6カ月になる娘との3人暮らしで、妻の雅美さんは現在、育児休業中。住まいは持ち家で住宅ローンを返済している。子どもの誕生をきっかけに、教育費や老後資金をどう準備すればいいか考え始め、今回、FPに相談することに。
「子どもが生まれてから、急に支出が増え始めたんです」と話す伊藤さんご夫妻。
「これから教育資金がかかるうえ、年齢的にもそろそろ老後資金の準備をはじめなければなりません。でも、資金計画を立てようにも具体的に何をすればいいかがわからない。それでFPに相談することにしました」(雅美さん)
なかでも、伊藤さんご夫妻が「知りたい」と思っていたのが、教育資金の準備についてだそうです。
「子どもは中学校から私立に入れて、将来は夫と同じ理系に進んで欲しいと考えています。そのためにはかなりお金がかかるだろう、と漠然と思っていました。今回、FPに目の前で試算してもらったことで、こんなにかかるのかとあらためて実感することができました」(雅美さん)
また、ご夫妻は「教育費=授業料など学校に支払うお金」と考えていたとも。
「私立の場合は入学金などもかかるほか、受験準備のための塾や習い事の費用など、思ったよりも多くのお金がかかることを教えてもらえたのも、大きな収穫でした」(雅美さん)
お金の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談する
ご夫妻は、ずっと気になっていた保険の見直しと住宅ローンの借り換えについても、FPに相談したそうです。
「夫婦それぞれで生命保険や医療保険に加入していますが、いずれも子どもが生まれる前に契約したもの。子どもが生まれたことでどう見直せばいいのか、についての考え方を教えてもらいました」(隆史さん)
特に、医療保険は保障額の考え方について「知らないことがたくさんあってビックリした」(隆史さん)と言います。
「健康保険の高額療養費制度について詳しく説明していただき、医療保障はそれほど高額でなくてもいいのかもしれないと感じました」(隆史さん)
保険を見直すことで支払う保険料が減れば、そのぶんを教育費や老後資金に充てることもできます。住宅ローンの借り換えについても、大きな発見があったようです。
「現在の住宅ローンは10年前に組んだもので、店頭金利からの割引率が良くないんです。他の銀行の住宅ローンに借り換えるほかに、いま借りている銀行に割引率を増やしてもらう交渉をすることも可能だと教えてもらえたのも良かったです。借り換えのタイミングについてもアドバイスしてもらえたので、さっそく行動に移そうと思います」(隆史さん)
お金の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談する
今回、FPに相談したことで「具体的に何をどうしたらいいかが明確になり、次にどういう行動を取ればいいのかが見えてきた」と、雅美さんは顔を輝かせます。
「計画的に教育費を準備する大切さはもちろん、そのために、私自身がどんな働き方をすればいいかを考えるきっかけにもなりました」(雅美さん)
老後生活に必要な金額が把握でき、お二人が将来受け取れるおよその年金額の試算もしてもらえたことで、「ライフプランそのものを考える、いい機会になった」そうです。
「子どもが大学を卒業するときに私たちは60歳を過ぎているので、教育費の支出と老後資金の準備を同時にしなければならないこともわかりました。65歳まで、あるいは65歳を過ぎても働かないといけないかもしれませんが、子どものために頑張ろうと思えてきました」(隆史さん)
FP相談を通じて、いつ、どんなお金が、どのくらいかかるのかがわかったことで、「漠然と感じていた不安が、明確な目標に変わった」と笑顔を見せる伊藤さんご夫妻。FPのアドバイスは、家族が将来の夢を実現するうえでの大きな一歩になったようです。
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