1.風疹
風疹は、子どもの病気ではありません。特に、幼少期に予防接種を受けておらず抗体がない方は、要注意! 妊娠8週~12週の妊婦が感染した場合、胎児が感染する危険性が20%と高い割合です。風疹の基礎知識をつけておきましょう。
2.トキソプラズマ
妊娠して初めて「トキソプラズマ」という病名を知った方も多いのでは? 1度感染したら、2度目の感染はなく、世界人口の1/3が感染しているというありふれた病気。ただ、キケンなのが妊娠中の「初感染」。胎児への影響が懸念されます。
3.りんご病
定期的に流行期がやってくるりんご病。症状は比較的軽いことがほとんどですが、妊婦が感染すると、赤ちゃんに異常が起こり、流産の原因になることがあります。「胎児水腫」という赤ちゃんがむくんでしまう状態が起こると治療は非常に難航します。
4.水ぼうそう
水ぼうそうの感染力は強力。妊娠12週までにかかると、3~4%の割合で赤ちゃんの脳、皮膚、四肢に障害が出る「先天性水痘症候群」となる可能性があります。感染歴のない方、予防接種を打っていない方は細心の注意が必要です。
5.歯周病
歯周病で早産リスクがグンと上がるのをご存知でしたか? 口内環境が悪化しがちな妊娠期間。虫歯のケアばかりに気をとられて、歯周病ケアをおざなりにしていると大変なことに……。歯周病菌は、血管を通じて全身を巡ります。
6.妊娠糖尿病
100人に12人がかかると言われている「妊娠糖尿病」。心配なのは、胎児が肥満児となり、難産・早産の原因となること。大多数の女性は食事療法と運動療法で、母子ともに健康な出産を迎えることができます。
7.インフルエンザ
妊娠中は重症化しやすいインフルエンザ。妊娠中でもワクチン接種をすることができ、生まれた赤ちゃんのインフルエンザ予防にも役立つことがわかっています。妊婦におすすめの「保存剤無添加」タイプは、在庫がなくなりやすいため、早い時期の接種を。
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