馬肉やあんこう、ヘルシーな大根あさり鍋……。食べてみたい老舗の鍋はどれ?
都内で「桜なべ」と言えば必ず候補として出てくる「みの家」。桜肉とは馬肉のことです。1897年創業の同店は、店構えや内装も老舗感たっぷり。素材のエキスを含んだ割り下やつけ汁として使った生卵を、白飯にかけていただく〆ゴハンも鍋後の楽しみです。
味のある老舗店が密集する神田須田町エリア。あんこう鍋で有名な「いせ源」もその1つで、創業は1830年です。旬の冬場はランチでもリーズナブルにあんこうメニューを提供。風情あるその店舗は東京都選定の歴史的建造物に指定されています。
東京のすき焼きの代名詞のような今半。その屋号を使用する店は東京に5店ありますが、ルーツは1895年創業のこちら「今半本店」。昭和初期、その賑わいから「今半で景気を占う」と言われていた存在です。一番人気の「すき焼きセット」はボリュームも十分!
出典: すき焼き 今半本店
昭和初期の民家のような店舗が印象的な鳥徳の創業は1900年頃。焼き鳥をはじめとする鳥料理やうなぎを取り扱う同店には、鳥鍋や水炊きのコース料理があります。気軽に楽しめる冬の人気メニューは「鳥鍋御飯」。価格はなんと1000円です!
幻の大根と言われる亀戸大根。1905年創業の升本本店では、契約農家で亀戸大根を栽培し、さまざまな料理を提供しています。中でも名物は「亀戸大根あさり鍋」です。鍋料理は肉が多い中、メインを張るのは野菜。ヘルシーな逸品です。
永井荷風ら文豪に愛された牛鍋屋として知られる「今朝」。その創業1880年です。特撰松阪牛を機械ではなく、職人が一枚一枚“手切り”することで肉の繊維を損なうことなく提供します。ランチタイムにはリーズナブルなすき焼きメニューも!
安くて栄養価の高いどじょう。そんなどじょうの名店「どぜう飯田屋」の創業は1902年です。使用するどじょうは厳選した天然物。どじょうがそのまま入った「まる」はもちろん、その姿がちょっと苦手な人には、骨抜きや柳川の鍋もあります。
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