東京・世田谷の閑静な住宅街の一戸建てに、長年お住まいだったＫさんご夫妻。同居していたご主人の両親は故人となられ、お子様たちも独立し、数年前から二人暮らしとなりました。延床面積100坪を越える広いお屋敷も、二人暮らしには却って負担に。先々のことを考え、住み替えを思い立ったそうです。

奥様「駅まで少し距離があるので、買い物帰りの荷物が重くて、大変でした。階段の上り下り、毎日のお掃除や建物の管理など、この先どんどん負担になるねと話し合いまして…」

ご主人「2012年の2月頃でした。まずは、家を建てるときお世話になった、三井住友信託銀行に相談してみたんです。賃貸マンションや高齢者向けの施設なども考えましたが、話を伺う中で、やはり分譲マンションへの住み替えがいいと思いました」

その時、担当者として紹介されたのが、三井住友トラスト不動産の村口元氏でした。

村口氏「Ｋ様ご夫妻は、住み慣れた地元での住み替えをご希望でした。中古マンションの場合、築年が経っていると管理面での負担が増えますので、築浅で、駅から近い物件を中心にお探ししました」

同時に、お住まいの査定も実施。広い敷地に良好な環境という好条件の一方で、いくつかの問題もありました。その一つが、親世帯部分を賃貸に出していたこと。賃借人の立ち退き交渉が大きな負担でした。

村口氏「ご夫妻に、立ち退き交渉のご負担をかけるのは避けたいと思いました。また、交渉に時間がかかり、売却が延びるのも望ましくありません。そこで、賃借人が入居したままオーナーチェンジという形での売却先を、信託銀行グループならではの情報網で探ることにしました」

その間、ご夫妻は精力的に物件を見学。10件以上の下見や内覧を経て、駅から徒歩3分の好条件の物件に巡り合いました。一方で、村口氏は大手不動産会社から、売却に関しての色よい返事をもらいます。稟議は下りていないものの、ほぼOKとの話。村口氏はゴーサインと判断しました。

売却先が見えてきたので、次は住み替え先です。大手不動産会社との売買契約はまだでしたが、住み替え先のマンションの売買契約を締結。あとは、最終の返事を待つばかりでしたが、ここでまさかのどんでん返しが起こりました。

村口氏「大手不動産会社の担当者から、最終決済が下りなかったという連絡がありました。ご自宅売却の話が、白紙に戻ってしまったわけです。もう、平身低頭、大手不動産会社の担当者とともにご夫妻のところにお詫びに伺いました」

お住まいが売れなければ、マンションの購入資金が用意できません。マンションの売買契約は、すでに締結済みです。もしも契約解除となれば、住み替え先を見つけられたご夫妻にも、マンションの売主様にもご迷惑をお掛けすることになります。それだけはなんとしても避けたい…村口氏はすぐに動きました。

村口氏「実は、地元の不動産会社からの購入話も来ていたんです。金額的には、大手よりは少々劣ったため、二番手になっていたのですが…。すぐに交渉に行き、話がまとまりました」

ご主人「もう、仲介のプロにお願いするしかないので、村口さんを信頼して一任です。どうなることか…と思っていましたが、すぐに次の話がまとまり、ホッとしました」

売却先がスムーズに決まり、9月初旬には残金の決済があり、ご夫妻は問題なくマンションの購入をすることができました。その後、すぐにリフォームを行い、10月初旬には無事、引っ越しを完了することができたのです。

奥様「本来なら、仮住まいが必要なのですが、高齢者には負担だろうと配慮していただいて（笑）。仮住まいしないですむように、リフォームや引き渡しのタイミングを調整してくださったんです。とても大変だったと思いますよ…村口さんでなければ、できなかったと思います」

村口氏からは、残置物の片付けを含め、信頼できるリフォーム会社などを紹介してもらい、さまざまなことがとてもスムーズに運んだ、とご夫妻。それでも、ご自宅の荷物の整理などは想像以上に大変で、5キロほども痩せてしまったとか。

ご主人「これで仮住まいへの引っ越しがあったら、それこそ大変でしたよ。村口さんは、本当に細やかに我々のことを気づかってくれました」

取材の際、「村口さんでなければ無理でしたね」「村口さんのおかげです」と何度も口にされていたご夫妻。不動産仲介のプロフェッショナルの仕事を、心から信頼している様子が伝わってきました。

もしも今、住み替えを考えているなら、頼れる不動産のプロに相談を。まずは三井住友トラスト不動産のウェブサイトへ。ウェブ上から、気軽に相談ができるようになっています。「お買い替え計画の立て方」などのお役立ち情報も満載です。