1. 貯金がニガテな人でも教育費を用意できる保険です
2000万円かかると言われる教育費。その中でも特にお金がかかる、大学入学時期に備えるのが学資保険です。学資保険のメリットは、保障がついていながら貯蓄性も高いこと。毎月口座から強制的に保険料が支払われるので、なかなか貯金ができない人にも向いています。
教育費を貯めるなら預貯金でもいいのでは、と思うかもしれません。でも、学資保険には預貯金と異なる点が4つあります。中でも、契約者(父や母など)が亡くなったら保険料の支払いが免除され、保険金は予定通り受け取れる点は大きいでしょう。
2. 学資保険にもデメリットはある。ココに注意!
とはいえ、学資保険は教育費準備に「万能」なわけではありません。メリットもあるけれど、もちろん注意点だっていっぱいあります。入った後で後悔しないように、きちんと理解しておきましょう。
学資保険のデメリットは、商品によっては元本割れするものがあるということ。特に、親の死亡保障や子どもの医療保障の特約がついた商品にその傾向があるようです。また、物価が上がった時にインフレ対応ができないという面もあります。
学資保険は誰でも入れるわけではありません。契約者(主に親)や被保険者(子ども)の年齢によっては入れないことも。健康状態についての加入条件もあります。でも、加入条件を満たさず学資保険に入れなくても安心を。他にも教育費を用意する方法はあります。
学資保険の満期金は、大学の入学金の支払いにあてたいと考える人が大半です。しかし、満期時期の選び方によっては間に合わないことも。早ければ高校3年の9〜10月に入学金を支払わなければならない例も多いので、満期時期の設定には注意が必要です。
3. さらに貯蓄性(返戻率)をアップさせる方法もある
貯蓄性が魅力の学資保険ですが、どうせ入るなら少しでもお得なタイプを選びたいもの。入り方や入り方によっては、同じ商品でも返戻率をアップさせることができるんです。
保険料をまとめ払いしたり、「保険料免除特則」を外したりすることで、返戻率は格段にアップします。10歳までなど、保険料の払込期間を短くする手も。払込期間を短くすると月々の保険料は高くなりますが、返戻率は高くなります。
満期金の受け取りは「年単位の契約応当日」となっている商品がほとんど。しかし祝金が出るものの場合、受取時期は保険会社によって異なります。祝金の受取時期によっては「損得」が発生することも。子どもの誕生日直前に入るなど、ちょっとしたコツがあります。
教育費は子どもの人数に比例して大きくなるもの。兄弟姉妹がいればなおさら計画的に貯めていきたいですよね。実は、兄弟姉妹で一緒に入るとお得な学資保険があります。保険料が割引になり、戻り率(返戻率)がアップするというものです。
4. 貯蓄性が高く人気の商品を知っておこう!
学資保険の中でも、特に貯蓄性が高い人気商品をご紹介します。また、学資保険以外にも、教育費の準備に向いている保険があることをご存知ですか?
学資保険の受取率が高く人気を集めている会社は、アフラック、ソニー生命、日本生命などです。なかには120%以上戻ってくる学資保険も! 細かいところで少しずつ異なる点があるのので、返戻率以外の部分もよく確認して選びましょう。
最近、教育費を貯めるために「低解約返戻金型」の保険を活用する人が増えています。これは、保険料を払っている間の解約返戻金を少なくする代わりに保険料が割安に設定されている保険。一定期間内に解約すると元本割れするものの、一定期間を過ぎれば返戻率は一気にアップします。
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