天才ダンサーの美しいダンスと、その裏の孤独が胸を打つ

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』

史上最年少で英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルに抜擢されながらも、2年後に突然退団。奔放な私生活が取り沙汰されたり、身勝手だと非難されたり。そんなポルーニンの凋落と復活を追いかけたドキュメンタリーです。家族の期待を背負うポルーニンの苦しみ、母との確執、ロイヤルバレエ団での苦悩など、彼の生き様がしっかり映し出されており、かなり見応えあります。ポルーニンが出演した歌手ホージアのMVはYou Tubeで1700万回以上も再生された傑作MV。これも含めたポルーニン圧巻のダンスの数々も必見です。
(C)British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

出典: 映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』公式サイト

ひとりのバレリーナの自立の旅を描くグラフィックノベルの映画化

『ポリーナ、私を踊る』

フランス漫画界で人気のグラフィックノベル「ポリーナ」(バスティアン・ヴィヴェス著)の実写映画化。クラシックバレエの才能を認められ、ボリショイバレエ団に入団が決まっていたのに、ポリーナ(アナスタシア・シェフツォヴァ)は、コンテンポラリーダンスに目覚めて方向転換。自分のダンス、自分の人生を求めて、彼女は自立の道を歩み始める……。ポリーナを通して知るバレエの奥深さ、ダンサーとして生きる喜びと苦しみ、それらがしっかり伝わる傑作。バレエ好きじゃなくても、ポリーナの生き方には惹きこまれること必至です。(2017年10月28日より全国ロードショー)
(C)2016 Everybody on Deck - TF1 Droits Audiovisuels - UCG Images - France 2 Cinema

出典: 映画 『ポリーナ、私を踊る』公式サイト

パリのオペラ座を舞台にしたバレエ少女のサクセス物語

『フェリシーと夢のトウシューズ』

19世紀末のフランスを舞台に、孤児院で育ったフェリシーが発明少年のヴィクターと一緒にパリへ行き、フェリシーはオペラ座のバレリーナを目指すという少女のサクセスストーリー。いじわるなライバルや厳しい先生が登場し、フェリシーがドジを繰り返しながらも夢を叶えていく物語は、少女漫画のような世界。また数々のバレエのダンスシーンは、アニメーションならではの大胆さ。振付を手掛けたのはパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督オレリー・デュポンとジェレミー・ベランガール。振付にも注目してください。
[c]2016 MITICO - GAUMONT - M6 FILMS - PCF BALLERINA LE FILM INC

出典: 洋画アニメ吹替に挑戦、土屋太鳳が語る「私とダンス」 [映画] All About

ナタリー・ポートマンの夫、天才振付師の挑戦を描く

『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』

バレエ映画『ブラック・スワン』の振付を担当。この映画でナタリー・ポートマンと出会い結婚した天才振付師バンジャマン・ミルピエは、かつてニューヨーク・シティ・バレエ団のプリンシパルとして活躍した実力派ダンサー。その彼が歴史あるパリ・オペラ座の芸術監督に就任してからの悪戦苦闘の日々を映し出したドキュメンタリーです。ミルピエの個性が強すぎて、ダンサーたちが引き気味という、ギクシャクした様子にヒヤヒヤ……。果たして天才は歴史あるバレエ団を変えられるのか。映画『ブラック・スワン』とあわせてご覧ください。

出典: Amazon | ミルピエ パリ・オペラ座に挑んだ男 [DVD] | 映画

北欧のバレエ少年たちの青春ドキュメンタリー

『バレエボーイズ』

ノルウェーでバレエダンサーを目指すルーカス、トルゲール、シーヴェルト。3人の少年が学業とダンスの両立に悩みながらも夢に向かう姿を12~16才まで追いかけたドキュメンタリー。ライバルであり友だちでもある3人の目指す道は一流のバレエダンサー。しかし、英国の名門バレエスクールから招待されたのは、3人のうちのたったひとり……。ドラマのようなことが現実に起こり、3人の行く末にドキドキしてしまう。またバレエ少年の映画は珍しく、レッスン風景や合間にじゃれあう姿などフレッシュでかわいくて、キュンと萌えます。

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スキャンダルも暴かれる!世界最高峰のバレエ団の裏側

『ボリショイ・バビロン華麗なるバレエの舞台裏』

2013年に、ボリショイバレエ団の芸術監督セルゲイ・フィーリン氏が何者かに顔面に硫酸をかけられて失明の危機に。犯人は同バレエ団のダンサー(男)で、芸術監督への恨みが動機でした……。この事件をきっかけに秘密のベールに隠されていたボリショイバレエ団の裏側にカメラが肉迫。嫉妬や金銭問題など、バレエ団の闇が次々と明らかになっていく展開が衝撃的! これがフィクションではなく真実とは。ダンサーたちも悩みを告白していますが、彼らのバレエ愛は本物。それがボリショイバレエ団の希望となっています。

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ノルウェー国立バレエ団の日本人プリンシパルの実話

『Maiko ふたたびの白鳥』

15歳のときに英国の名門ロイヤルバレエスクールに留学。19歳でノルウェー国立バレエ団に入団し、25歳でプリンシパルになった日本人バレリーナの西野麻衣子のバレエ人生を追いかけたノルウェー人監督によるドキュメンタリー。大阪出身、気さくな西野さんの明るい人柄は苦労話も前向きなエピソードに変えるパワーがあります。プリンシパルとして活躍しつつ、結婚、出産も経験。産休後、バレエに復帰するまでを追いかけており、海外で頑張る一人の女性の生き方としても共感できる作品です。

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バレエに懸ける熱き青春にエールを送ろう!

『センターステージ』

名門アメリカン・バレエ・カンパニーのプリンシパルを目指すジョディ(アマンダ・シェル)が、困難を乗り越えて夢の“センターステージ”を目指す青春バレエ映画。ジョディが「骨格がバレエ向きじゃないから君は無理だ」と言われるシーンが辛い……。しかし、悩みながらも頑張るヒロインの根性や支える仲間の存在は、ガッツと友情満載なアメリカ映画らしく、スポ根的な展開が元気をくれます。有名バレリーナも出演しているので、バレエシーンは見応えありますよ。

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パリ・オペラ座が全面協力したバレエ・ファンタジー

『オーロラ』

踊りを禁じられた国のオーロラ姫(マルゴ・シャトリエ)は政略結婚をさせられることに。しかし、彼女は画家(ニコラ・ル・リッシュ)に恋をしてしまう……。ドラマと踊りが見事に溶け合い、美しい衣裳、美術とともにオペラ座のバレリーナたちの華麗な舞も堪能できるバレエファンタジー。ニルス・タヴェルニエ監督はパリ・オペラ座のドキュメンタリー映画『エトワール』(←オススメ)も監督しているので、併せて見るとよりパリ・オペラ座バレエの魅力を堪能できるでしょう。

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トップダンサー二人の競演シーンに目が釘付け!

『ホワイトナイツ/白夜』

ソ連から亡命したダンサーのニコライ(ミハイル・バリシニコフ)は、移動中のトラブルで捕えられ、監禁されてしまう。彼の監視役は米国を捨てたダンサーのレイモンド(グレゴリー・ハインズ)。反目しあう二人だったけれど、やがてダンス愛から友情を育んでいく……という、1980年ダンス映画の代表作。バリシニコフは映画と同じくソ連から亡命したダンサーであり、ニューヨーク・シティ・バレエ・カンパニーの芸術監督も務めた経験の持ち主。グレゴリー・ハインズとのダンスシーンはいまだに語り継がれる名シーンです。

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