じつは2面以降を見たことがない!
アーケードでも好評を博したアクションゲームの移植作。攻撃を一発まで耐えられるヨロイや派手なエフェクトが楽しい魔法など、システム的にもビジュアル的にも超一級品だったが、当時小学生だった筆者にはあまりにも難度が高すぎた。告白すると、2面以降を見たことがない。
ブレイズ派でした
セガ版『ファイナルファイト』……と言ってしまえばそこまでだが、いやいや『ベアナックル』シリーズには『ベアナックル』シリーズなりの良さがある。なかでもシリーズ2作目は、キー2回押しという暴発率が非常に高い必殺技が戦いにバリエーションを産み、じつにやりごたえがあったのだ。『III』も名作だが、個人的にはテンポが早くなりすぎて、『ベアナックル』の“重さ”がなくなってしまったのが残念であった。
いま見ても斬新なビジュアル!
マンガのコマ割りがそのままステージになっているというビジュアルは、いま見ても斬新。アクションも実に小気味よく、名作の条件が揃いまくりなのだが、メガドライブ末期に発売されたこともあって流通量が非常に少なく、あっという間にプレミア化。じつを言うと筆者も、遊んだのは大人になってからだ。
奇跡のようなアクションゲーム
メガドライブを代表する……いや、アクションゲーム史に燦然と輝く金字塔。複数あるショットに加えて、投げやスライディングといった体術も駆使するシステム……と聞くとどうにもややこしい感じだが、実際に遊べば脳汁出まくりの爽快作だ。しかし、それはあくまで難度ノーマルまでのお話。最高難度にした途端、本作はアクションのスパルタ先生と化し、プレイヤーに襲いかかる。ショットの切り替え、スライディングの有効活用など、頭脳のフル回転を強いられる展開は、もはや脳トレと呼びたいほどである。
これまた、奇跡のようなアクションゲーム
『ガンスターヒーローズ』を挙げたからには、こちらも触れないわけにはいかない。タイトル画面の「FOR MEGADRIVERS CUSTOM」という文字が眩しい、トレジャー開発のアクションゲーム。武器チェンジ、カウンターフォース、0移動爆装などさまざまなシステムがてんこ盛りでありながら、ゲームバランスがしっかり保たれているという、奇跡のような作品となっていた。これも『コミックスゾーン』同様一時はプレミアム化していたが、こうしてカンタンに遊べるようになるとは、いい時代になったもんだ!
ぬるぬる動く3Dダンジョンに驚いた
いまも続くセガの『シャイニング』シリーズの記念すべき一作目。3Dダンジョンをひたすら潜っていくというダンジョンRPGで、当時はそのぬるぬると動くアニメーションの滑らかさに驚かされたものである。じつを言うと当時の筆者には難度が高すぎてクリアーできていないのだが、ぬるぬる動くダンジョンのアニメーションはいまも強く記憶に残っている。同じことを2回言っただけの紹介文な気もするが、とにかくぬるぬるなのだ。あ、3回。
ななめ見下ろし視点という発明
ものすごく雑な例えをすれば、斜め見下ろし視点の『ゼルダの伝説』(2D時代の)である。なんだそれだけか、と思うなかれ。この斜め見下ろし視点によって、高低差の概念が広がり、それに伴ってアクション性も大幅にアップしたりと、エポックメイキングましましなのだ。いわゆる錯視を利用した感じのマップもあったりで、非常に頭を悩まされた記憶があるが、小学生の自分にもクリアーできたので良バランスだったに違いない。
暗殺者、サイファー、近未来……すべてがカッコいい
世界を支配するグランドマスターを討ち倒すべく、孤高の暗殺者“飛竜”が光の剣“サイファー”をぶん回しながら単身突撃。アクションゲームとして優れているのは言わずもがな。当時筆者のハートをわしづかみにしたのはその世界観だ。某社会主義国を彷彿とさせるステージ1に始まり、極寒のシベリア、空中戦艦、アマゾン、そして敵の本拠地と、目まぐるしく変わる展開には正直頭が追いつかなかったが、とにかくカッコ良かった。乾いた感じのサウンドも最高である。
『ザ・スーパー忍』よりもコッチ派!
アーケードからの移植作らしいが、恥ずかしながら筆者はメガドラ版しか遊んだことがない。それまで忍者が登場するゲームと言えば『忍者じゃじゃ丸くん』や『忍者ハットリくん』しか知らなかった少年時代の筆者は、開幕早々燃え上がるニューヨークの街に度肝を抜かれたのである。また、行動をともにする忍犬の可愛さにも悶えたのである。ゲームとしては自由の女神を登りながら戦うステージの高揚感が忘れられない! ああ、また遊びたくなってきた。
出典: シャドー・ダンサー ザ・シークレット・オブ・シノビ | Wii(R) バーチャルコンソール メガドライブ 公式サイト
ボス戦がまさかの野球拳……性の目覚めを刺激した一作
セガが第2のスーパーマリオを目論んでいた……という噂もある『アレックスキッド』シリーズ。その目論見は見事に外れたものの、後にソニックが産まれたことを考えると、偉大な先人であった気がしないでもない。そんなことはともかく、『アレックスキッド 天空魔城』の話である。ハッキリ言ってアクションゲームとして特筆すべき点はないのだが、ボス戦がなぜか“野球拳”というナゾシステムであるという点において、私的レジェンド作品となったのだ。ちなみに当時小学生だった筆者は、唯一の女性ボス“ターニャ”戦で性の目覚めを意識したとかしないとか……全世界の小学生、必プレイの作品である。
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