ロジカルシンキングって?

ロジカルシンキングとは、「論理的思考」という意味の言葉です。「論理」という枕詞があると、数学や論理学といった難しいことを思い浮かべてしまうかもしれませんが、ロジカルシンキングは「難しいことを表現するためのスキル」ではありません。

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では、いったいどんなスキルなの?

「複雑で込み入ったものを、誰もが簡単にわかるように表現するスキル」「誰もが誤解ないようにコミュニケーションとることができるスキル」といったほうが的確です。ビジネスの現場で日々使う実践的なスキルなのです。

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難しいことを簡単に説明するということのようです。これは、かなり難しい技術ですよね。

ロジカルシンキングの具体的手法とは?

ロジカルシンキングには、基礎となる手法がいくつかあります。とくに、次の3つがロジカルシンキングの根幹をなす基本手法です。
・2つの推論方法、演繹法と帰納法
・論理を組み合わせるロジックツリー・ピラミッドストラクチャー
・抜け漏れをなくすMECEの考え方

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それぞれの項目を具体的に見てみると……

論理をつなげて結論を引き出す「演繹法」

演繹法は、「××だから、○○である」という論理を数珠つなぎにしていき、結論を引き出す方法です。代表的な例に、アリストテレスの3段論法というのがあります。これが演繹法です。

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大前提: すべての人間は死すべきものである
小前提: ソクラテスは人間である
結論:  ゆえにソクラテスは死すべきものである

このように式を次々に繋げていって推論を重ねていく手法なので、「数学の考え方」に近いといえましょう。

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一般的には論理というと演繹法を指す場合が多いようです。ただ、論理が長くなりがちなのが難点です……。

多くの事実から類似点をまとめて結論を出す「帰納法」

帰納法は、多くの観察事項(事実)から類似点をまとめ上げることで、結論を引き出すという論法です。

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例えば、「A社は新製品が出ていない」「A社の従業員が多くやめている」「A社から支払いの先延ばしがあった」といういくつかの事実から、「A社は経営難に陥っている」という結論を引き出すというものです。帰納法は、複数の事実を元にして論理を展開するため、客観的で説得力のある理由付けができるようになります。観察事項(事実)を積み重ねて結論を出すところは、「理科の実験」的な考え方といえそうです。

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帰納法で重要なのは“納得感”で、客観的な事実の積み上げがあまりできていないと納得感に欠けてしまいます。

論理を組み合わせるロジックツリー・ピラミッドストラクチャー

ピラミッドストラクチャーでは、下から上にツリーをさかのぼります。例として「導入するサーバーはD社のサーバーにすべきである」の理由付けとして、

・競合に比べて最も安い見積りである
・サポート面でも実績がある
・業界スタンダード仕様で柔軟性がある

といった理由をツリー上に構成したものが、ピラミッドストラクチャーの形をしています。

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ロジックツリーでは、ツリーの一番上にある論点を、ツリーの下にいくにしたがって細かい論点に分けていきながら、問題の構造を明らかにします。例として「売上が頭打ち」を3つの要素に分解したツリーをあげます。

・顧客の数が伸びないので(売上が頭打ち)
・製品単価が上がっていかないので(売上が頭打ち)
・顧客あたりの購入数が伸びないので(売上が頭打ち)

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ロジックツリーはプロジェクトなどで「問題の原因を探す」時に力を発揮しますが、どんどんツリーが細かくなり複雑化する可能性も……。

抜け漏れを見逃さないMECEの考え方

ミーシーと発音し、Mutually Exclusive、Collecticely Exhaustive の頭文字をとったものです。日本語に訳すと、「漏れがなく、ダブりもない」という意味になります。

MECEを活用することによって、正しく全体像を捉えているかどうかを認識することができます。

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ちょっとこれだけじゃ何がなんだか分からないですね……。

MECEの本質は「全体を捉えてそれをいくつかの分類に正しく分けること」です。その際にキーポイントになるには、どういう視点で分けるのか? どういう切り口でわけるのかということです。

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携帯電話市場の例で言えば、「20代」「30代」「シニア」というのは、年齢の切り口です。「スマートフォン」「ガラケー」というのは携帯のタイプの切り口です。「個人」「法人」という切り口もあります。「ファミリーで使う」「恋人で使う」「仲間で使う」というのは用途の軸や、ライフスタイルといったものかもしれません。

全体を分類するには、いろいろな切り口があります。目的にそって、どの切り口をつかってわけるかということが大事なります。

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つまりは、抜け漏れ、重複がないように分類していかなければならないということですかね?

ロジカルシンキングが役立つ場所とは?

・考えを体系だてて整理して、文化や商習慣の違う相手にも的確に説明できる
・会議をスムーズに進行させ、議論のポイントを的確に整理する
・長い会議が短く有効なものになる
・ロジカルかつシンプルなプレゼンで、相手を動かすことができる

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・職場のボトルネックや問題点を整理し報告・改善させる
・複雑にからみあった問題の解決の糸口がわかるようになる
・複雑な契約書、複雑な取引条件などのポイントが理解できる
・部下への指示の出し方が明確、簡潔になる
・コミュニケーションがシンプル、分かりやすく、力強くなる

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なるほど、ロジカルシンキングというと、なんとなく高尚なものを思い浮かべますが、普段の仕事でかなり使えるスキルなんですね!