実例1. 「空間の断捨離」で家の半分を吹抜けに

[新宿の小さな家]能作淳平/駒田建築設計事務所

この家の建築面積はわずか9坪ですが、なんと家全体の約半分が吹抜けになっています。住むために必要なキッチン、バスルーム、トイレ、寝室などを全て片側に集約して、天井高8mの大きなリビングを生み出したのです。これは「空間の断捨離」ともいえる優れたアイデアです。また前面の道路にも大きな窓を設けているので、外に開く広々とした空間をつくりだしています。

出典: 現代の最小限住宅[新宿の小さな家] [建築家・設計事務所] All About

実例2. 光に溢れる路地のような吹抜け

[TRANS]駒田剛司+由佳/駒田建築設計事務所

建築面積12坪のコンクリート造のこの家の上階には、2枚の大壁に挟まれた間口1.5m、奥行き7.6mの路地のような吹抜けが伸びています。吹抜けの下はダイニングとリビング。高さ6.1mの天井はガラス張りのトップライトになっているので、いつも自然光が室内を明るく照らします。ここは室内に居ながらにして空を感じることのできる「天空の吹抜け」なのです。

出典: 路地のあるスーパースモールハウス[TRANS] [建築家・設計事務所] All About

実例3. 積み重なった2つの吹抜け

[日本橋の縦穴住居]横河 健/横河設計工房

都心のビルに挟まれた小さな土地に建つ建築面積10坪の搭状の家。ここには正方形の床をもつ吹抜けの空間が2つ積み重なっています。上階はトップライトのあるリビングの吹抜け、その下にダイニング・キッチンの吹抜けが続いています。天井高は3.5mもあるので、少しも狭さを感じずに、料理と食事を楽しむことができます。頭上に横たわるH鋼は、この空間を成り立たせるための構造の要になっています。

出典: 逆転の発想の3階建て狭小住宅[日本橋の竪穴住居] [建築家・設計事務所] All About

実例4. コミュニケーションのための吹抜け

[渋谷の家]関尾英隆/あすなろ建築工房

渋谷の住宅密集地に建つ建築面積9坪の小さな家。家族が集うLDKは2階の北側にあります。間口3.5m、奥行き6.3mのワンルームで、北側斜線により壁は50度近く傾いています。しかし天井の高さが6mありトップライトが2つ設けられているので、北向きとは思えない明るい空間になっています。部屋の奥から見返すと3階の子供の遊び場が顔を覗かせています。下の階に居ながらも、吹抜けを介して子供の様子が良く分かります。ここは「家族のコミュニケーションを促す吹抜け」と言えるでしょう。

出典: 9坪のパラダイス[渋谷の家] [建築家・設計事務所] All About

実例5. 構造材がデザインになった吹抜け

[荻窪の家]越賀克郎/設計コア

閑静な住宅地の角地に建築面積12坪の木造住宅。尖り屋根が特徴的なこの家の上階には、等間隔に連続する11本の柱があらわになった、天井高4.45mの吹抜け空間があります。広さは16帖ほどですが、正面のテラスに続く窓とその上のトップライトから自然光が入り込むことで、高い天井との相乗効果が生まれ、数字で表された空間より広く感じさせてくれます。

出典: 狭くても広がりのある家[荻窪の家] [建築家・設計事務所] All About

実例6. ロフトのある吹抜けのローコスト住宅

[Okada house]越賀克郎/設計コア

正面に張り出した大きなデッキと急勾配の片流れの屋根が目を魅く、建築費1000万円台のローコスト住宅。建築面積は7.5坪で2階が吹抜けのある14帖のワンルームのLDKになっています。正面は全面ガラス張りで、5帖ほどのウッドデッキと吹抜けの室内が一体に見えます。またタルキも間柱も全て現しにしてコストを抑えています。室内の北側の天井高は4mで、天井から鉄骨フレームのグレーチングの床でできた軽快なロフトが吊り下げられています。

出典: 夢の1000万円住宅[Okada house] [建築家・設計事務所] All About