ピース又吉の「火花」とは?
大の読書好きで知られ、とくに太宰治への傾倒ぶりで有名な、お笑いコンビ“ピース”の又吉直樹。そんな彼の小説デビュー作は、自身が身を置く「お笑い」の世界を舞台にした純文学となっている。掲載された雑誌「文學界」が史上初の大増刷を行うなど、書籍発売前から大きな話題を呼び、さらには芥川賞受賞という快挙も達成した。
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レビュー第1弾では、作中で描かれる「笑い」についての議論に着目。コンビ同士の友情や対立を描くのではなく、あくまで「笑い」にこだわる切り口に「文学の枠を越えた文学」と賛辞の言葉を贈っています。
2度目のレビューでは、物語の終盤で訪れる展開について言及。「お笑い芸人にとってはホラー現象」と分析しています。
主人公のひとりで、笑いで世界を変えようと目論む神谷を、現実のお笑い界に当てはめて考察。するとそこには、ダウンタウンの松本人志の姿が見えてきました。
「火花」の芥川賞ノミネート発表直後に放送された、「アメトーーク!」の“読書芸人”特集。番組内で紹介された、又吉直樹のオススメ本をリストアップしているので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。
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