考えなくてはならない”医療費”のこと
ペットの場合は、人間のように健康保険が使えません。そのため、ちょっと病気やケガをしただけでも数万円かかったり、入院・手術をして、その後の通院まで考えると、年間で十数万円かかっていたというケースもあるようです。
ペットを飼っている人、飼うことを検討している人は、ペットの医療費についてもしっかり考えておきましょう。
こんなにかかる!猫の医療費
猫1匹あたりの医療費はどれくらいかかるのでしょうか。こちらの記事で紹介されている、東京都「ペットに関する調査報告書」によると、猫1匹あたり年間でかかる医療費の平均は35,226円という結果が出ています。
au損害保険が行った「ペット医療に関する意識調査」によると、猫や犬の飼い主の4人に1人が10万円以上の入院費を払った経験があることが明らかになりました。ペットには社会保険制度がないので、手術になるような場合は高額になってしまいます。
一般的な手術費用は、動物病院によって異なります。だいたい避妊手術が約2万~4万以上、去勢手術が約1万~2万円以上となります。地域によって助成金(補助金)がでる所もあるので、事前に確認しておきましょう。
3歳と4歳の2匹の猫の、1年間の医療費レポート。症状や治療内容など細かく紹介されていて、とても参考になります。3歳の猫は全く病院にかからないようで、ほとんどが下痢をしがちな4歳の猫の医療費ですが、2匹の1年間の医療費の総額は約15万円でした。
ペット保険には入るべき?
公的な保険がないペットの医療費に備えるためのもので、ペットの万が一のお金の負担をカバーする私的な保険です。保険料を支払って万が一に備えるか、貯金を増やして現金で対応するかプランをしっかり考えましょう。
ネットリサーチのDIMSDRIVEの調査「ペットに関するアンケート2009」によると、猫を飼っている人の保険加入率は3.4%と、低い割合になっています。病気になりやすい高齢になってからでは加入できないこともあるので考えておく必要があります。
現在ペット保険はいろいろあり、どれを選べばいいのか悩みます。こちらの記事では、損害保険会社と少額短期保険業者の違いや、ペット保険の比較のポイントについて解説されているので、保険加入を考えている飼い主さんは是非参考にしてみてください。
動物病院とのつきあい方
猫の具合が悪そうな時には半日~1日様子を見ても大丈夫な症状と、すぐに病院に連れて行ったほうがいい症状を見極めましょう。病院に連れて行くときの注意点もあわせて確認しておきましょう。
高額な治療を受ける時には、手術費用の他に通院費用などもかかることがあるので、必ず確認しましょう。そして、家族内で治療費の話し合いをして、獣医師とお金の相談をすることが大切です。
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