プロリン

化学名:
プロリン
英語名:
proline(Pro)

概要

プロリンは、タンパク質などを構成するアミノ酸の一種です。体内ではグルタミン酸から合成されます。血管や筋肉、骨や肌を作るコラーゲンの主要な構成成分の1つでもあります。脂肪を燃焼させる、関節痛を緩和する、肌を美しく保つなどの効果があると言われています。

体内での働き

コラーゲンを合成する

プロリンには、体内に吸収されたアミノ酸からコラーゲンの合成を促す働きがあります。また、一度破壊されたコラーゲンを修復させる役割もあります。

しわやしみ・そばかすを防ぐ

プロリンを摂取すると、紫外線などでダメージを受けた肌のコラーゲンが再生され、しわやしみ、そばかすを防ぎ、美しい肌にする効果があると考えられています。

肌の弾力と潤いを保つ

肌にプロリンが多く存在するほど、肌の弾力やハリを保つことができると考えられています。ビタミンCと一緒に摂ると、コラーゲンの再生や肌荒れの予防、潤いの保持の効果が高まると言われています。

関節痛を改善する

骨と骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨は、約50%がコラーゲンで構成されています。プロリンはコラーゲンの合成を高める働きがあるため、軟骨そのものの新陳代謝を活発にし、関節痛を和らげる効果があると言われています。

脂肪を燃焼させる

消化酵素のリパーゼには、内臓脂肪や皮下脂肪を減少させる働きがあります。プロリンにはリパーゼを活性化させる働きがあるため、脂肪の燃焼を助ける効果があると期待されています。

欠乏または過剰に摂取した場合

タンパク質の摂取量が少ないと、欠乏することがあります。プロリンが不足すると、体内のコラーゲン量が減少し、腰やひざなどの関節が痛くなる、皮膚にできた傷の治りが遅くなるといった影響が出る場合があります。肌のハリが低下し、しわができやすくなったり、しみ・そばかすが消えにくくなるなど、肌の老化が促進します。また、プロリンは心筋の合成に関わるアミノ酸であるため、心筋梗塞を引き起こす原因になる可能性があると言われています。一方、過剰摂取による副作用は確認されていないため、多少摂りすぎても問題はないと考えられています。しかし、1種類のアミノ酸を1日に10g以上摂取すると、ショック症状を引き起こす危険性があると言われているため、注意が必要です。

摂取により改善が見込まれる悩み(症状・病気)

多く含まれる食品

参考文献

  • アミノ酸ハンドブック(工業調査会)
  • タンパク質・アミノ酸の科学(工業調査会)
  • 管理栄養士国家試験受験必修キーワード集第4版(女子栄養大学出版部)
  • プロリン(アミノ酸生活)

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