自動車保険ガイドが語る、
今、本当にお買い得なクルマとは?

クルマを買う際には、車両本体やオプションの購入費用はもちろん、税金や保険料などのお金もかかります。さらに、税金や保険料、その他の維持費は、その後も必要です。そうした点をふまえながら、長い目で見たとき、どんなクルマがおトクなのでしょうか? 自動車保険ガイド、西村有樹さんと一緒に考えてみました。

執筆者:All About編集部

今回お話をうかがった方

西村 有樹

自動車・バイク保険 ガイド:西村 有樹

自動車保険の記事を多数手がけるガイドが、契約者の立場で自動車保険を簡単に解説します。得意分野は、自動車保険全般、保険の選び方、自動車保険特約解説、編集、出版など。

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Photo:パッソ MODA “G package”(2WD)
ボディカラーのブラックマイカメタリック〈X07〉×ダークエメラルドマイカ〈G58〉[XE3]はメーカーオプション。

税金、保険料がアップし、軽自動車ユーザーが苦境に

2015年4月販売の新車から、軽自動車と小型の普通自動車との間の税負担水準格差の見直し、車両の環境性能等に応じた課税の仕組みの導入などを目的として、軽自動車税が7200円から1万800円へ引き上げられました。

「元々、消費税が10%に引き上げられる2015年10月に、自動車取得税は撤廃されるはずでした。自動車取得税は地方税ですから、地方自治体は一説には1900億円ともいわれる大きな財源を失います。それを補てんする狙いもあって、軽自動車税の税率が引き上げられたという見方もあります。ところが、消費増税が延期されたため、少なくとも2017年の4月までは、自動車取得税、さらに引き上げられた軽自動車税をともに納めなければなりません」(自動車・バイク保険ガイド 西村有樹さん)

2年契約の場合、軽自動車と普通車の差額はたったの1,470円!

ここしばらくの間、日本での新車販売台数のおよそ4割を軽自動車が占めてきたのも、普通車に比べて維持費が安くすむことに魅力を感じる人が多くいたからでした。しかし、ほかのクルマに比して、軽自動車の税金が上がれば、そのメリットは減じてしまいます。実際、軽自動車税が引き上げられた2015年、新車販売台数における軽自動車の占める割合は、3%近く減っているのです。さらに……。

「自賠責保険の損害率(純保険料に対する支払保険金)の悪化から、2011年に続き、2013年にも自賠責保険料が引き上げられました。そのときの引き上げ率は、普通車が11.6%に対し、軽自動車が20%。理由は明確にされていませんが、保険料に関しても軽自動車のほうが値上げ幅は大きいのです」(西村さん)

今や、軽自動車税、普通自動車より値上げ幅の大きい自賠責保険料などによって、軽自動車の維持費は上がるばかり。軽自動車ユーザーには、なんともツラいご時勢です。

軽自動車の負担の増加率は、ほかよりも相対的に大きくなることに。

今、おすすめのコンパクトカーを紹介

今、お買い得なのは、普通自動車のコンパクトカー

そもそも、軽自動車がシェア比率40%を占めるほどの人気を得たのは、景気の低迷や雇用形態の変化から、お手ごろなクルマを求める人が増えたからです。しかし、最近の軽自動車は、少々異なる方向に進んでいます。

「走行性能や居住性、高級感を求めた結果、価格にも反映されています。車両価格200万円超の軽自動車も、今や珍しくありません。一部モデルではホイールなどまでもが高級化され、実際、それは車両保険の保険料の上昇を招いているのです。軽自動車ユーザーにとって、確実に負担は増しています」(西村さん)

維持費が上がるばかりで、軽自動車を選ぶ必然性はもうない……?

軽自動車税、自賠責保険料に加え、任意保険の料金に関しても負担が増すのなら、軽自動車を選ぶ必然性はますます薄れてしまいます。もっとも、クルマ全体でみれば、小型化、小排気量化に移行する“ダウンサイジング”の流れは、環境への配慮からも欠かせません。それでは、今、お買い得なのは、どんなクルマなのでしょう?

「より高い居住性、安全性、走行性能を備えながら、環境に配慮した“ダウンサイジング”を満たしているクルマ、普通自動車のコンパクトカーなら、トータルでお買い得感が得られるのでは。燃費は軽自動車に劣らず、保険料も差がない状況が生まれつつありますからね」(西村さん)

維持費の差が年々縮まっている以上、軽自動車、普通車の垣根にとらわれることなく、より幅広い視点でクルマを選ぶべきでしょう。西村さんもオススメする普通自動車のコンパクトカーの中にも、あなたを満足させてくれる1台がきっと見つかるはずです。

維持費や性能面を比べ、後悔しないクルマ選びをしましょう。


今、お買い得なのは、普通自動車のコンパクトカー

コンパクトカーの魅力がつまった、新しいPASSO!

Photo:MODA“G package(2WD)”。ボディカラーのブラックマイカメタリック〈X07〉×ダークエメラルドマイカ〈G58〉[XE3]はメーカーオプション。

今、一番お買い得なのは、“普通自動車のコンパクトカー”。その中でも、特にオススメしたいのが、トヨタのPASSO。2WD車は、ガソリン登録車ナンバーワン※1の低燃費。加えて、アイドリングストップ機能を全車に標準装備するなど、環境にもおサイフにも配慮したクルマです。それにもかかわらず、加速もパワフル。追い越しや上り坂でも、ストレスを感じず、気持ちよく走れます。

また、“ダウンサイジング”を実現しながら、車内空間はゆったり広々。フレキシブルなシートアレンジをいかして、大人5人がくつろいで乗ることも、ラゲージルームに荷物をたっぷり積むこともできます。

さらに、ブレーキング時にタイヤロックを防ぐEBD※2付ABS※3、ブレーキアシスト機能※4を搭載。衝突安全ボディも備え、妥協のない安全性能を追求しています。

今、トータルでのお買い得感でクルマを選ぶなら、新しくなったトヨタのPASSOが最良の選択肢の一つです!

※1 .2016年4月現在。ガソリンエンジン登録車(除くマイルドハイブリッド車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車)。トヨタ自動車(株)調べ。
■他社にも同スペックの車があります。
※2  EBD[電子制動力配分制御]:Electronic Brake force Distribution
※3  ABS:Anti-lock Brake System
※4 アシストが必要な時には、ブレーキペダルを踏み続けてください。
■急ブレーキは危険を回避するための反射的な行為です。それ以外は通常のブレーキ操作を行うようにしてください。

PASSOの詳しい情報はこちらへ

今回お話をうかがった方

西村 有樹

自動車・バイク保険 ガイド:西村 有樹

自動車保険の記事を多数手がけるガイドが、契約者の立場で自動車保険を簡単に解説します。得意分野は、自動車保険全般、保険の選び方、自動車保険特約解説、編集、出版など。

提供:トヨタ自動車株式会社
掲載期間:2016年4月12日~2016年7月11日