全身のだるさや、他の病気の引き金になることも少なくない肩こり&首こりを、今すぐなんとかする方法をご紹介します。
肩こり&首こりの原因について知っておこう
姿勢によるもの、精神的な緊張によるもの、手・腕の疲労によるもの、目の疲労によるもの、冷えなどの温度に関するものなど、肩こりの原因はさまざま。まずは原因を知って、解決策を探しましょう。
病院での検査では問題が見つからない「首の痛み」がある場合、肩こりにも関係の深い、頭を動かしたり姿勢を支えるたりするはたらきのある筋肉の不調が絡んでいる可能性があります。分かりやすい姿勢の傾向として「頭部前方突出」の姿勢が挙げられます。
まずはここから!今日からできる肩こり&首こり対策
自分にとって心地よいシャワーの温度を見つけたら、足先からシャワーを当てていきます。そして、足首周り、膝関節周り、脚の付け根周辺、手先、腕、肩周辺、首回りという順番に1か所を約20秒間当て、血行を促進していきましょう。
ダイエットにも効果的で習慣にしている女性も多い半身浴。ただし、肩こりに関しては逆効果。「肩こり」を解消したければ、あごまでお湯に浸かって10分程度温めるのがポイントです。
両腕を耳の脇まで上げた姿勢からスタート。 手の平は正面を向けたままで、肘を曲げながら両方の肘をウエストのくびれ部分にくっ付けていきます。オフィスでの休憩時間などにぜひ取り入れてください。
どこででもできるストレートネック解消ストレッチ。夜はストレッチ前に、縦半分に折りたたんだホットタオルをマフラーのように首にぐるっと一周巻き、5分間ほど温めてから行うと、首周辺の筋肉の血行が促進されます。
30分~1時間に1分間のストレッチを習慣化するだけで、肩や首の緊張がほぐれ、血行がよくなります。肩と首の疲れが解消されてお仕事の能率がUPするはず。さらに深呼吸してリラックスもしてみましょう。
肩こりの悪化や、首の痛みはもちろん、その周辺の筋肉が緊張すると、頭痛などの他の症状にも繋がります。頭の位置が前方にある姿勢が癖になってしまっている場合、まずは簡単なエクササイズで、軽減を目指しましょう。
お風呂&ストレッチで改善しないなら
枕に大切なのは、首を支える部分があるということ。ヒトは睡眠中であっても、頭部を守るという機能は働き続けます。もし柔らかい枕で眠れば、頭部を安定させようと、首や肩周辺の筋肉が力を入れた収縮状態になります。
一生懸命に体を動かしても、コリの部分を温めても、肩こりがなかなか改善されない……。そんなとき、原因として見落とされがちなのは毎日の食事。肩こり体質になりやすい食生活をしていないか、チェックしてみましょう。
ペインクリニックの肩こり外来では、正しい診断をつけるために肩こりの詳しい問診とエックス線検査などの検査を行います。そして、肩こり治療として、ブロック注射、点滴治療、内服治療、理学療法、心理療法などを組み合わせて行います。
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