越前松島水族館の『オールナイト水族館』は、閉館後の水族館に宿泊できる体験イベント。こちらの水族館は全面シースルーの『さんごの海』という水槽が有名ですが、オールナイト水族館ではこのシースルー水槽に布団をひいて寝ることもできます。翌朝7時の朝食までは完全フリータイム。一部の施設を除いて、敷地内の見学も自由。水族館を一人占めしているような気分になれます。
奈良時代から続く「若狭めのう細工』。朱色も華やかで、光を受けて柔らかく輝く様は本当に美しいです。体験では2種類のサンドペーパーでめのうを磨いて、ペンダントトップやキーホルダーを作るコースや、カッターナイフで模様を加工するコースがあります。製作時間も30分~40分と短いので、旅行者が観光の合間に体験するにはちょうどいいプログラムではないでしょうか。
日本史で有名な源頼朝の異母兄にあたる源義平には数々の伝説があり、福井県大野市に残っているのが、義平が残したとされる青葉の笛伝説。市内にある『笛資料館』ではその青葉の笛のレプリカを筆頭に、多種多様な笛が展示されており、横笛づくりも体験できます。
山間にある静かな町、池田町には『木工体験』ができる木の里工房があります。ここではスタッフの丁寧な指導の下、初心者でも安心してオリジナルの素敵な作品を作ることができます。天然由来の手作り製品は味わいがあり、使えば使うほど肌に馴染んでいくのが魅力的。木に触れて、温もりを感じて、木の良さを理解するには最適の環境と言えるでしょう。
福井県屈指の温泉街『あわら温泉』。お勧めしたいのが、舞妓さんや芸妓さんになりきって太鼓や三味線体験ができるプログラム。こちらの凄いところは現役の芸妓さんが化粧してくれたり、手踊りや太鼓、三味線などの芸事も自ら手ほどきしてくれること。舞妓メイクをして普段は着られない綺麗な着物を着るだけでも忘れられない思い出になると思います。
福井県の主要産業である繊維業。『はたや記念館ゆめおーれ勝山』では、明治~昭和にかけて実際に使われていた糸燥り機などが展示されています。また、小型の手織り機でオリジナルコースターを織ったり、繭玉で動物や鳥を作る体験プログラムも用意されています。どちらのコースも予約は不要で、手織り体験の場合なら30分ほどで出来上がるので、予定が詰まっている旅行者でも気軽に体験できるのではないでしょうか。
福井県小浜市の特産品『若狭塗』。特に塗箸が有名で、現在塗箸における全国シェアの80%以上を占めている、福井を代表する工芸品です。貝殻や卵殻、金箔・銀箔を多種多彩な色漆で何重にも塗り重ねる独特の技法は、まさに芸術品。こちらでは若狭塗のうち研ぎ出しの部分を体験できます。40分程度と短いですし、普段の食卓を塗箸に変えるだけでも彩になると思います。
芸術&美術活動の支援育成を目的に設立されたアート体験型美術館『金津創作の森』。広大な敷地内には創作活動のための施設・環境が充実しています。『竹細工1日体験』では、水仙や昆虫、ミニ庭園などを作っていきます。体験希望者は2週間前までに予約が必要で、当日受付は不可。ですが竹細工キットも販売されているので自宅で作ることもできます。
福井には本物の漁師さんと共にちょっとした漁師体験ができる漁業体験プログラムがあります。特にこの『地びき網体験』は船で海に出る必要がなく、時間も短く済むのでお勧めです。ある程度人数が集まらないと開催されないのが難点ですが、大人数で網を引くなんて、大人になるとなかなかできない経験です。獲れた魚は持ち帰れますし、場所によってはその場でバーベキューを楽しむこともOK。
ベテランの漁師に交じって漁船に乗り、一緒に網を引くことができるプログラム『大敷網体験』。獲った魚を港に持ち帰ったら、すぐに調理開始。市場に並ぶ前のとびきり新鮮な魚で作る朝食は、まさにここでしか味わえない贅沢です。天候や海の状況によって当日に中止される場合もありますが、アクティブな体験プログラムの中でもかなりワイルドな部類に入る漁業体験。一生に1度の思い出になること間違いなしです。
和紙産地の中でダントツの歴史を誇るのが福井の越前和紙。越前和紙の里にあるパピルス館では世界に1つだけのオリジナル和紙を作ることができます。小さな子供から参加できる上、作業時間も1時間内で仕上がるので誰でも気軽に楽しめるのもいいですね。洋紙が溢れている昨今、日本が誇る和紙の魅力を再発見してみませんか。
農業を通して自然との共存を目的に15年前に設立された福井県のファームハウス『コムニタ』では、季節や目的に応じた農村体験・食育体験を提供しています。『収穫&アグリキッチン体験』では、畑で季節野菜を収穫後、それを使用してお料理を作ります。コムニタは体験宿泊施設なので、初日は目一杯アウトドアレジャーを楽しんで、次の日はこの地ならではの体験プログラムに参加するのがおすすめ。
福井県のメガネ作りの歴史は100年以上もあり、国内シェアNo.1です。世界最高水準の技術を誇る福井産メガネを自分で作れるのが『めがね博物館』内にある体験工房。約40種類のデザイン及び約300種類の素材から好きなものを選び、糸のこぎりを使ってオリジナル眼鏡を作ります。国内No.1のメガネ産地ならではの体験プログラム、ぜひチャレンジしてみてください。
刃物産地として全国で初めて伝統的工芸品の指定を受けた『越前打刃物』。こちらの体験ではキーホルダーやペーパーナイフなどの簡単なものから、本格的な鍛造ナイフまで希望や都合に応じて自作することが可能です。キーホルダーやペーパーナイフは小学4年生から体験できるので、友達同士はもちろん、家族でも参加できます。
良質な陶土に恵まれた福井県には、越前焼の陶芸体験ができる施設が沢山あるので、気軽に体験してみてはいかがでしょうか。『手ひねり体験』では実際に粘土を使って自由に好きなものを作ることができます。『絵付け体験』なら素焼きの器に絵や文字を描くだけなので約30分で出来上がります。どちらも完成まで約40日間かかりますが、いい旅の思い出になると思います。
道元が開いた曹洞宗の大本山『永平寺』。極めて厳しい修行を行うことで有名です。この『参籠研修』では実際の修行は行わないものの、その一端や雰囲気に触れることができます。期間は1泊2日。修行僧と共に静謐な空間でただひたすら己と向き合います。日々の生活で色々迷っている人は答えが見つかるかもしれません。
福井県の名産といえば『越前おろしそば』。越前そばは蕎麦の実を蕎麦殻ごと挽いて蕎麦粉にするため、他の蕎麦と比べると色が黒く、コシが強いのが特徴的。また福井には『そば打ち体験』ができる施設も数多く存在します。体験では蕎麦粉を捏ねるところから始まり、生地を伸ばして切って茹で上げる総ての手順を自分で行うことができます。自分で打った蕎麦は格別ですよ。
福井県には優れた名勝が幾つもあり、この『セスナ遊覧飛行』ではセスナに乗ってそれらの景勝地を上空から鳥と同じ目線で見ることができます。体験コースはA~Dの4コース。ちょっとお値段は張りますが、どうせ旅行するなら、さらに非日常の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
福井県指定郷土工芸品に選ばれている『うるしダルマ』は四角とも三角とも言えず、色や形、表情に至るまで、何もかもがバラバラ。これは様々な色の漆を容器に流し込んで固め、それを小さく割った後、研磨して形を整えていき、最後に顔を描いていくという完全手作業で製作されるため。元々一点もののうるしダルマですが、自分で絵付けすることによってさらに御利益がアップするかもしれませんよ。
恐竜化石の宝庫として名高い福井県。他県では到底体験できない貴重な『化石発掘体験』ができます。発掘できるのは主に貝や植物の化石ですが、運が良ければ恐竜の化石が眠っている可能性も。実際にこの体験プログラム用の岩石から、恐竜の皮膚の化石が発見されたので大いに期待できると思います。福井に行ったら、ぜひ挑戦してみてください。
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