--家選びのポイントや相場観、自分の優先順位は、物件数をたくさん見ることで分かってくることも多いと思いますが、いったい何件くらいを見学したらよいのでしょうか?
後藤 お客様によってケースバイケースですね。エリアを限定していたり、チラシをみて「この物件!」と気に入ったものであれば、1~2物件を見学して決まることもありますし、10件見学しても決まらない方もいます。後者のような迷っている方には、「今は時期ではないかもしれませんね」と、お客様の気持ちを共有しながら、焦ることなくじっくり一緒に探していく姿勢を心がけています。
仲津 お客様が100人いらっしゃれば100通りの見学方法がありますので、一概に「何件みるべき」というルールはありませんが、私自身はお客様が納得いくまで見学されるといいと思っています。見学していくうちに、お客様のほうで優先順位や選択眼が養われてきますし、それが一番ご納得して購入いただけるポイントだと思いますから。ただ、漠然とご覧いただくのでは、見るべきポイントがずれてしまうことがあるので、こちらで事前に物件のメリットデメリットをまとめておいたり、写真を撮っておいたりして、後から比較検討できる材料もご提供しています。
石井 多く見すぎてしまうと迷ってしまう方もいらっしゃいますから、私はまずご希望条件をヒアリングさせていただき、お客様と一緒に10コくらいの優先順位をつくったうえで、見学にご案内しています。また1件だけ見学して決めようとする方にも、あえて比較材料としてもう1件似たような物件を提示します。そうすることでお客様が「この物件はあの物件とここが違う」というように違いを理解したうえで決めていただけますからね。ご希望条件ってたくさんあると思うんですが、優先順位を整理しておかないと、いざ物件見学しても何が自分にぴったりなのかわからなくなってしまうことがあります。でも、ご自身で考えているだけでは、アレもコレも大事で、なかなか整理がつけられないものですよね。そんな迷いを解決するのが私たちの仕事ですから、ぜひ営業マンを活用していただきたいですね(笑)。
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