ウイスキー、バーボン、メーカーズマーク… | |
こだわりの製法から生まれる深い味わい >> | |
自宅でゆっくりと味わいたいバーボン・ウイスキー、『メーカーズマーク』。世界中のウイスキー好きにこよなく愛されているのは一体、なぜ? その答えは、唯一無二と言われる魅力にありました。オススメの飲み方を参考に、今宵は『メーカーズマーク』と至福の一時を過ごしてみませんか?
とろりと覆いかぶさる赤い封蝋、手書きのような温かみのあるラベル……。『メーカーズマーク』の特徴的なボトルは、ウイスキー好きならずとも一度は目にしたことがあるでしょう。
このバーボン・ウイスキーのルーツを辿ると、230年以上も前に行き着きます。始まりは、スコッチ・アイリッシュ系(現北アイルランド)移民のひとり、ロバート・サミュエルズの自家用ウイスキー。そこから長い年月を経て、1959年、6代目のビル・サミュエルズ・シニアによって『メーカーズマーク』は生まれました。世界で評価されるバーボンを目指して試行錯誤を重ねた彼は、一般的な原料のライ麦を冬小麦に替えることで、新たな味わいを生み出したのです。
以降、「機械任せにせず、できる限り人の手でつくる」という信念を曲げることなく、昔ながらの製法でつくられている『メーカーズマーク』。たとえば、原料の穀類を粉砕するミルは、手法としてはかなり古いローラー式。もっと効率的なミルがあるにもかかわらず、今なお使っているのは独特の味わいを守るために他なりません。
人の手でつくる、すなわちハンドメイド。この精神を最も象徴するのが、先ほども触れた赤い封蝋です。これが一瓶ずつ、手作業で施されていることはご存じでしょうか?
通常なら1分につき200~400本は生産できるはずが、人の手では125本が精一杯。それでも続けているのは、この封蝋が『メーカーズマーク』の代名詞であり、ハンドメイドによる味わいの証だから。一瓶一瓶、すべて異なる『メーカーズマーク』はこうして生まれ、私たちの元へやって来るのです。
人の手をかけ、丁寧につくられる『メーカーズマーク』は、その味わいも個性的。荒々しさを感じさせる一般的なバーボンとは一線を画しており、甘みのあるやわらかな味わいです。「ケンタッキー・ハグ」とも表現される、あの特有の強い刺激もありません。
注いだグラスから立ち上るのは、バニラやはちみつのような甘い香り。口に含めばキャラメルやバニラに加え、ウッディなニュアンスが絡み合った複雑な味わいを楽しめます。喉元を過ぎてさわやかな余韻を感じながら、さらにもうひと口飲みたくなる、そんなバーボン。
この特徴的な風味に欠かせない冬小麦は、「Soft Red Winter Wheat」という品種を使用しています。原料のコーンと共に、蒸留所近郊の契約農家が栽培した最高品質のものをセレクト。
熟成させる樽にも工夫が凝らされており、原料の木材をしっかりと乾燥させてタンニンの苦味を抑えています。熟成中に焦げ臭さを抑えながら甘みを引き出せるよう、樽の内側の焼き加減は控えめ。なお、タンニンの苦味は温度が高いと強くなるため、均等に熟成されるよう、貯蔵庫では3年ごとに樽の位置を変えているそうです。
『メーカーズマーク』のスイート&スムースな味わいを守るためには、こうした細かな心配りも欠かすことはできません。
個性的な『メーカーズマーク』を味わいたいと思ったなら、まずはストレートでお試しを。香りを確かめたら、ほんの少し口に含んでやわらかな甘さを楽しんでみてください。
続いて、ロックや水割りもいいですが、イチ押しはハイボール。それも、一般的なレモンではなく、オレンジのスライスを添えるのがオススメです。『メーカーズマーク』の甘い香りとフレッシュなオレンジは相性抜群。同じ理由から、100%オレンジジュース割りもぜひ試していただきたい飲み方です。
少し凝った飲み方がしたいなら、『メーカーズマーク』を使ったカクテルはいかがでしょう? ちょっと考えただけでも、クラシカルな“オールド・ファッションド”、レモンがさわやかに香る“バーボン・サワー”、ケンタッキーの人々も愛飲する“ミントジュレップ”と、さまざまなレシピが浮かびます。
寛ぎたいとき、仲間とワイワイ飲みたいとき、食事との組み合わせを楽しみたいとき……。さまざまなシーンや気分に合わせた飲み方で、『メーカーズマーク』を存分に味わってください。
『メーカーズマーク』をベースに味わいたいカクテルレシピ >>
ハンドメイドにこだわり、伝統的なレシピを守り続けることで、独自の味わいを生み出した『メーカーズマーク』は、赤い封蝋が目印。リカーショップやバーで、あるいはどこかのサイトで目にする機会があったら、ぜひチェックして、その違いを楽しんでください。
ラインナップには、ここまででご紹介した『メーカーズマーク』のほか、『メーカーズ 46』も用意しています。こちらは、焦がしたフレンチオークの板を入れて数が月、後熟させた特別な1本。そのリッチかつ複雑な味わいは、『メーカーズマーク』と飲み比べるのも楽しいことでしょう。
百聞は一見にしかず、まずは世界にたったひとつのバーボンを、あなたの家に招き入れてはいかがでしょうか?
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