地震大国とも言われる日本。防災用品をしっかりと備えている方は多いと思いますが、身を守るために持っておきたい知識もたくさんあります。
ここでは大きな事故や災害が起こった場合に備え、事故や避難生活中の怪我の手当てなどでも活用できる応急手当・応急処置の方法をご紹介します。
緊急時に備えて知っておきたい応急手当法
擦り傷はまず清潔な水で汚れを洗い流し、洗浄後はラップフィルムなどで傷を覆って乾燥を防ぎましょう。ラップはかなり大きな傷でも覆えて便利なアイテムです。
出血がある場合は傷口を洗浄し、清潔なハンカチなどを当てて、しばらく出血箇所を圧迫しましょう。患部を出来るだけ心臓より高い位置に上げることもポイントです。重症な場合はよりしっかりした止血を。
関節が腫れて痛む場合はをまず「RICE療法」を。Rest(安静を保つ)、Ice(氷で冷やす)、Compression(圧迫する)、Elevation(高く挙げる)が基本です。できるだけ早く処置することで、その後の治療期間を短縮させることができます。
重症度によっては命に関わることもあるやけど。衣服の上からでも、とにかくすぐに冷たい水をかけて冷やすこと。状況にあわせて正しい治療を受けることが大切です。
口内に出血があるときには、清潔なガーゼなどで押さえて止血を。抜けた歯が地面に落ちて汚れたとしても、アルコールや消毒液で洗ってはいけません。すぐに拾い、できれば牛乳などに入れて歯科に急ぎましょう。
指などが完全に切断されてしまった場合、医療機関に急ぎましょう。切断された指は洗わずに、清潔なガーゼ、布などでくるみ、なるべく密閉して冷やしていくのがポイントです。
人命を救うこともできるAED
自動体外除細動器であるAED。自動心電解析器と除細動器が一体になっている装置で、記載されている手順通りにすれば、多くの人に扱えます。いざというときに焦らないよう、仕組みと使い方をざっと理解しておきましょう。
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