ぜひ足を運びたい、全国で開催される注目のアートフェス7選

2018年下半期も、日本全国でアートフェスが多数開催されています。この機会に、様々な場所にお出掛けして、芸術祭を楽しんでみてはいかがでしょうか? 今回は、東京で気軽に楽しめるものから、足を伸ばして遠出するものまで、要注目のアートフェスティバルを7選紹介します。

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018/六甲ケーブル、六甲オルゴールミュージアム、風の教会他

2018年9月8日(土)~11月25日(日)

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」は、六甲山の自然を感じながら、ピクニック気分で現代アート作品を楽しむ展覧会で、今年で9回目の開催となります。 素晴らしい眺望やオルゴールの澄んだ音色、高山植物や紅葉など、従来の施設の魅力を楽しみながら、 ピクニック気分でアートに触れることができます。

今年は、建築家・安藤忠雄氏が設計した《風の教会(六甲の教会)》を新たに会場に加え、国内外で活躍する映像作家・さわひらき氏の作品を展示します。

出典: 花田千絵「ほどけるとき」六甲オルゴールミュージアム

KYOTO EXPERIMENT 2018|京都国際舞台芸術祭 2018/ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場 春秋座、元離宮二条城他

2018年10月6日(土)~10月28日(日)

「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」は今年で9回目を迎えます。今回は、公式プログラムとして女性アーティストおよび女性性をアイデンティティの核とするアーティスト/カンパニーにフォーカスを当てた全12 組の作品を紹介します。

また、日仏交流160 周年及び京都・パリ友情盟約締結60 周年を記念し、複数のフランス人アーティストの作品を上演。 作品だけでなく、アーティストそれぞれの創作の背景を観客とともに共有することで、現代における男性中心主義、家父長制、そして社会に織り込まれたパターナリズムについて再考する機会を設けています。「女」と「男」という従来の分類に当てはめ、分断や対立を煽るような議論を超え、人間の根源的な生/性についてより本質的な議論を促し、本フェスティバルが芸術を媒介〈メディア〉として市民が集う「場」となることを目指すそう。

出典: マレーネ・モンテイロ・フレイタス 『バッコスの信女—浄化へのプレリュード』 Photo by Filipe Ferreira

第33回国民文化祭・おおいた2018|第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会「おおいた大茶会」/大分県全域

2018年10月6日(土)~11月25日(日)

国民文化祭は、毎年各県で様々な文化活動を発表する、文化庁主催の国内最大級の文化のお祭りです。また、全国障害者芸術文化祭は、国内最大の障害者芸術文化の祭典です。2018年は両大会が大分県で同時開催されます。大分県では、子どもからお年寄り、障がいのある方もない方も、外国の方も含め、誰もが参加し楽しむことができることを願い「おおいた大茶会」をテーマに開催します。

大分にはケベス祭や修正鬼会といった奇祭も多く、地元に根付いた祭事や伝統芸能も数多く行われていますが、2000年以降、国東半島芸術祭や、混浴温泉世界、OPAM(大分県立美術館)のオープンなど美術業界も大いに賑わせているため、おおいた大茶会開催中の2か月間は、伝統文化や現代アート、障がい者アートなど、様々な芸術文化に出会うことができます。食文化も豊富な大分県で、もちろん温泉も堪能することをお忘れなく。たっぷり大分を堪能してください。

出典: 第33回国民文化祭・おおいた2018| 第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会

アニッシュ・カプーア IN 別府/別府公園

2018年10月6日(土)~11月25日(日)

「in BEPPU」は、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」の後継企画として2016年より始動したアートプロジェクト。国際的に開催する1組のアーティストを別府に招聘し、地域性を活かしたアートプロジェクトを毎年秋に開催します。第3回目となり今回招聘するのは、現代美術界において最も重要なアーティストの1人として、国際的注目を集めるアニッシュ・カプーア氏です。

ヴェルサイユ宮殿での個展(2015)や、ロンドンオリンピックの記念モニュメント制作(2012)など、大規模な作品で知られているカプーア氏。本展では、世界初公開となる新作を含む作品を10点以上の展示を予定しており、国内では過去最大規模の展示になります。世界初公開となる新作パビリオン『Void Pavilion(仮称)』は、昨今カプーア氏が取り組んでいる彫刻と建築が融合した作品。奥行12mほどの空間内部に入ると、正面に暗黒の壁が現れ、時が経つにつれて、不思議な知覚体験を引き起こすというもの。ぜひ実際に足を運んで体感してみては?

出典: Sky Mirror, 2006 / Photo: Tim Mitchell ©Anish Kapoor, 2018

DESIGNART TOKYO 2018/表参道、原宿、渋谷、恵比寿、代官山、中目黒、 六本木他

2018年10月19日(金)~10月28日(日)

今年2回目を迎える、東京の街を舞台にしたデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2018 (デザイナート・トーキョー 2018)」。メインコンテンツは、第一線で活躍するアーティスト 藤元明氏と建築家 永山祐子氏の初のコラボによるインスタレーション。また、Grand SeikoやSONYなどの企業が打ち出す美しいインスタレーション、CassinaやROCHE BOBOISなど世界的デザイナーによる優れたデザインのインテリアの日本初のお披露目、値段の付けられないアートインスタレーションなど、年齢・性別を問わず、様々なジャンルを超えた魅力的な作品が揃います。

また、今までのデザイン・アートイベントとは異なり、ひとつの会場ではなく、90箇所以上のショップやギャラリー、オフィスビルなどを会場として、東京の街全体が美術館のようになり、一部を除いて展示物を購入できるという、作品を見るだけにとどまらない、来場者も参加可能なイベントとなっています。豪華プレゼントのあたるスタンプラリーも開催するなど、2年目を迎え、より国際色豊かに、さらにパワーアップしています。

出典: focus by Yuji Okitsu (2018) photo by Tomoko Yamane

TOKYOGRAPHIE - KYOTOGRAPHIE Special Edition -/アンスティチュ・フランセ東京、FUJIFILM SQUARE 、シャネル・ネクサス・ホール他

2018年10月26日(金)~12月25日(火)

世界屈指の文化都市・京都を舞台に、毎年春に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。 国内外の重要作家の貴重な写真作品や写真コレクションを、趣きのある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展示する本写真祭も、回を重ねるごとに好評を博し2018年春に開催された第6回までに約56万人の方が来場しました。

そのKYOTOGRAPHIE 2018 で好評を博した展示の一部が、スペシャル・エディション「TOKYOGRAPHIE(トー キョーグラフィー)」として、東京に巡回します。国内外で活躍する気鋭のアーティストの作品群を東京で体感できる貴重な機会です。

出典: 「カラー・アプローチ」1962年 © Masahisa Fukase Archives

道後オンセナート 2018/道後温泉及びその他周辺エリア

2017年9月2日(土)~2019年2月28日(木)

愛媛県松山市「道後温泉」では2017年9月より、4年ぶりとなるアートの大祭「道後オンセナート2018」を開催中。「道後オンセナート」のコンセプトテーマは2014年に引き続き、「アートにのぼせろ ~温泉アートエンターテイメント~」です。「のぼせる」とは夢中になるということ。 道後で展開されるアートは一部の人々に与えられる“特別なもの”ではなく、自由に感じられる、鑑賞できる、ごく身近なものです。 日本最古といわれる道後温泉で、人と土地のエネルギーを浴び、体験することで、大人も子どもも、遠方から来る人も地域の人も、 頭も体も楽しく「のぼせよう」というメッセージが込められています。

2017年9月のプレオープンを皮切りに、2018年4月のグランドオープン、2019年2月のフィナーレまでの18ヶ月間、ホテルや街中に設置される作品と多様なイベントを組み合わせて展開されます。今回は〈オマージュ〉(賛歌)をキーワードに、約20名のアーティストの作品が道後の街を彩ります。

出典: 道後オンセナート 2018 三沢厚彦