2級ってこんな試験
ネイリスト技能検定試験2級では、ネイルサロンで通用するレベルの「ネイルケア」「リペア」「チップ&ラップ」「アート」の技術と知識が求められます。3級合格者のみが2級の受験資格を与えられ、試験では3級同様、事前審査・技能試験・筆記試験が行われます。
出典: 技能検定試験 概要
試験は、10分間の事前審査終了後、実技試験から開始します。実技試験は、前半35分でネイルケアを、後半55分でチップ&ラップ、カラーリング、ネイルアートを行います。そして実技試験の審査後、35分間の筆記試験。3時間を超える長丁場の試験です。
実技試験の具体的な内容
2級実技試験の大まかな流れは、事前審査→ネイルケア→チップ&ラップ→カラーリング→ネイルアート。事前審査では、3級と同じ消毒管理に加えてチップ&ラップに使う道具の準備を、実技試験では、チップ&ラップを使った爪の補強技術もチェックされます。アートのベースカラーに赤以外のポリッシュを使うのも3級との違いです。
筆記試験の具体的な内容
合格のポイント!
テーブルセッティングの3級との違いは、アート用のカラーポリッシュとチップ&ラップの材料が増えること。チップは、プラスティックケースなどに入れて衛生的に保管しましょう。あとは基本的に3級と同じですが、道具が増えた分、トレーの中が散らからないよう整理整頓を心がけて。
実技試験前半の時間配分の目安は、手指消毒・ポリッシュオフに5分、ファイリングに10分、ケアに20分です。ファイリングで重要なのは、10本の長さ・形のバランスが取れているかどうか。また、ケアでは、キューティクルニッパーとガーゼで、きちんとルーススキンを取り除きましょう。
実技試験後半のおすすめ手順は、チップ&ラップ→アートの指にカラーリング→残りの指にカラーリング→アート→トップコートです。時間配分の目安は、手指消毒とチップラップに19分、カラーリングに25分、アートに8分、見直しに3分。自分の得意分野を見極め、苦手な行程に時間をかけられるよう配分を決めましょう。
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