日本では女性の15人に1人が「乳がん」になるといわれています。しかし、ごく早期に発見できれば、なんとほぼ95%が治る可能性があるともいわれているのです!早期発見のための方法を詳しく見てみましょう。
乳がんの検査方法
マンモグラフィー(乳房X線検査)とは、乳腺専用のレントゲン検査のこと。2枚の板で乳房を挟み、乳房を平べったくして撮影します。平たくすることで、しこりとその周囲にある正常乳腺の差を際立たせることができます。痛いと思ってらっしゃる方もいるかと思いますが、乳房を圧迫している時間は数秒~10秒ほど。検査中は力を抜いてなるべくリラックスする、検査前に自分で乳房をよく揉みほぐしておくなどで痛みを和らげることもできます。
やり方はとても簡単です。お風呂に入っているときやお風呂あがりなどに、自分で触ってしこりなど異常がないかを確認してみてください。自己検診の頻度は、1カ月に1度などなるべく定期的に行なってください。
乳がんについての疑問
しこりがあるからといって、必ずしもそれが乳がんであるわけではありません。ほとんどは、乳腺症や線維腺腫、乳腺炎という病気の場合もあります。いずれにせよ、しこりを感じたら病院でしっかり検査してもらいましょう。
乳がんの危険因子のキーワードは「年齢」「遺伝」「エストロゲン」です。日本人女性の発生率は30代から上がり、40代後半がピークになります。そして、家族の中で乳がんにかかったこことがある方がいる場合は注意が必要です。また「エストロゲン」は生理と関係してきます。詳しくは記事で確認してみてください。
お酒を飲む人は乳がんになるリスクが高くなるというのが、欧米での研究結果により明らかになっています。また、寝るのが遅い人も、乳がんリスクが高いことも米国での調査で明らかになっています。
各種イベントへの参加も学びにつながる
乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える」ことをビジョンとしたピンクリボンフェスティバルは、今年で13年目。誰でも申し込めるウォーキングイベントや、乳がんをテーマにしたセミナーなども開かれます。
ピンクリボン運動は企業やマスコミ、NPOが連携して様々キャンペーンを行っており、参加・体験イベントもあります。オールアバウトのグループ会社、オールアバウトライフワークスが運営する「楽習フォーラム」でも、ピンクリボンアクセサリーワークショップを開催し、ピンクリボン運動に参加しています。
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