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(上)三井住友トラスト不動産本社前にて。(左)事前にキチンと境界を確定させることで、売却がスムーズに 。 |
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ここで山内氏に、家の売却の際の留意点を聞いた。
「まずは、物件の調査をきちんとする 、ということが大切です。例えば、『越境』が問題になることがあります。隣家の屋根や樹木がこちらの敷地にかかっていた、ブロック塀が境界線からずれていた…なんていうのは、よくある話なんです。売却後のトラブルを防ぐためには、ご契約前に、売主様・買主様・隣地所有者様間で境界点の位置や目標物、境界線を確認しておくことがとても重要です。ご夫妻の物件は、既に測量されていたので、速やかに確認ができました。これは売却がスムーズにいった理由の一つなんですね」
また、売却価格の設定も重要 だという。「実勢価格に沿った正確な査定額を提示することが大切。こういうと、ごく当たり前のことのように聞こえると思いますが、不動産会社によっては、売主様との媒介契約をとりつけるために、高めの査定をしようとするところもあるので、要注意です。こうした「高め」の査定額は、いつまでたっても売れない、売れないから結局ずるずると値引きする、売買成立までに時間がかかる上に売主様の見込みより安くなり、売主様も不満に思う、という悪い結果を導いてしまうのです。三井住友トラスト不動産では、精度の高い査定をし、その内訳を売主様に納得いただけるまでご説明するよう心がけています。その上で売主様とご相談の上、売出価格を決定し、販売活動をしています」
そう教えてくれる山内氏の横顔を見守っていたご夫妻は、このインタビューが行われた、三井住友トラスト不動産本社からの帰り際にも「山内さん、ちょっと、ちょっと。お土産を持ってきたんだよ…」と、睦まじく話していた。ご夫妻の山内氏へ信頼と感謝の気持ちが温かかった。 |
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