ビタミンC(アスコルビン酸)

化学名:
アスコルビン酸
英語名:
ascorbic acid

概要

コラーゲンの合成に不可欠な水溶性ビタミンの一つです。抗酸化作用があるため、酸化損傷を防いだり、抗ストレスホルモンを合成したりします。また、免疫力を高め、発がん物質の発生を抑制する働きもあります。

体内での働き

コラーゲンの生成を促す

肌の張りを保つタンパク質であるコラーゲンの構造を保つのに必要です。ビタミンCの不足によってコラーゲンを作り出せなくなると、血管の強度が低下し、壊血病の原因となります。

抗酸化作用

強い還元力を持ち、体内で発生する活性酸素を除去します。またビタミンEが酸化するのを阻止したり、ビタミンEの再生に働きます。

免疫力を強める

免疫機能を担う白血球の活性維持や増強に働きます。

ストレス耐性を高める

抗ストレスホルモンの一つ、ノルアドレナリンの生成をサポートし、ストレスに備えます。高ストレス下ではビタミンCの消費が増えます。

発がん物質の発生を抑える

胃において、発がん物質のニトロソアミンの生成を抑制します。

脂質代謝をサポートする

ミトコンドリアへの脂肪運搬に関わるカルニチンの合成をサポートします。また、コレステロールからの胆汁生成をサポートします。

解毒をサポートする

肝臓で解毒に関わるシトクロムP450酵素群の活性維持に働きます。

美しい肌を保つ

シミやシワの原因となるメラニンの生成を抑制します。また、メラニンを還元し色を薄くする働きがあります。

欠乏または過剰に摂取した場合

欠乏すると、コラーゲンの生成がスムーズでなくなるため、皮膚や粘膜の健康が損なわれます。疲れやすくなる、ストレスへの対応力が落ちる、免疫力が低下する、肌のハリが失われる、貧血になる、骨がもろくなる、といった症状が現れます。更に不足し続けると、コラーゲンの生成や強度の維持ができず、血管や粘膜、皮膚組織の結合が弱くなり、出血が止まらなくなる壊血病になります。子どもの場合は、骨の形成や発育に支障をきたします。過剰に摂取すると、下痢などの胃腸障害を起こす場合があります。

摂取により改善が見込まれる悩み(症状・病気)

摂取量(推奨量/上限量)

成人は男女ともに100mg/日、さらに妊婦は+10mg、授乳婦は+45mgを目安に摂取。上限量:なし。

参考文献

  • ビタミンCの知られざる働き(三羽信比古、丸善)
  • 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)
  • 一目でわかる医科生化学 (J.G.Salway、MEDSi)
  • からだの働きから見る代謝の栄養学(田川邦夫)
  • 基礎栄養学(同文書院)
  • サプリ・トクホ相談Q&A(静岡県薬剤師会)
  • ナチュラルメディシン・データベース(Jahfic)

ご利用にあたって

当サイトに掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、利用者が当サイトの掲載情報を用いて行う一切の行為について、いかなる責任も負いません。