オランザピンOD錠5mg「TCK」

辰巳化学株式会社

オランザピンOD錠5mg「TCK」
剤形
黄色の錠剤、直径6.5mm、厚さ2.4mm
シート記載
オランザピンOD錠5mg「TCK」、オランザピン、OD、5mg、Olanzapine OD 5mg 「TCK」、OD 5

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

作用と効果について

  • 脳内の神経伝達物質の受容体に作用してそのバランスを整えます。
    通常、統合失調症の治療や双極性障害における躁症状やうつ症状の改善、シスプラチンなどの抗悪性腫瘍剤の使用に伴う消化器症状(吐き気、嘔吐)の治療に用いられます。

使用上の注意

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。昏睡状態にある。糖尿病またはその既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量について

  • 統合失調症:通常、成人は1回1~2錠(主成分として5~10mg)を1日1回服用より開始します。維持量として1日1回2錠(10mg)服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。ただし、1日4錠(20mg)を上限とします。
    双極性障害における躁症状の改善:通常、成人は1回2錠(主成分として10mg)を1日1回服用より開始します。なお、年齢・症状により適宜増減されますが、1日4錠(20mg)を上限とします。
    双極性障害におけるうつ症状の改善:通常、成人は1回1錠(主成分として5mg)を1日1回服用より開始します。その後、1日1回2錠(10mg)に増量されます。なお、いずれも就寝前に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日4錠(20mg)を上限とします。
    抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)使用に伴う消化器症状(吐き気、嘔吐):他の制吐剤との併用において、通常、成人は1日1錠(主成分として5mg)を1日1回服用します。状態により適宜増量されますが、1日2錠(10mg)を上限とします。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は水と一緒でなくても飲めるタイプの薬です。舌の上で唾液を含ませ、舌で軽くつぶしてから、唾液と一緒に飲んでください。普通の薬と同じように、水またはぬるま湯で飲むこともできます。ただし、寝たままの状態では水なしで服用しないでください。
  • 欠けや割れが生じた場合はすべてを服用してください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、めまい、立ちくらみ、ふらつき、注意力・集中力・反射運動能力の低下などがあらわれることがありますので、高所での作業、自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事しないでください。
  • 飲酒により薬の作用が強くなることがありますので、注意してください。
  • 喫煙により薬の作用が弱くなることがありますので、注意してください。
  • 体重が増加することがありますので、体重が増加し始めた場合には、医師や薬剤師に相談し、食事内容を改善したり、運動をするなどしてください。
  • 双極性障害におけるうつ状態では、疾患自体の特性から自殺念慮・攻撃性などの行動の変化があらわれることがありますので、患者さんやご家族の方は、医師と緊密に連絡を取り合ってください。

副作用について

    • 主な副作用として、体重増加、傾眠、不眠、便秘、アカシジア(じっとしていることができない)、食欲亢進、口渇、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    • まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
      このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
      • 口渇、多飲、多尿
      • [高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]
      • 脱力感、倦怠感、冷汗
      • [低血糖]
      • 急激な発熱、脈が速くなる、筋肉のこわばり
      • [悪性症候群]
      • 筋肉痛、脱力感、赤褐色尿
      • [横紋筋融解症]
      • 発熱、咽頭痛、筋肉痛
      • [無顆粒球症、白血球減少]
    • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法・その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、薬を受け取った薬局や医療機関に相談してください。