兵庫県神戸市のYさん一家は、ご夫婦とお嬢様2人、奥様のお父様の5人暮らし。以前、お父様は神戸市に、Yさんは兵庫県西宮市に、とそれぞれ別の分譲マンションに住んでいました。ご主人の勤務先に近い便利な立地で、そこに永住するつもりでいたそうです。
ところが、一昨年頃から奥様のお父様が体調を崩され、奥様が通ってお世話をするようになりました。
ご主人「西宮と神戸の2つのマンションを行き来する日々が続き、それならば、と同居を検討しはじめました」
奥様「父のマンションに通うことは、苦ではなかったんです。でも、離れて暮らすのが不安で…。上の娘も幼稚園に上がる頃で、『引っ越すなら、大きくなってから転校させるより、早めのほうがいいね』とも考えました」
同居にあたっては、神戸近辺の物件を探すことに。
奥様「父は神戸が好きで、『ずっと神戸に住みたい』と言っていたからです。当時、父が住んでいたマンションも、とても立地のよいところでした。すぐ前に山があり自然が豊かで、駅からも近く、それでいて閑静で」
ご主人「父のマンションで、住環境のよさはわかっていましたから、神戸での同居には賛成しました。ただ、父のマンションは、同居するには部屋数が足りなかったので『住み替えよう』と決めたんです」
住み替えにあたり、ご夫妻は『建売一戸建て、4LDK以上』と条件を決めました。
ご主人「当時住んでいたマンションは3LDKで、父のマンションが2LDK。それより部屋数が多いことを条件にしました。あとは、フィーリング重視で選ぼうと思いました」
そんなとき、お父様のマンションの向かいの土地が更地になり、建設計画があることを知ったそうです。
ご主人「建設のお知らせの看板を見て、『なにか建つみたいだぞ』と興味をもちました。看板の連絡先に電話をかけたのが2008年の7月。『まだ、区画を6つに分けることだけしか決まっていない』と教えてもらいました」
同居予定のお父様のマンションのすぐ近くに、家が建つ。このチャンスを逃したくないと、Yさんは施工会社に問い合わせをしました。そして、仲介を担っていた
三井住友トラスト不動産
の営業担当、益満(ますみつ)良一氏と出会ったのです。
益満氏「最初にY様からお電話をいただいたときは、びっくりしました。まだ詳細が決まっていない段階でしたから。つい、『どこでお聞きになったのですか?』と尋ねてしまいました(笑)」
ご主人「ライバル会社が、探りを入れているように思えたかもしれませんね(笑)」
建設計画の看板を見て、すぐに問い合わせをした―このYさんの行動力は、のちに大きな結果として実を結びます。益満氏から、その時点での建て売りのプランを見せてもらったYさんは、ますます興味をもち、8月のお盆明けに三井住友トラスト不動産へ足を運びました。
奥様「益満さんは神戸センターの方なんですが、打ち合わせ場所は、私たちの家から近い住吉センターを手配してくださって。それから、子どもにシュークリームを用意してくださっていたのも忘れられません(笑)。もちろん、おやつだけではなく、その後の必要書類などの手配も完璧で、頼もしかったですよ」
Yさんは住み替えを考えたきっかけ、マンション2軒の売却予定などを伝え、益満氏もローンのシミュレーションなどを用意し、具体的な相談が始まりました。建築パースなど、プランの進行状況は、益満氏からYさんへ随時報告されました。
ご主人「この時点で、購入意志は固まっていました。あとは具体的にすべきことを、ひとつひとつ進めていきました」
奥様「同居と住み替えについて、父が『うん』と言ってくれるかどうか心配でしたが、提案したら喜んで受け入れてくれて、安心しました」
Yさんの住み替え計画は、このように順調に進んでいきました。
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