給水はワイン?補給食は生ガキにステーキ?メドックマラソン2017 リアルレポート


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ワインを飲みながらぶどう畑を走る、夢のようなマラソンがフランスで行われているのをご存じだろうか?今では各地方で開催されているワインマラソンだが、一番有名なのがメドックマラソンだろう。今年で33回目を迎えた、フランスで最も歴史のあるワインマラソンだ。今回、ワインラバー憧れのメドックマラソンを現地で取材してきた。

 

世界中からワインラバーが集まるお祭りイベント

IMG_11048,500名のランナーが一斉にスタート

ランナーは約8,500人で、そのうちの50%が外国からの参加者だという。なんと今年は74カ国もの国から集まったというから、このマラソンの注目度がうかがえる。

IMG_1002ランナーたちの仮装も華やか

毎年のテーマに沿ってランナーが仮装することでも知られており、今年のテーマは「音楽と33回転のレコード」。レコードをユニフォームに張り付けたり、楽器のバルーンを背負ったりと、ランナーによって様々な「音楽」が表現されているのも見どころのひとつだ。また、仮装だけではなく、テーマに沿ってデコレーションした山車を引きながら走る猛者もいる。

IMG_1296音楽をテーマにした山車で駆け抜けるランナー

 

コースは雄大なブドウ畑

IMG_1280雄大なブドウ畑の中を走る

メドックマラソンの魅力は、どこまでも続くブドウ畑の中を走る、自然たっぷりのコースだ。

IMG_1164有名シャトーのブドウ畑を走ることができるのはワイン好きにはたまらない喜びだ

9月はちょうど収穫期のため、たっぷりのブドウを実らせた美しいブドウの木が並び、まさに絶景だ。

IMG_1300地元の人たちも観戦を楽しむ

コース内では地元の人々がイスやテーブルを出して、ワインを飲みながらランナーに歓声を送る、ほのぼのとした光景をいたるところで目にする。

 

フランスを代表するシャトーが給水ポイント

IMG_1311お好みのシャトーのワインで水分補給

メドックといえばシャトー・ラ・トゥール・カルネやシャトー・ラ・ラギューヌなど、日本でも有名な高級ワインの産地として知られている地方だ。そんなメドックのシャトーがマラソンの給水スポットとなり、各シャトーのワインが振る舞われるという、なんとも太っ腹なマラソンだ。

IMG_1201日本では5,000円以上で売られているシャトー ラグランジュも大盤振舞い

給水スポットとなるシャトーではバンドが演奏して大会を盛り上げたり、スタッフがランナーへ声援を送ったりと、とてもフレンドリーな対応が印象的だ。

IMG_1259シャトー・ラフィットで提供された赤ワイン

また、第1級格付けの赤ワイン「シャトー・ラフィット・ロートシルト」を生産するシャトー・ラフィットなど、日本ではなかなか手の届かないワインを扱うシャトーでもワインが振る舞われるため、ランナー達はどのシャトーでワインを飲むかが幸せな悩みとなる。

 

豪華な応援フードでラストスパート

IMG_1384ステーキでパワーチャージ

ゴール地点の近くでは食べ物ブースが並び、ランナーを活気づける。「生ガキ」と白ワイン、「ステーキ」と赤ワインなど、フランスらしい食材が疲れたランナーにゴールまでのパワーを注入してくれる。

IMG_1332ボランティアたちの笑顔が選手を励ましてくれる

メドックマラソンは実に3,500名以上のボランティアによって運営が支えられており、食べ物ブースでもボランティアがランナーに声援を送りながら、食べ物を振る舞う。
IMG_1313山盛りのカキには白ワインを合わせて

例えば生ガキブースの生ガキは午前中いっぱいをかけてボランティアたちが殻むきをしたという。

s_IMG_1407ハイタッチでランナーを迎えるボランティア

そんなボランティアの温かいサポートが、このマラソンの大きな魅力でもある。

 

日本人参加者も急増中

IMG_0966スタート地点でも最前列には多くの日本人ランナー達が並ぶ

日本でのマラソンブームを受け、日本人参加者は年々増えているという。確かに、日本のマラソンでは味わえない景色と体験がメドックマラソンにはあり、リピーターが多いというのもうなずける。

IMG_1012祭りの法被を着て参加する日本人ランナー

メドックマラソン開催時は飛行機や宿も混雑するため、日本からはマラソンの参加チケット付きツアーに申し込むのがいいだろう。

IMG_0941珍しい日本人醸造家の内田修氏

大会ではメドックでたった一人でブドウ作りから一貫してワインを造っているという、ユニークな日本人ランナーに会うことができた。若手日本人醸造家の内田修氏は、ボルドーのワイナリーにホームスティをしたのをきっかけに、ワインに魅せられ、2010年よりフランスでワインを生産しているという。

IMG_1140地元のマラソン仲間とともに毎年参加

なかなか参入の難しいメドックのワイン産業において、その人柄とワインへの情熱が認められ、業界でも一目置かれる存在として知られている。

内田氏のワインを購入できるサイト>>>

 

優勝者には体重と同じ量のワインが贈られる

s_IMG_1394ペインティングもボランティアがサポート

ゴール前ではフェイスペインティングできるブースもあり、ランナーは晴れ舞台に向けてメイクアップを楽しむ。ゴールのレッドカーペットは完走したランナーたちの晴れ舞台だ。

s_IMG_1439チームメンバーとのゴールに笑顔があふれる

大会の優勝者には各シャトーから、自分の体重と同じ量のワインが贈られるというのも、メドックマラソンのお楽しみだ。表彰式のステージ上では、シーソーのような計量装置の一方に優勝者が座り、もう一方に名だたるシャトーのワイン箱を積んでいく演出に、観客も盛り上がる。

IMG_1466高級ワインの木箱がどんどん積みあがる

マラソン終了後も花火やアフターパーティーがあり、走ったあとのお祭り騒ぎも醍醐味だ。今回は残念ながらマラソンには参加せず、取材だけだったが、次回は自分でも走りたいと思うぐらい、魅力にあふれたマラソン大会だった。ワイン好きなら、ぜひ一度、参加することをおすすめする。夢のような一日になることだろう。

 

 

DATA
メドックマラソン公式ページ

 

取材協力:ボルドーワイン委員会

 

photo&text by m.yamamoto

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