長期間下痢が続く「慢性下痢」

慢性にだらだらと下痢が続く場合には、過敏性腸症候群のことが多いのですが、中には吸収不良症候群や、潰瘍性大腸炎、クロ ーン病など難病に指定されている重大な病気がかくれていることもあります。

リンク: 一般のみなさまへ | 日本消化器病学会

基本的にはただ「胃腸が弱く下痢になりやすい」というタイプの人は該当しません。

リンク: 慢性下痢【Doctors Me】

慢性下痢の発症率は下痢全体のうち約3%とされています。

慢性下痢の原因となる病気(一例)

下痢が長引く場合、正確な診断のためには病院受診をし、適切な検査を受けることが大切です。以下では、慢性的な下痢の原因となりうるいくつかの病気をご紹介します。

ストレスが引き起こす過敏性腸症候群

過敏性腸症候群には下痢型、便秘型、混合型があり、下痢型の特徴としては、(1)睡眠中は腹痛はない、(2)排便回数が多い、(3)排便後すぐに腹痛があり便意を覚える、といったものがあります。ストレスを感じると症状が強くなることも特徴です。

出典: 治らない下痢・便秘…「過敏性腸症候群」 [過敏性腸症候群・IBS] All About

食物アレルギーが原因で起こる下痢

下痢が治らない、体重が増えないといった症状がある場合、食物アレルギーがある場合もあります。

出典: 下痢が続く原因は、アレルギー? [アレルギー] All About

「大腸がん」の初期症状でも下痢と便秘を繰り返す

下痢と便秘を繰り返す場合には、大腸がんの初期症状の場合があります。便潜血の検査で簡単にチェックできます。

出典: 大腸がんの症状・がんの進行 [大腸がん] All About

糖尿病の合併症による下痢も

糖尿病歴が長い患者さんに、自律神経障害の1つとして胃の不全麻痺が起こることがあります。このとき便秘や下痢、あるいは交互に起きることが症状の1つに見られます。

出典: 胃もたれ・むかつき・下痢・便秘も糖尿病の合併症!? [糖尿病] All About

「潰瘍性大腸炎」も長引く下痢が特徴的

潰瘍性大腸炎では、血便や軟便・下痢、腹痛、発熱などの症状を認めます。このような症状が続いたり繰り返したりする場合は潰瘍性大腸炎が疑われます。

出典: 安倍総理も悩まされた潰瘍性大腸炎とは…症状・治療法 [胃腸の病気] All About

「クローン病」が原因の下痢

クローン病では、小腸・大腸を中心とした消化管に潰瘍を形成し、腹痛、下痢、血便などがみられます。症状がよくなる「寛解」と悪くなる「再燃」を繰り返し、若年者に多い病気です。潰瘍性大腸炎とともに炎症性腸疾患に分類される原因不明の病気です。

出典: 山田まりや難病だった? クローン病の症状・治療法 [胃腸の病気] All About

「バセドー病(甲状腺機能亢進症)」が原因の下痢

甲状腺ホルモンが様々な原因で過剰にでてしまう、若い女性に多い病気。発汗過多や精神不安定などの様々な症状が出ます。下痢が続くことも症状の1つとしてあげられます。

出典: バセドー病(甲状腺機能亢進症)の症状と治療 [膠原病・リウマチ] All About

「HIV感染症(エイズ)」が原因で下痢が続く場合も

HIV陽性患者の多くは、急性期の症状として下痢をおこすことが知られています。

出典: HIVの基本的な治療法・注意点 [感染症] All About

以上の病気は長引く下痢の原因となる病気の一例です。この他にもストレスなどの心因性の下痢や、体質的なものも原因になりえます。適切な治療のためにも、まずは病院受診の上で正しい検査・診断を受けるようにしましょう。