食と健康の雑学
塩の致死量は体重1kgあたり約3~3.5gとされています。体重60kgだと180~210gです。しょうゆの塩分濃度は濃い口で16~17%、薄口で17~18%。しょうゆ1リットルには約160~180gの塩分が含まれており、かなり危険なことがわかります。
“塩”なのに、“減塩”とはこれいかに?単純に量が半分になったってこと?ヒントは、実は塩化ナトリウムと同じような塩味を感じる「塩化カリウム」にあります。
保育園から帰る時に先生からもらう「肝油ドロップ」を食べるのが楽しみだった人もいるはず。あんなにおいしいのにどうして1日1個しかダメなの?その理由は栄養素の「過剰症」にありました。
牡蠣の生食用と加熱用の違いは、保健所が指定した生でも安全に食べられる海域か否か。しかし、なぜ牡蠣は食あたりの原因とされることが多いのでしょうか?その原因と対策法を医師が解説しています。
「酵母菌」に感染してしまうことで、食事を摂るだけで酔っ払ってしまうことがあります。デンプンなどを体内で分解してできた糖分が、酵母菌によってアルコール発酵されてしまうのです。
骨の形成には重要なものがあります。それは「成長ホルモン」。昔から「寝る子は育つ」と言いますが、その言葉通り、成長ホルモンは夜間に分泌が多くなります。つまり、骨の元になるカルシウムは夜間に摂るのが理想的なのです。
病気とカラダの雑学
神経に近い深い部分よりも、エナメル質に近い部分の象牙質の方が、歯を削る時に痛みが大きい傾向があります。
ネコの寄生虫である「トキソプラズマ」に感染すると、奇妙なふるまいが起こることが明らかになってきています。2009年の研究によると、体内に寄生した原虫が白血球を乗っ取って脳に侵入し、ドーパミンの分泌を促していたとのこと。
蚊に刺されやすい人の都市伝説は色々ありますが、実際の研究結果が出ているものもあります。2004年の報告によると、蚊の腸内の吸った血液型を調べるとO型、B型、AB型、A型の順に多かったとのこと。ただし、理由は不明だそうです。
大泣きしたときには涙だけではなく鼻水もでます。これにはわたしたちの祖先が水中生活から陸上生活へ進出していった際に、眼が乾燥しないように涙を出し、その涙を鼻に通すことで、空気が出入りする鼻を水分で湿らせておくという進化の過程が関わっていると考えられています。
病院・医療の雑学
腸閉塞とは、なんらかの原因により腸管内容の肛門側への輸送が障害された状態。お腹の手術のあとは消化管の動きが低下するので、腸閉塞状態になってしまいます。「オナラがでましたか?」と聞かれるのは、それが改善したかどうかを確認していたのです。
1891年、マラリア原虫がメチレンブルーでよく染まるという観察から、この染料がマラリアに効果があるかもしれないと考えられました。さっそく軽いマラリアにかかっていたドイツ人水兵にこの染料を投与してみると、効果があったとのこと。しかし、体が青くなってしまうという副作用もありました。
ニュースなどで耳にする「現在心肺停止状態です」というフレーズ。死亡と異なる点は、実は医師が確認したかどうかという、主に法律上の問題だとのことです。
1815年、フランスの医師ルネ・ラエンネックは、子供が木の棒の端に耳をつけて遊んでいるのを見て、聴診器のメカニズムを思いつきます。糸電話で音が伝わるのと同じ原理です。ただ、開発された当初の聴診器はというと、一本の筒形の木でできた単純なものでした。
「ネコが生イカを食べたら腰ぬかす」という言い伝えを聞いたことがありますか?これを掘り下げていくと、人間に共通する大切な情報にたどり着くことができます。ネコは生イカを食べることで体のビタミンB1が急激に分解され、足が立たない状態になる……。すなわちブドウ糖の分解速度が遅くなり、細胞のエネルギー発生が遅くなるのです。
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