知らないうちに忍び寄る…「糖化」とは?
「糖化」の主な原因とは?
知っておきたい糖化のリスク
コラーゲンや目の水晶体のタンパク質は入れ替るのがとても遅いので、糖化されたヘモグロビンA1cの割合が増加することで、血管が傷んだり、白内障になったりといった影響が出る可能性があります。
糖化により、タンパク質でできている血管、筋肉、肌などの組織が劣化しやすくなります。例えば、血液のたんぱく組織がもろくなると、血管壁に炎症が起こりやすくなり、動脈硬化の危険が高まります。動脈硬化が進めば、心筋梗塞や脳梗塞などの病気に襲われるリスクも一気に高まります。
糖化は体のあちらこちらで起きる可能性があり、糖尿病、動脈硬化、骨粗しょう症、アルツハイマー病、脱毛・抜け毛などの遠因となることも。
体内の糖化で生成された「糖化生成物(AGEs)」は、体にたまる一方。蓄積すれば、肌のくすみやたるみを招きます。適度な糖分は細胞の活動に欠かせない大事な栄養素になるので、やみくもにカットするより燃焼させるための継続した運動が大事といえます。
出典: 2/2 シワ・しみ老化の原因は肌の酸化と糖化にアリ!? [オトナ女子の新キレイ習慣 - アンチエイジング] All About
糖化を穏やかにするには?
糖化を防ぐためには、体の中に糖が過剰にならないように甘いものや炭水化物の摂り過ぎに注意しましょう。バランスよくカロリーオーバーにならない食生活を心がけ、食物繊維やビタミン、ミネラルなど体の抗酸化や老廃物の蓄積を防いでくれる食品を積極的に摂ることも大切です。
食後の血糖値を上げないようにして身体の糖化ケアをしていくために、日常生活にウォーキングを取り入れましょう。食後血糖値のピークは、一般的に食後30~60分になります。そこで、食後1時間以内に有酸素運動をすると、体内の糖を使ってくれるので、血糖値の上昇が防げるのです。
果物に含まれる果糖は白砂糖と比較して、血糖値の上昇は比較的緩やかです。様々な栄養成分も摂れ、食物繊維なども一緒にとれば、急激な血糖値の上昇も抑えることができます。クッキーやケーキなどの「粉モノ」や油ものより、できれば果物を。
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