コーヒー業界の舞台裏に潜入! コーヒー文化を支える老舗の情熱


IMG_4918-3▲「業界向け」と聞くと食指が動く。普段こだわっているものならなおさらだが、コーヒーもそんな「こだわり」たいものの一つだ。

 

■完全クローズドイベント「KEY COFFEE SHOW 2016」とは?

2016年11月15~16日の2日間にわたり、東京は恵比寿にて「KEY COFFEE SHOW 2016」が開催された。コーヒー業界の老舗「キーコーヒー」が主催するこのイベントだが、業界関係者向けというから一層気になる。

通算4回目となる今回は、連続する5つのブースをめぐることで、コーヒーの仕組みを学べるようになっている。それぞれのブースは「知」「匠」「巧」「技」「楽」と題され、コーヒーが栽培されてから消費者の手元に届くまでの全工程を、会場に完全再現しているのだ!駆け足だが、以下にハイライトをお届けしよう。

 

■産地ごとのカッピングを体験!

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入場してまず目の前に広がるには「知」のブースだ。コーヒーの産地を考えるこのコーナーでは、様々な産地ごとにカッピングが可能だ。

 

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野菜は産地で味が異なるが、もちろんコーヒーも同様だ。この当たり前だが忘れがちな事実を再確認できるブースとして、入り口付近はとても活況だった。

ちなみに編集部のイチオシは何と言っても「トアルコトラジャ」である。トアルコトラジャが栽培されるのは、赤道直下のインドネシア・スラウェシ島の1,000m~1,800m級の高地にある、キーコーヒー直営のパダマラン農場だ。

土壌の性質、年間の降雨量、昼夜の寒暖差など、コーヒー栽培に必要な条件が全て整っているとされるこの地で育ったトアルコトラジャは、通常はワインの輸送に利用されるリーファーコンテナという温度管理ができる特殊なコンテナによって日本まで輸送される。甘みと酸味のバランスが最高なこの一杯、実際に味わってみたい読者はぜひこちらから、最寄りの取扱い店を確認してほしい。

 

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また今回は、とても珍しいコーヒーの苗を見ることもできた。コーヒーの生々しさを目の前で感じることができるこういった演出も、コーヒー好きには憎い心遣いだ。

 

■豆ができるまでの複雑な工程

IMG_4908-3▲写真左は粗選の工程で取り除かれた大きなゴミ。大きなゴミ以外にも、カビの生えたものや割れたものもきれいに除去されて製品になる。

続く「匠」と「巧」のブースでは、生豆から製品になるまでの一連の流れを目の前で見ることができる。キーコーヒーの100年近い歴史に裏打ちされた技術を感じることができるのだ。

私たちは普段、何気なくコーヒーを飲んでいるが、コーヒーが育ち、採取され、乾燥を経て選別され、焙煎されて手元に届くまでにはとてつもない工程があるのだ。

 

■思わず誰かに言いたくなる「フレーバーホイール」が楽しい!

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今回の取材で編集部が一番食いついたのが「フレーバーホイール」である。何と言っても見た目がカッコいい!!

フレーバーホイールはコーヒーの風味を誰でも分かるように「見える化」したものだが、業界と消費者の共通の理解を促進し、消費者により愉しいコーヒーライフを送ってほしいという想いから作られたものだとか。

確かにこうやって見える化されると、コーヒーの風味の違いが格段に分かりやすくなる。フレーバーホイールを参考にして、自分のお気に入りのフレーバーを見つける、なんてのも大人の愉しみである。

「うん、この豆はベリー系だね…」なんてさり気なく言ってみたいものだ。

 

■もちろんトレンドも欠かさずに発信

IMG_4914▲グラスに注ぐとどこかビールのような見た目は、パーティーシーンでも活躍しそう。ノンアルコールの新しい選択肢として広まって欲しい。

最後の「技」と「楽」のブースでは、実際にコーヒーを試飲することができる。複数の抽出方法を少しずつ味わうなんて、普段できないから何とも言えない幸福感である。

編集部が注目したのはコーヒーの新しい切り口である「フォームドブリュー」だ。水出しコーヒーに窒素を混ぜて抽出したこの飲み方では、微細な気泡で口当たりがマイルドになるため、渋みが抑えられ通常よりもフルーティーな印象が強くなる。

「サードウェーブ」ブームが来て久しいが、今も常にコーヒーの新たな魅力を探しているのだ。昼間の乾杯をブリューコーヒーで!なんて時代もやってくるのかもしれない。

 

■一杯のコーヒーができるまでの長い道のり

キーコーヒーと言えばいわゆる老舗であり、落ち着いたイメージが強いかもしれない。だが今回のイベントで最も前面に出ていたのは、コーヒー文化の新たな扉を自分たちで開こうとする「情熱」だ。

一見非効率に見える数々の取り組みは、全てこの、コーヒーに注がれた一途な情熱から生まれたものだろう。しかしその情熱がこれまでの日本のコーヒー文化を育ててきたし、これからも育てていくのだ。

今回は業界向けのイベントだったが、コーヒー好きであればこそ、このようなコーヒー文化の舞台裏を知っていてほしい。ぜひ目の前にある一杯のコーヒーの裏側に、思いを馳せてほしいのだ。

 

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