40歳のメグミさんが、職場の上司と不倫の関係となり15年が経った。「ずっと別れることばかり考えてきた」「一度も結婚せず40歳を迎える状態になるとは思ってもいなかった」と語る彼女は、今、自分の人生を肯定することができず、もがき苦しんでいた。
大人になっても難しいのが、母と娘の関係。「母は私を、自分の思い通りの人間にしたかったんですよ」――。母親に過干渉で育てられ、強く恨みを持ってしまっている39歳の女性の本心は? そして、彼女が背負っている苦しみを解決するすべはあるのだろうか。
アラフォー独女のミホさんは「人を好きになることがわからない」とつぶやく。これまで何度も恋をして、男性からたくさんのものを与えてもらってきた。周りからは、決して不幸にはみえないだろう。だが、人を信頼することはこわい…。
大手企業に勤務し毎日を楽しく過ごしていたが、両親が交通事故を起こし仕事を辞めざるを得なくなった。以降、パートと母の介護に明け暮れ、結婚はおろか、恋愛もできない日々。「母が死んでくれたら…」わきあがる暗い思いを打ち殺し、今日も必死に生きている。
40代になり、性欲が高まる女性も多いという。だが、「してみたいこと」を叶えるためには、勇気ある一歩を踏み出さなければならないこともある。恋人に抱いている性的願望を話せないという女性を、踏みとどめているものは何なのだろうか。
7年にわたる不倫の末、突然、妻に呼び出され、恫喝されて慰謝料を払わされ…。彼との関係は、一生続いていくと思っていた。だが、矢面に立たされ、すべてを失った今は「今までの7年間、なんだったんだろう」と、ただ虚しい。
母の病死、父の自殺、弟の失踪…そして、自分の恋愛もうまくいかない。「私は心のどこかで家族を信じていないんですよ」いつも明るく、仕事に邁進する女性が漏らした本音。これがわたしの運命だから、と過酷な人生も受け入れなければいけないのか。
ボロボロになりながら、ひとりで仕事も恋愛もがんばってきた…!!
「こんなはずじゃなかった…」わたしたちの人生
女性にとって「40歳」は、ひとつの壁である。結婚も出産も仕事も、ここでの選択と決断がのちの人生に影響を与える。だからこそ戸惑い、迷う。自身を振り返り、後悔と逡巡で立ち止まった女性たちを追ったノンフィクション。そして、彼女たちのその後を含めた、大幅加筆の上ついに書籍化。
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