細菌性肺炎の基礎知識

細菌性肺炎って、どんな病気?

「肺炎」とは、細菌やウイルスなどの微生物が肺に侵入し、肺が炎症を起こした状態です。肺炎にはさまざまな種類がありますが、通常、「肺炎」と呼ばれるもののほとんどは「細菌性肺炎」です。肺炎球菌、インフルエンザ菌などの細菌が原因で発症します。

出典: 肺炎の症状・種類・主な治療法 [肺・気道の病気] All About

肺炎は、日本人の死因の第4位になっている

過去の病のように思われる「肺炎」ですが、現在でも日本人の死因の第4位に位置し、がん、心臓病、脳卒中に続いています。高齢者や慢性疾患を持つ人は、肺炎になりやすく治りにくい傾向があるため、予防や早期治療が重要です。

出典: 肺炎 病気の基礎知識|アステラス製薬|なるほど病気ガイド

なぜ肺炎になるの?

人間の身体には、病原体を排除する「免疫力」が備わっています。そのため炎症が起きても、通常は軽い症状で治まります。けれども風邪やインフルエンザに感染したり、ストレスで免疫力が落ちたりすると、病原体が肺に侵入して肺炎を起こすことがあります。

出典: 肺炎の症状・種類・主な治療法 [肺・気道の病気] All About

細菌性肺炎の症状は?

細菌性肺炎の主な症状は、咳、痰、発熱です。炎症を起こしている箇所によっては胸痛がみられたり、食欲不振、倦怠感などの症状が現れる場合もあります。重症化すると、呼吸困難や意識障害にいたることもあります。
高齢者や乳児は、発熱がなく、呼吸が速くなるだけ、食欲不振だけといった場合もあります。

典型的な肺炎の自覚症状には、次のようなものがあります。
・長引く咳・痰
・発熱
・胸痛 (炎症の箇所による)
・呼吸困難 (重症の場合のみ)
・意識障害 (重症の場合のみ)

リンク: 肺炎の症状・種類・主な治療法 [肺・気道の病気] All About

せきやたん、発熱が見られることが多いのですが、誤嚥による肺炎などではこれらの症状がはっきりしないこともあります。倦怠感、食欲不振、胸痛等も起こります。特に老人では肺炎の症状が軽いことがあるので発熱、呼吸数増加、頻脈に注意が必要です。食欲低下、不活発、会話をしないなども肺炎を疑う症状です。

リンク: 細菌性肺炎|一般社団法人日本呼吸器学会

乳児や高齢者では、さらに異なった症状が現れます。発熱しないこともあります。また、胸痛が生じないこともあり、胸痛があっても、それを伝えることができないこともあります。さらに、唯一の症状が、息が速くなるだけとか、突然食べなくなるだけという場合もあります。高齢者では、突然錯乱を起こすこともあります。

リンク: 肺炎の基礎知識: 肺炎: メルクマニュアル 家庭版

細菌性肺炎の治療法は?

病原菌に合わせた抗菌薬を用いる

細菌性肺炎は一般的に、薬によって治療します。原因と思われる病原体に合わせた抗菌薬を内服したり点滴したりすることで、細菌の繁殖を抑えます。安静が第一で入院することが多いのですが、軽症の場合は入院せず、内服と外来での点滴となることもあります。

出典: 肺炎の症状・種類・主な治療法 [肺・気道の病気] All About

症状に合わせた対症療法を行う

肺炎になると、それに伴いさまざまな症状が現れます。咳を鎮めるための鎮咳薬や、高熱を下げる解熱剤、痰を出しやすくする去痰薬、息苦しさを和らげる気管支拡張薬など、症状に合わせた対症療法を行います。

出典: 肺炎 病気の基礎知識|アステラス製薬|なるほど病気ガイド

細菌性肺炎に感染したときの、経過の見通しは?

早期に治療すれば、問題はほとんど起こらない

細菌性肺炎は、早期に抗生物質による治療を行えばひどくなりません。ふだん健康な子供や大人が発病しても、抗生剤がよく効くため順調に回復します。ただし治療が遅れた場合や、適切な薬が使われなかった場合は、肺に膿がたまり重症化することもあります。

出典: 気管支炎・肺炎 | 子どもの病気・症状 - 町医者の家庭の医学

高齢者や乳児、慢性疾患を持つ人は要注意

大抵の場合は順調に回復する「細菌性肺炎」ですが、抵抗力が下がっている人は注意が必要です。乳児が黄色ブドウ球菌由来の肺炎を起こすと重症化しやすく、高齢者や慢性疾患を持つ人が発症すると呼吸不全を起こしやすいため、命にかかわります。

出典: 気管支炎・肺炎 | 子どもの病気・症状 - 町医者の家庭の医学

細菌性肺炎の予防法は?

風邪やインフルエンザに感染しないように、体調管理をする

肺炎の多くは、風邪を引いたりインフルエンザにかかったりしたあとに発症します。うがい、手洗い、マスクの着用などを徹底して、風邪やインフルエンザにならないようにしっかり管理します。バランスのとれた食事をすること、十分な休養をとることも大切です。

出典: 肺炎 病気の基礎知識|アステラス製薬|なるほど病気ガイド

高齢者や慢性疾患を持つ人は、ワクチンを受ける

高齢者や、糖尿病、腎不全、肝硬変などの慢性疾患を持つ人は、免疫力が下がっているため肺炎になりやすい傾向があります。肺炎球菌を予防するワクチンを受ける、肺炎の引き金となるインフルエンザにかからないように予防接種を受けるなどの対策をしましょう。

出典: 肺炎 病気の基礎知識|アステラス製薬|なるほど病気ガイド