健康診断の結果を見たら「要再検査」の文字。そんなときどうすればいいのか、医師の視点からご紹介します。
健康診断の結果は、どう捉えれば良い?
「再検査が必要」と診断されてにもかかわらず、放置していませんか?
「何も自覚症状はないし、大丈夫だろう」とか「何を言われるか怖いので、つい受診を先延ばしにしてしまう」という方の気持ちはよくわかるのですが、症状が無いときに受け、疑わしきは罰するのが健康診断です。
できるだけ迅速にその指示に従って医療機関を受診してください。
「再検査の必要あり」と診断された検査項目は?
たんぱく尿の原因は腎臓そのものではなく、高血圧や糖尿病などによる二次的な腎臓への負担が現れている可能性もあります。腎臓の症状が進行すると、透析が必要になる可能性もあります。
痔だと自己判断し放置するのは禁物。原因となる病気は、痔、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎など様々です。しかし大腸癌ではないか…と不安になりすぎるのもよくありません。「便潜血陽性」になる原因や、受診すべき診療科について解説します。
レントゲン検査で、「肺に影がある」「左下肺野に結節影」という結果が出ると、咳などの自覚症状がなくても「もしかして肺がん?」と不安なるものです。肺に影がある場合に考えられる病気と対処法についても解説します。
胸部レントゲン写真は、主に肺や気管支に病気がないか、あるいは心臓の形や大きさに異常がないかを見つけるために行う検査です。肺や心臓の他、大動脈瘤が見つかることもありますし、本当にごく稀ですが甲状腺、胃・脾臓などの異常が疑われることもあります。
健康診断で行われるバリウム検査の目的は、胃がんや食道がんの早期発見です。他にも、胃潰瘍や胃のポリープ疑いなど、いくつかの代表的な異常所見によって、再検査・要精密検査という指示が出る可能性があります。
子宮がん検診を受けることで、がんになる前の前癌病変や、がんの早期発見が可能。早期に発見できれば、子宮を摘出することなく治療することもできます。一方で発見が遅れると、大切な子宮を失うばかりか、命を落とすことにもなりかねません。
再検査でなくても大切な「血液検査」結果もチェック!
血液検査結果の用紙には、たくさんの数値が並びますが、これらを基準値・異常値などの資料と一緒に読み解くのは大変です。血液検査の結果を「貧血・炎症」「肝臓・腎臓機能」「メタボ」の3つにわけ、見方のコツとポイントを医師がわかりやすく解説します。
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