|
「不動産のことは、生前、すべて主人が取り仕切っていて、私はカヤの外だったんです。初めは何もわかりませんでしたが、福井さんのおかげで苦労せずに済みました。契約も回を重ねるうちに、度胸がつきましたよ(笑)」とYさん |
三井住友トラスト不動産名古屋駅前センター (取材時。現在は名古屋センター勤務)
福井 真一氏
宅地建物取引士 ファイナンシャル・プランナー(AFP)
「お客様との約束は守る、時間に遅れない、など社会人としての常識を大切にしています。初歩的なことですが、足元からお客様の信頼を積み上げて行きたいですね」
|
|
|
▲最初に福井氏が手がけた売却物件。高台にあって日当たりがよく、小学校や保育所も近い好条件の賃貸マンションです。現在所有しているオーナーはもともと福井氏の顧客で「とてもよい方で安心できました」とYさん |
|
▲まるで親戚同士のように、打ち解けた会話が弾むYさんと福井氏。「あの主人が、心から信頼してお任せすると決めたんですから。本当に仕事ができる人ですよ」(Yさん) |
|
|
|
|
名古屋市にほど近い、高台の閑静な住宅街にお住まいの奥様、Yさん。ご主人の出身地で、周囲には代々伝わる不動産を複数所有していました。ほかにも、名古屋市内に分譲マンションの一室を所有。数年前に、そのマンションの売却意向を尋ねるダイレクトメールが届いたのが、三井住友トラスト不動産の営業担当・福井真一氏と出会ったきっかけでした。
福井氏「市内の好立地に物件をお持ちでしたので、売却の意向をお尋ねしました。私の記憶では、何度かお送りしたと思います」
Yさん「主人はそのころ勤め先を定年間近で、不動産の処分を考え始めていたようです。でも、私には一切相談なしでしたね(苦笑)」
福井氏「ご主人は三井住友トラスト不動産名古屋栄センターに直接来訪され、そのマンションとは別の不動産のことでご相談いただきました」
Yさん「家の近くに賃貸マンションを2棟、所有していたのですが、近いのでつい様子が気になって。主人もよく、水を撒きに行ったりしていて、徐々に負担になっていたようです」
福井氏「今すぐ売却を、というお話ではなかったのですが、査定をお出しすることに。まずは間取りや部屋数、賃料、入居状況、駐車場の有無と駅までの距離などを確認。その後、現地を拝見し、土地と建物の査定金額をご提出しました」
ご主人は、具体的な売却希望価格を口にしませんでしたが、福井氏の提示金額は、希望にかなり近いものだったようです。
福井氏「このあたりは、比較的新しく開発された住宅街です。街並みも美しく、都心へも近いので、若い世代を中心に人気のエリア。流通性の高さも鑑みた結果、少し高めの査定となりました」
実は、福井氏の顧客に、この物件と近い条件で探している方がおり、打診すればかなり高い確率で話がまとまるはず、という勝算もあったそうです。その後、商談はスムーズに進み、無事売却の運びとなりました。
Yさん「主人は、この件では私に一切口を出させてくれなかったんです。ですから、福井さんには、コーヒーをお出しする時にご挨拶した程度。お若い方ですが、気難しい主人が一任しているくらいだから、信頼できる人なのだろうと思っていました」
その後ほどなくして、ご主人は病に臥せられます。闘病中、所有している不動産のことを気にかけ、奥様に「早く、早く」と伝えたこともあったそう。
Yさん「たぶん『早く手放して』ということだったんでしょうね。高齢になると、不動産の管理も負担になりますから」
奥様の献身的な介護もむなしく、ご主人はご逝去。悲しみを乗り越え、相続に関する手続きも一段落した平成21年の暮れ。「自分に何かあった時は、三井住友トラスト不動産の福井さんに相談を」と言われていたYさんは、福井氏に電話をかけました。
|
|