タンパク質の構成に関わっているため、毛の健康状態の改善や育毛効果が期待できます。

欠乏または過剰に摂取した場合

イソロイシンは多くの食品に含まれるため欠乏するのは稀ですが、極端なタンパク質制限をしたり、激しい運動をすると欠乏することがあります。その場合、エネルギーを補うため筋肉のタンパク質が分解され、筋肉の減少につながります。一方、過剰に摂取してもほとんどの人には安全ですが、イソロイシン単体を過剰に摂取すると他のBCAAとのバランスが崩れ、体の重減少、ブドウ糖の代謝やアンモニアの排出の阻害が起こります。妊娠中や母乳授乳期、過度にアルコールを摂取している人、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の人、分岐鎖ケト酸尿症(メープルシロップ尿症)の人、および糖尿病患者や2週間以内に手術を受ける予定の人は摂取しないで下さい。

摂取により改善が見込まれる悩み(症状・病気)

多く含まれる食品

参考文献

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