ダルい、食欲がない、眠れない……夏バテの原因とは?
夏バテの主な原因は、暑さで消耗したビタミンやミネラル・たんぱく質などの不足と、冷房による冷えや自律神経の乱れ。忙しい毎日でも、温かい味噌汁や煮物など、火を通したものを積極的に取り入れましょう。
食事は、のど越しのよい麺類、お風呂はシャワーだけ、寝るときも冷房……。実は、これら、夏バテを悪化させる生活習慣。バランスの良い食事と体の中を温める食事が大切です。
夏バテ予防のために積極的に摂りたい食材はこの7つ
夏のおつまみの定番といえば、枝豆ですよね。枝豆には夏バテ解消に効果の高いビタミンB1、ビタミンC、ビタミンAが豊富に含まれています。豆と野菜の両方の栄養的特徴を持っている優秀な食材なのです。
夏の果物といえばスイカ。さっぱりおいしい味のほか、体への効果は喉をうるおす程度かと思いきや、実はびっくりするほどの効能を兼ね備える果物だったのです。あの赤色はトマトと同じリコピンだし、血管を拡げて血行を良くする働きがあるアミノ酸(シトルリン)も多く含んでいます。
ゴーヤは、夏バテに有効な栄養がたっぷり! β-カロチンやビタミンB1、カリウム、リン、鉄分などを豊富に含みます。体のむくみをやわらげ、疲労回復につながります。
甘酒は、ビタミン、アミノ酸、食物繊維、ブドウ糖、オリゴ糖など、バランスよくさまざまな栄養がギュっと凝縮されたスーパーフード。甘酒と言えば冬をイメージされる方も多いかもしれませんが、江戸時代には甘酒を夏バテ防止の栄養ドリンク剤として飲んでいたそう。
スタミナをつけるためには、やっぱりウナギ。豊富に含まれるビタミンB1で疲労を回復させるだけでなく、エアコンや強い日差しで夏バテ気味のお肌も元気に。なお、2016年の丑の日は7月30日です。
「食欲がないけど、何か食べなきゃ」という時に、そうめんやお茶漬けをすするだけでは、栄養不足。中でも、タンパク質は、人の体を作るもと。不足すると疲れやすくなります。特に、夏バテ時に敬遠されがちな肉は、鉄分を多く含むため、貧血からくる夏バテ対策にも期待が持てます。
夏の定番の飲み物と言えば、麦茶。麦茶の血流を促す効果が研究で明らかにされ、夏バテ防止に役立つ健康な飲み物ということがわかってきました。カフェインレスで胃腸を荒らさないので、夏と親和性が高いのです。
食欲がないときにも栄養をしっかり摂るには?
辛いものや香辛料、香味野菜で胃腸に適度な刺激を与えると、食欲が増進することもあります。辛いものは、発汗による夏バテ防止効果も。食べ過ぎは逆効果ですが、食欲のない時には、薬味や香辛料を上手に取り入れてみて下さい。
免責事項