奈良のおすすめハイキングコース6選
記録に残る中で、日本で最も古い道とされる「山の辺の道」。古代、大和盆地は湖だったとされ、その湖の東のへりにそって整備された古代の街道こそが、「山の辺の道」の起源のようです。天理駅~桜井駅の約15kmが、人気のハイキングコース。
古代史の里・飛鳥。飛鳥のシンボル「石舞台古墳」のほか、「高松塚古墳」や、「鬼の俎・鬼の雪隠」「亀石」などの古代の石造物、聖徳太子生誕の地として知られるお寺などがあって、これらを見て歩くのがとても楽しい。レンタサイクルを使うと便利!
江戸時代、多くの剣豪も往来したという奈良と柳生の里を結ぶ「柳生街道」の中で、奈良郊外の高畑から円成寺まで、約10kmの「滝坂の道」がハイキングコースとして人気。道中には、点在する石仏、自然にそっと溶け込むような峠の茶屋などがあり、風情豊か。
東大寺の東、手向山(たむけやま)八幡宮裏手の標高342mの小山。笠を3つ重ねたように3つの山頂があり、別名「三笠山」とも。山全体を芝生が覆っていて、とても爽やかな気分に! 頂上からは大和三山や、奈良と大阪の境の葛城山、二上山まで見渡せます。
古来より日本一の桜の名所として名高く、太閤秀吉も花見を行った吉野山。桜だけでなく、南朝ゆかりの史跡や、鎌倉幕府に追われた源義経と静御前が潜伏した史跡など様々な見所があります。日本最古のロープウェイ「吉野ロープウェイ」も、乗れば話のタネに!
出典: 奈良吉野山の3万本の桜、最古のロープウェイで花見へ [桜咲く春お花見特集2017 - 奈良の観光・旅行] All About
葛城古道は金剛山と葛城山の麓を南北に走る山裾の道。奈良でも、もっとも歴史が古いといわれるエリアで、古代から続く神社が点在しています。九品寺付近の市街地の眺望、一言主神社参道あたりの田んぼのあぜ道も、鄙(ひな)びていてとてもよい雰囲気です。
京都のおすすめハイキングコース6選
鞍馬から貴船へ、約2時間の山道。途中、地下に根を張れない杉の根が奇観を成す「木の根道」があり、7歳から約10年を鞍馬山で過ごした牛若丸(義経)は、ここで天狗から剣術を習ったという物語があります。夏は、貴船の川床、秋は「鞍馬の火祭」、紅葉がおすすめ。
山上に延暦寺の境内が広がる比叡山。京都側からも滋賀(坂本)側からも登山可能です。比叡山の境内はとても広く、大きく分けると、東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の3つのエリアに分かれています。山歩きを楽しみながらお参りしましょう。
醍醐寺境内は、山上の「上醍醐」と麓に広がる「下醍醐」に分かれ、上醍醐へは約1時間の山道。上醍醐の清滝宮傍らに湧く「醍醐水」は、この山の地主神・横尾明神が飲み、「ああ、醍醐味なるかな」と嘆声を発したという伝説の水。山上からは大阪平野を一望。
出典: 【京都】天下人・秀吉が豪華な花見を催した醍醐寺の桜 [桜咲く春お花見特集2017 - 京都の観光・旅行] All About
伏見稲荷大社裏手の稲荷山を一巡する「お山めぐり」は、約4km、2時間弱の道のり。 延々と続く朱色の奉納鳥居「千本鳥居」の実数は5000本以上。途中、茶店があったり、「四ツ辻」からは洛南の景色を一望できたりと、楽しい道のりです。
藪かげや田畑の中に石仏が点在する当尾の里は、奈良と京都の県境に位置します。全部まわると1日コースですが、岩船寺から浄瑠璃寺までの2.5kmのコース(リンク先「コース05」)なら、下り坂中心で無理なく歩けます。
出典: お勧めコース01
四神の信仰における京都の北の守り・船岡山(標高111m)一帯は公園として整備されており、頂上付近からの京都市街地の眺望は抜群。南東には、織田信長をまつる建勲神社があります。金閣寺や北野天満宮から近いので、観光の途中に立ち寄るのがおすすめ。
出典: 船岡山について - 建勲神社
古代中国で誕生した四神の信仰によれば、東に青龍(流水)、西に白虎(大道)、南に朱雀(湖沼)、北に玄武(丘陵)がある「四神相応の地」こそが、王城を築くのに相応しい土地。京都(平安京)や東京(江戸)、鎌倉などもこの思想に従って建設されました。
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