睡眠時無呼吸症候群とは
自分ではぐっすり眠れているつもりでも、睡眠の質が低くなる睡眠障害「睡眠時無呼吸症候群」。100人に1~2人がかかっていると言われています。多くの人は自身の睡眠不足を認識しておらず、日中、知らないうちに居眠りしてしまうことも問題です。
睡眠中のいびき、無呼吸、寝相の悪さだけでなく、日中に起きる症状も厄介。起床時の頭痛、胸焼け、ED、異常に強い眠気などの症状が現れることもあります。
睡眠中にセンサーを付け、「終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)」を受けます。病院に一晩泊まって、翌朝の6時ころまで記録したら、センサーをはずして完了。忙しいビジネスパーソンでも、仕事を休まずに検査を受けられます。
検査だけで病院に一泊はちょっと…という人は、自宅で簡易検査を受けることも可能。ネットで申し込んで、自宅で検査し、3週間後の結果を待つだけ。会社などの団体でも申し込めます。
職業ドライバーで睡眠時無呼吸症候群と診断された人のうち、約3割が重症者だったという報告も。個人だけでなく、運送事業者にも真剣な取り組みが求められています。
横向きやうつ伏せで寝たり、肥満を解消するなどの対策も有効ですが、改善しない場合は医療機関で治療を。器具を使う方法から鼻などの手術で大きな効果が得られることがあります。
病気でなくても…ただの居眠りも命取り!
交通事故の原因の半分に関連するとも言われている睡眠不足。不眠症患者の場合、健常者に比べて交通事故を起こす確率が3.5~4.5倍も高くなります。運転中に眠気を感じたら、早めに仮眠をとるなどの自己管理が大切です。
睡眠不足での運転は飲酒運転と同じくらい危険な行為。居眠り運転が原因で、一度に多くの命が奪われる事故が数多く発生しています。少しでも眠気を感じたら、仮眠を取る、明るい光を浴びるなど、眠気対策をしっかりと!
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