発達障がいの記事や書籍制作をライフワークとするライター

編集制作会社にて、書籍や雑誌の制作に携わり、以降フリーランスの編集・ライターとして活動。ライフワークとして、発達障がいにかかわる書籍や雑誌等の編集や取材・ライティングに携わっている。自分の子育ての経験や取材で得た知識を子育てサポートに活用している。

ガイドからの挨拶

私が育てにくい子、気になる子と言われる子どもたちの子育て支援にかかわるようになったのは、ご多分にもれず自分の子どものおかげです。どうしてもうまくいかない子育て、ほかの子どもとのトラブルばかりで、毎日保育士さんやお友だちのお母さんに謝る生活につかれていました。

そんなときに、「発達障がい」や「自閉症スペクトラム」という概念を知ったのです。知れば知るほど自分の息子に当てはまる、でも、行政の支援を受けるほどでもない息子。誰も助けてくれないと毎日泣き暮らしていましたが、今考えてみるとさまざまな方に支えられていたことに気づきました。保育園ママ友、保育士さん、お姑さんやお舅さん、支えがなければ、きっとつぶれてしまったでしょう。

そして、周囲が困る行動を示す子どもは、実は、本人が一番困っていることに気づきました。保護者がその子の特性を理解し、その子に合わせた支援を行うことで、問題行動は減ります。子どもたちの問題行動には、すべて理由があります。その子たちが、すべて発達障がいと診断されるわけではありません。発達の未熟さからくる行動であることも多いでしょう。周囲が困る行動をしてしまい、叱られたり、注意されたり、仲間外れにされれば、その子の自己肯定感はどんどん下がっていきます。

まずは、行動を起こしてしまう理由を探り、そうならないための環境を整えることです。そんなことを今子育てに悩んでいる人たちに伝えて、母も子も笑顔で毎日を送ってほしいと思います。

経歴・バックグラウンド

ワードクロス時代にミネルヴァ書房の『ふしぎだね!? 自閉症のおともだち (発達と障害を考える本)』シリーズを企画して、第4巻まで編集にかかわる。 ワードクロス退社後は、発達障害にかかわる書籍や雑誌等の編集や取材・ライティングに携わっている。『ADHD、アスペルガー症候群、LDかな?と思ったら…』(安原昭博:著 企画編集:原佐知子 明石書店)『ADHD・アスペ系ママ へんちゃんのポジティブライフ』(笹森理絵:著 企画編集:原佐知子 明石書店) 現在、 ●金子書房 『自閉症スペクトラムの子を育てる家族を理解する 母親・父親・きょうだい の声からわかること』(企画取材執筆を担当)2014年3月刊行

今はライフワークとして、発達障害にかかわる書籍や雑誌等の編集や取材・ライティングに携わっている。また執筆だけでなく、親子のコミュニケーションや大人の発達障害についてセミナーやワークショップ講師としても活動中。

経営・所属している企業・団体・協会

障がい児者の医療を考える会がじゅまる(事務長)
※活動にて「耳・鼻・のどのびょういんてどんなところ?」小冊子制作(編集・執筆・プロデュース)
大田区 発達障害ネットワークlink代表
元大田区自閉症児を持つ親の会翼 コーディネーター

好きなことば・座右の銘

情けは人のためならず