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こうした専門知識に基づく分かりやすい青木氏の説明にすっかり納得したTさんは、予算テーブルに乗る新築分譲住宅の購入を決断。山林だった一帯を開発造成して20軒ほどを一括分譲した建売物件で、住民はほとんどが小さな子供のいる若いファミリーという分譲地です。
「すでに出来上がったコミュニティのある住宅地の中古戸建てよりも、同世代のファミリーが皆新しく入ってきてコミュニティを形成していくほうが、T様ご家族のライフスタイルによりマッチするのではと思ったんです」。そんな家族のライフスタイルを先回りした青木氏とのやり取りの中で、物件の良さがどんどんわかってきたと奥様は言います。
ところで、すでに建っている新築分譲住宅や中古戸建てを買う際に気をつけたいのは、「外観はきれいだけど、見えない部分の性能はどうか」という点。三井住友トラスト不動産では独自の詳細な項目にわたり物件調査を徹底しています。
「生活利便施設や嫌悪施設の有無をはじめ、特に中古住宅の場合などは断熱・耐震性といった住宅性能についても売主からのヒアリングや各種資料、建築業者と建築年などで判断します」(青木氏)。素人では見落としがちな地盤や基礎についても、点検口 から覗いて基礎や地盤の具合をみて、湿り具合やシロアリ害などについても詳しく調べるのだとか。
とくに重要になるのが、隣家の屋根や樹木、水道管などが越境していないかといった権利問題。「各関係の書類を取り寄せるだけでなく、私ども自身で役所、法務局に足を運んで徹底的に調べます。もしその結果、少しでも問題がありそうならば、私どもは売買からすみやかに手を引くようにお客様にお伝えしますよ。それがお客様のためでもあり、安心・確実に取引していただくという責任を果たすことになりますからね」と、青木氏はきっぱり。三井住友トラスト不動産の社員一人ひとりのこうした物件調査への姿勢が、Tさんをはじめ多くの信頼を得ているのかもしれません。 |
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