高峰秀子「わたしの渡世日記」(上下)

まずは昭和を代表する名女優から。自分から進んで入った世界でないこともあって、映画の世界を見る目が実にシビア。エッセイストとしても高評価を得た作品だけに、読みごたえ満点です。

出典: Amazon.co.jp: わたしの渡世日記〈上〉 (文春文庫): 高峰 秀子: 本

勝新太郎「新装版 俺 勝新太郎」

こちらも昭和の大俳優(怪優?)。思いつくままに書いてるようで、笑えて泣ける名場面のオンパレード。自伝映画を見てるようで、絢爛豪華なラブシーンから、モノクロ調の独白場面までイッキ読みしたくなります。

出典: Amazon.co.jp: 俺、勝新太郎 (廣済堂文庫): 勝 新太郎, 吉田 豪: 本

ビートたけし「浅草キッド」

数あるビートたけしの自伝的作品の中から、どれか1冊を選ぶならばやはりコレでしょう。いちばん場末のにおいがしていた浅草を、個性的な登場人物とともに描ききっています。

出典: Amazon.co.jp: 浅草キッド (新潮文庫): ビートたけし: 本

矢沢永吉「成り上がり」

言わずと知れたベストセラー。夢を見なくなったと言われる今の若い人達にこそ読んでほしい一冊です。ビッグになるというのは、どんなことなのか。内容はもちろん、語り口にも酔いしれてください。

出典: Amazon.co.jp: 成りあがり 電子書籍: 矢沢永吉: Kindleストア

山口百恵「蒼い時」

これほど「激白」という言葉がふさわしい自伝は、今後も出ないでしょう。まだアイドルがベールに包まれていた時代に書かれていることを再認識して読むと、驚嘆度マックスです。

出典: Amazon.co.jp: 蒼い時 (1980年): 山口 百恵: 本

東山紀之「カワサキ・キッド」

テレビでは決して語られることのなかった「ヒガシ」の生い立ちが、克明に記されていますが、それ以上に、高度経済成長期の川崎市の姿が生き生きと描かれていることに感銘を受けます。どこもかしこも貧しかった当時の話は、世代を超えて通じるものがあります。

出典: カワサキ・キッド (朝日文庫) | 東山紀之 | 本-通販 | Amazon.co.jp

松本人志「松本裁判」

松本人志といえば大ベストセラーとなった「遺書」が有名ですが、こちらはインタビュー形式で当人が生い立ちや家族のことを語ったレアな一冊。お笑い論に関しても、本書では冷静に自己分析がなされています。

出典: Amazon.co.jp: 松本裁判: 松本 人志: 本

堺雅人「文・堺雅人」


いまや大河主演俳優となった堺雅人が、世間から注目され始めたころに書かれたエッセイ集。月刊誌の連載をまとめたもので、基本は月例報告的なものですが、時折はさまれる過去のエピソードがいちいちユニーク。作者のようにニヤついてしまいます。

出典: Amazon.co.jp: 文・堺雅人 (文春文庫): 堺 雅人: 本

又吉直樹「東京百景」

小説「火花」で芥川賞作家となった大先生ですが、それ以前に書かれたこちらも名著です。上京した人間が見る東京の奇妙さ、面白さ。そして、そんな東京で佇む自分の小ささ。地方出身者なら必ず共感する部分があるはず。

出典: Amazon.co.jp: 東京百景 (ヨシモトブックス): 又吉 直樹: 本

壇蜜「蜜の味」

最後は、なかなか手に取りにくいと思っている若い女性にこそ読んでほしい作品です。ここまで自分を赤裸々に語れる人は、本職の作家の中にもいないのでは。それに加えて、感心するほど自身をフラットに見ています。ある意味、完璧な自伝。

出典: Amazon.co.jp: 蜜の味 (小学館文庫): 壇 蜜: 本