鼻水の原因は?
鼻の奥の粘膜は、気管などの乾燥防止のために分泌物を出しています。体調に異常があると、この分泌物が増加し、鼻の穴からあふれて鼻水になります。
アレルギー性鼻炎や鼻風邪ウイルスの鼻水はさらっと透明なのが特徴。一方でどろっとした黄色い鼻水や緑色の鼻水は、細菌による副鼻腔炎の可能性も……。しっかり受診することが大切です。
虫歯が進行すると歯の内部に細菌が入り込んで行きます。奥の空洞に膿が溜まると、蓄膿症のような症状が出ることも……。この場合は耳鼻科だけでなく、歯科での治療が必要です。
今すぐ鼻水の止め方が知りたい!
鼻水は、涙腺・鼻腔・副鼻腔からの分泌物が合わさった物。全ての原因が取り除かれないと鼻水は出続けます。鼻水が出てくる副鼻腔自体も大きいので、鼻をかんで鼻水を出し切ることは難しいのです。
水っぽい鼻水がダラダラと出たり、くしゃみがひどいなどの花粉症や、アレルギー性鼻炎によく用いられる漢方薬に、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)があります。効果と使い方を解説します。
花粉症による鼻水に、MSM摂取が有効だったという報告があります。くしゃみや鼻水を起こすヒスタミンの働きを抑えるシソの実エキスにも注目です。
どうしても今すぐ鼻水を軽くしたいなら、薬に頼るしかありません。唯一の救世主(!?)と考えられているのは、抗ヒスタミン剤。副作用として眠気がおこりますが、鼻水を止める効果があります。
鼻の下がヒリヒリするのはティッシュで擦れるからではなく、鼻水の成分で皮膚が溶けているのです! 鼻をかんだ後に保湿クリームを塗っておくと、皮膚が赤く荒れてしまうのを予防できます。
赤ちゃんや子供の鼻水はどうすればいい?
口呼吸が苦手な乳幼児にとって、鼻づまりは大人以上につらいもの。耳鼻科受診が一番ですが、家庭では鼻水の吸い取り器を活用するのも手。湿気も大切なので加湿器なども利用を。
子供が一人で鼻をかめるようになるのは幼稚園以降。家では専用の鼻吸い器を使いましょう。耳鼻咽喉科の先生が考案したもので、逆流の心配がないものが使いやすくておすすめです。
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